タイ旅行・移住

<まとめ>東南アジア8か国のリタイアメントビザと投資家ビザ取得方法

東南アジア リタイアメントビザと投資家ビザ

こんにちは。

以前の記事「投資ビザでヨーロッパに移住する方法」 で投資家ビザ(ゴールデンビザ)でヨーロッパの国に移住する方法や金額をご紹介しましたが、今回はアジア編です。

ただ、アジアは投資ビザよりも早期退職ビザ(リタイアメントビザ)の方がお手軽だし、安いので、こちらをメインにご紹介していきます。

同じアジア人として、ヨーロッパよりは周りに溶け込みやすいと思いますし、日本にも5-6時間で帰国できるので、なにかあったときにも安心ですね。

今回はマレーシア、シンガポール、タイ、カンボジア、ラオス、フィリピン、ベトナム、インドネシアの8ヵ国+サイパンをご紹介します。

おススメランキングも付けているので、参考にどうぞ。

ラオス

おススメ度・・・★

シンガポールシンガポールラオス

ラオスはフリービザとアライバルビザがあって、15日以内の滞在ならフリービザで(延長不可)、16日以上30日以内の滞在ならアライバルビザ(30$必要)で入国できます。

投資家ビザ

さて早速なんですが、詳細は分かりませんでした・・・。

Investor Visa(投資家ビザ)はNI-B2と呼ばれるビザになるのですが、正式名称はビジネスビザとして大使館のHPに載っています。

なんですが・・・、金銭的な詳細が一切出てこないんです。オフィシャルサイトもそうですし、ビザ取得の代理店なども、英語と日本語で調べたのですが分かりませんでした・・・。

おそらくほかの東南アジアの国と同じで、高額なのであまり需要がないのかもしれませんが、わかり次第追記します。

リタイアメントビザ

残念なお知らせなんですが、リタイアメントビザはラオスにはありません・・・。(2019年2月現在)

となると、ラオスに長期滞在したい人は、会社を設立するか、ビザランする、就職するの3点です。

会社設立は、条件によっては100%外国資本でもOKみたいなので、タイの様に会社を乗っ取られる心配は少ないですね。(日本人のみでも会社設立が出来、ラオス人と共同で経営しなくてもいいという意味です。)

ビザランは回数制限が無いので、一応無限にできますが、ビザの期間が15日間なので2週間ごとにビザランに行かないと行けません。面倒くさいと思います。

しかも、近隣国のタイには年間2回まで(陸路の場合)、カンボジアはビザ代がかかるし、ベトナムは出国後30日は戻れないし、唯一の国は中国にビザランとなります

ですので、ラオスに移住したい人は、就職するか、起業するか、ラオス人と結婚するかになります。

こちらの「ラオス移住への道!基礎情報と移住に向いている街を紹介」にて詳しく話しているので、こちらもどうぞ。

フィリピン

おススメ度・・・★★★★★

フィリピン

フィリピンはいい国ですよね。

私の知り合いは、日本のフィリピンパブで今の奥さんと出会い、セブ島に移住しました。幸せそうで何よりですね。

ちなみにフィリピンは観光ビザ(アライバルビザで入国)の延長がかなり簡単で、最長3年間はビザの延長をできます。その後は一度国外に出て、また同じように観光ビザの延長をすれば長期滞在が可能です。

投資家ビザ(SIRV)

●年齢不問、75,000US$(約800万円)以上を株式もしくはコンドミニアムなどの不動産に投資

Special Investment Residence Visaと呼ばれるものなんですが、結構簡単にビザの取得が出来ます。滞在期間も、投資が続いている間は滞在できます。

一番良い方法は、この800万円で家を買ってそこに住む。移住完了です!

リタイアメントビザ (SRRB)

フィリピンのリタイアメントビザ(Special Resident Retirees Visa)は35歳から取得可能で、必要金額も2万$(約220万円)からと格安で、手数料が年間360US$(約4万円)かかりますが、就労が可能です。

ビザは3種類あるので各項目を簡単に紹介します。

SRRVスマイル

・・・35歳以上、預託金20,000US$(約220万円)、預託金の投資転換はできない

SRRVクラシック(預託金を投資転換できる)

・・・年金を受給してない50歳以上、預託金20,000US$(約220万円)

・・・50歳以上の年金受給者、預託金10,000US$(約110万円)

・・・50歳未満、預託金50,000US$(約550万円)

SRRVヒューマンタッチ

・・・治療、療養が必要な35歳以上、年金を月/1500US$(約18万円)以上受給、預託金10,000US$(約110万円)

詳しくはこちらで紹介しているので、一緒にどうぞ。

フィリピン移住への道!基礎情報と治安が良い移住向きの街を紹介

 ベトナム

おススメ度・・・★

ベトナム

ベトナムへの移住は、かなり厳しいです。リタイアメントビザはないし、アライバルビザは15日間しかないし、出国後は30日間期間を開けないと再入国できないし、ベトナム人は結構無関心だし(フレンドリーじゃない人が多い)、ただ、海はきれいだし、物価は安いしと良い面もあります。

投資家ビザ(DTビザ)

ベトナムに関しては、情報があまり出てこないし、政府のウェブサイトが見つからないのでどうやって申請するか分かりませんでした。

日本語、英語で色々検索したのですが、「ベトナムイミグレーション」や「ベトナム大使館」を名乗る一般企業のウェブサイトが乱立している状態です。

情報はある事にはあるんですが、いくら以上投資、と言うよりも会社を設立してビザを取得したという情報のみで、詳細が全然出てきませんでした。

ただビザ取得の代行会社が沢山あるので、そこに任せるのが一番かと思います。

リタイアメントビザ

先述したようにリタイアメントビザはありません。

長期滞在したい場合は、観光ビザ(主に1ヵ月間か3ヵ月間)を取得し、ビザランで再度ビザを取得するのが一番ですね。

こちらの「ベトナム移住への道!人気の移住地と基礎情報」で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらも一緒にどうぞ。

インドネシア

おススメ度・・・★★★★★

インドネシア

インドネシアはすっごくいい国ですよね。

物価も安いし、人もそんなに悪くないし。

さて、2019年2月現在では入国したときに、フリービザとアライバルビザのどちらかを選びます。

フリービザは、30日以下の滞在予定の場合に。(延長不可)

アライバルビザ(VOA)は、31日以上滞在予定の場合は、50万ルピア(約3900円)を払ってアライバルビザを取得し、30日になる前に延長することになります。(ビザが切れる7日前には延長の申請をしましょう。手数料35万5000ルピア/約2750円)

投資家ビザ(KITAS)

10億ルピア(約800万円)以上の株式を持つ取締役または監査役

100億ルピア(約8000万円)以上の株式を保有する取締役または監査役ではない人

インドネシアで100億ルピアって、現地人の200年分の給料に匹敵しますね。

それほど価値はあるでしょうか・・・?

リタイアメントビザ

●55歳以上

●月に1500$(約15万円)以上の収入があること(年金など)

●家政婦を一人以上雇う

●指定の観光地域に35,000$(約350万円)以上の宿泊施設を購入するか、家賃が500ドル(約5万円)以上の家を借りる事

他にも細かな条件があるのですが、大きなものだけ記載しました。

年金収入がある人にとっては結構簡単にクリアーできそうな条件ですね。

こちら「インドネシア移住への道!基礎データと人気の移住地」で、どのビザがいいのかや、おすすめ移住地、生活費など紹介しているので、よかったらこちらもどうぞ。

マレーシア

おススメ度・・・★★★☆☆

マレーシア

投資家ビザ

最初は、日本人に人気の移住先であるマレーシアの投資家ビザのご紹介です。が、マレーシアの投資家ビザは2億円近くかかるので、価値はあまりないです。

2億円も使って住む国じゃないですし・・・。

という事で、この項ではマレーシア・マイセカンドホーム・ビザ(MM2H)と言う最長10年間の滞在が出来るビザをご紹介します。

10年?短いな・・・。って方は延長をできますので、ご安心を。

就労は条件付きで出来るようですが、ほぼできないと考えていたほうが良さそうです。条件がいろいろ厳しいみたいですね。

マレーシアはムスリムの国なので、適応が難しい場面もあるかと思いますが、ランカウイ島なんかは人気の移住地で、日系企業も多く、食生活に困ることはないですね。

マレーシア・マイセカンドホーム・ビザ(MM2H)

50歳以上の場合

  • マレーシアの金融機関に15万リンギット(約450万円)を定期預金する(資金証明には35万リンギット必要)
  • マレーシア国外で月収1万リンギット(約30万円)がある事

50歳以下の場合

  • マレーシアの金融機関に30万リンギット(約900万円)を定期預金する(資金証明には50万リンギット必要)
  • マレーシア国外で月収1万リンギット(約30万円)がある事

移住にかかるお金自体はそれほど高くないですが、マレーシア国外で約30万円の月収を確保することが必要なので、ちょっとハードルが高いですね。

また、ビザの申請には保証人が必要で、その保証人は2000RM(約5万5千円)の月収が必要です。

英語ですが、下記公式ページにて詳細を確認できます。

マレーシアMM2H

また、こちらで詳しくマレーシアのビザや基礎データを紹介しているので、ご一緒にどうぞ。

マレーシア移住への道!基礎データと人気の移住地




シンガポール

おススメ度・・・★★☆☆☆

シンガポール

投資家ビザ

最近は教育のために移住する方が多い、シンガポールです。

で、またまたなんですが、シンガポールも投資ビザを取るには2億円以上必要になってくるので、投資家ビザを取る価値はないですね

また、マレーシアやタイの様にリタイアメントビザがないので、会社を設立して移住する人が多いみたいです。

グローバル・インベストメント・プログラム(Global Investment Program)

  • シンガポール以外の国ですでに3年以上の事業を行っていて、年商がシンガポールドル50,000,000(約40億円)以上ある事

コチラは起業家や会社の社長さん向けのビザなんですが、永住権もとりやすいみたいです。

ただ、ハードルは高いですね・・・。

私たち一般人には、現実的じゃないですね・・・。

シンガポールの詳しい情報は「シンガポール移住への道!基礎データと人気の移住地」を参考にどうぞ。

起業家ビザ

  • 金銭的には、50,000シンガポール(約400万円)以上の資本金で事業を始めること

ただ、家族も一緒に移住させるためには、ちょっとハードルが高いです。

  • 起業家ビザを取得した本人のビザの更新を1回以上した後にのみ、ディペンデントビザ(家族ビザ)の申請が出来ます。また、起業した会社が150,000シンガポールドル(約1350万円)以上の支出をしていて、4人以上のシンガポール人を雇っている必要があります。

こちらは比較的少額でビザを取得できるので、紹介した中では一番良い方法かと思います。

ビザは1年更新です。

タイ

おススメ度・・・★★★★☆

ホアヒン 観光スポット

微笑みの国タイ。私も住んでいる国です。

個人的には今回紹介した国の中で、ダントツにお勧めの国です。

投資家ビザ

●一千万バーツ(約3500万円)以上の不動産を買う、もしくは同額以上の預貯金をタイで3年以上する 、同額以上の国債を買う

タイで3500万円使うと言ったら結構難しいですね。一般タイ人の年収の約100年分ですよ。 まぁ、外人向けのコンドミニアムなど買えば3500万円はすぐに使えると思いますが・・・。

現実的には、3500万円の預貯金をし、2百万バーツ(約700万円)ほどのコンドミニアムを買えば、実質700万円でビザを取れるので、安いと言えば安いですし、タイに住みたく無くなったら、ビザを更新せずに預貯金を引き上げればいいので、リスクは低いですね。

リタイアメントビザ

  • 50歳以上で80万バーツ以上(約300万円)の預貯金をタイの銀行に預ける。もしくは年金収入が月に6万5千バーツ(約23万円)以上あること

このビザを取っている人は多いです。だって簡単だし、資金もそんなにかからないから。

300万円だったら何とかなりそうですね。詳しくは下記のリンクから調べて下さい。

タイ王国大阪総領事館

一般的にリタイアメントビザと呼ばれるものは2つあります。

  1. 退職者長期滞在ビザ(O Aビザ)
  2. 年金ビザ(Oビザ)

一つ裏話ですが、私の知り合いのドイツ人は、パタヤの語学学校に通っていて(ほとんど通学してないですが・・・)、そこで学生ビザを取得してタイに住んでいます。

1年間の学生ビザ代が3万バーツ弱(10万円弱)で、学校側が書類も全部用意してくれてビザを取得しました。

こちらの「タイに移住したい人あつまれ!タイに移住する7つの方法徹底ガイド」で詳しく紹介しているので、こちらも参考にどうぞ

カンボジア

おススメ度・・・★★★★★

カンボジア

最後に私が東南アジアで一番好きな国、カンボジアです。

投資ビザはある事はあるのですが、高すぎるので需要はないと思いますが一応・・・。

citizenship by investmentという事なので、投資したら絶対ではないようですが、市民権が得られるみたいですね。

リタイアメントビザでのカンボジア移住が一番安いので、要チェックです!

投資家ビザ

●12億5千万リエル(約3500万円)以上の投資もしくは10億リエル(約2800万円)以上の寄付を行う

高すぎます・・・。

ということで、別のビザもご紹介します。

リタイアメントビザ(ERビザ)

  • 55歳以上

条件はこれだけです。

このビザは昨年の2018年に始まったばかりで、ちょっと情報が交錯しているようですが、あまり必要な書類も無い様ですね。

今まではEビザ(業務ビザ / ビジネスビザ)で入国し、1年間のビザ延長を3万円程で出来たので、リタイアメントビザを取る必要がある人が少なかったようですが、このEビザ(現在の名称はEBビザ)もワークパーミットや在職証明といった書類が必要になったので、今後リタイアメントビザに切り替える人が増えてくると思います。そうなればもう少し情報も出てくると思います。

補足)55歳以上であればビザ取得ができ、他に提出書類などないみたいですが、年金の受給状況や、預金、収入状況など証明が必要かもしれません。

サイパン

おすすめ度・・・★★★★

サイパン

当然東南アジアではないんですが、南国つながりでサイパンです。

ハワイより安めですが、物価はそんなに安くないし(月15万ー20万目安)、ビーチにはナマコが多いし、やることがない等あんまりいいところがないですが、考えようによってはすごくいい場所だと思うので、紹介します。

はっきり言って、移住しやすさではトップレベルだと思います。趣味に没頭した方や、老後に快適に過ごしたい人なんかには、ぴったりですね。また、成田空港からたったの4時間で行けるので、何かあったときにはすぐに日本に帰国できるのもポイントが高いですね。

ナマコがいるとは言っても、海はかなりキレイだし、シュノーケリングやサーフィン、スピアフィッシングなどのマリンアクティビティーが豊富なので、海好きにはたまらない場所です。

公用語は英語ですが、ホテルや観光地は日本語を喋る人もいるので、語学に不安がある人でも、すんなりなじめると思います。

リタイアメントビザ

●100,000US$(約1100万円)以上の不動産を購入、もしくは改築などに同額以上を投資

以上です。簡単でしょ?これもサイパンをお勧めする要因の一つです。1100万円で(一応)アメリカに移住できるので、お得ですね。

最後に

今後は年金も減るし、日本にいることが息苦しくなるかもしれません。

また、日本の場合は、老後の資金として2千万が必要と言われていますので、物価の安い国に移住したら元気でやっていけそうですね。

ついでになんですが、ミャンマーは投資ビザがあるようですが、詳細分からず。リタイアメントビザはないです。

また、移住先の視察に行くときは、保険を忘れずに。クレジットカードに海外旅行保険付きのものを持っている人も多いと思いますが、東南アジアでも入院なんてなったら、けっこうな請求が来ることもあります。

こちらの「年会費無料で海外旅行保険付きのクレジットカード5選」に海外旅行におすすめのクレカを紹介していますので、2枚目、3枚目のカードにどうぞ。

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