ラトビアに移住したいですよね? 私もです。でもちょっと寒いかも。
ん? ラトビアってどこ?
何か昔のソ連っぽい名前ですよね。
さて今回は、知らない人が多いんじゃないかなって言う国、ラトビアを紹介します!
良い国ですよ、かわいい子も多いし。
Contents
ラトビア共和国

ラトビアはバルト3国の一つで、バルト海に面しています。1990年にソ連から独立した国で、面積は九州本島の約1,7倍と結構大きい国ですね。公用語はラトビア語ですが、ロシア系住人も押いのでロシア語も広く使われています。
また、観光地であれば英語はほとんど通じるのですが、田舎に行った時通じない事の方が多いです。若者であればほとんど大丈夫ですが、年配の人たちは英語が話せないことが多いです。
首都はリガで、内陸部は手つかずの自然、湾岸部ではバルト海岸が見所です。
2013年の人口は約201万人なのですが、2019年現在は約190万人と人口が減っています。これは、若者を中心に他のEU加盟国に移り住む人が増えたためと言われていますね。
ちなみに、2006年にEUに加盟したので、通貨はユーロを使っています。
ラトビアは電圧もコンセントのプラグも形状が違うので、変換プラグがないとスマホなどの充電ができません。物によっては変圧器も必要です。変圧器と変換プラグをamazonで調べる
ビザ
先ほども紹介したように、EU加盟国なので90日以内の滞在は、ビザはいりません。もっと長期滞在したい場合は、留学して学生ビザの取得や、投資家ビザなんかがあります。
こちらの「投資ビザで移住する方法おすすめ15カ国」、「リタイアメントビザで安く移住できるヨーロッパの国9選」で詳しく説明しているので、参考にどうぞ。
ラトビア人は美人が多い

ラトビアは、ラトビア、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ドイツ、エストニア、リトアニア人など様々な民族が住んでいて多様性がありますね。
ラトビア人は美男美女が多いってご存知でした?
まぁ旧ソ連の国は、本当に美人が多いですもんね。もちろん北欧に位置するラトビアは、金髪が多いです。
ラトビアに行ったら、カフェに座って何時間でも人間ウォッチングしちゃいますよ。笑)
国民性
旧ソ連の国の人にありがちなんですが、結構控えめな人が多い気がします。おしゃべりな人がいない、とは言いませんが、「話すことは銀。沈黙は金」と言ったことわざもあるように、控えめで勤勉な人たちですね。
また、北欧の人にみられがちなんですが、あまり人を信用しないというか、壁がある感じです。ただ、仲良く慣ればそこは解消されますが。
治安

治安については、私たち日本人は損をしていますね。だって、日本みたいに治安がいい国なんて、数えるほどしかないからです。
ラトビアは比較的治安が良いとされていますが、旧市街や中央市場など人が多く集まるところではスリなどの軽犯罪が起きています。また、ラトビア駅の裏手にある地域・マスカヴァス(Maskavas Forstate)はバーなどが多いのですが、ぼったくり被害もあってるみたいなので気をつけましょうね。
どの国に行ってもそうなんですが、観光客100%な格好をしていたらターゲットになりやすいので、服装に気をつけたいですね。
水道水は飲める?

ちょっと残念なお知らせです。日本の軟水に慣れている方は、お腹が緩くなるかもですね。石灰や鉄分が多いですが、地元の人の多くは当然水道水を飲んでいますし、ヨーロッパ人の観光客の多くも水道水を飲んでいます。
私もヨーロッパに初めて来た時は、水質が違うのでお腹がゆるくなることが多々ありましたが、1−2ヶ月で慣れた後は全然大丈夫でした。
日本のウェブサイトには飲まないほうがいいと書いてあることが多いですが、旅に慣れている人だったら全然大丈夫です。不安であれば、沸騰させてから飲むか、スーパーで水を買うかです。
一つ注意点で、夏場の暑い時は暖かいお湯が出てくることがあるのですが、これは飲まないほうがいいです!ラトビアに限らず、暖かい水はウィルスが繁殖しやすい温度なのでやめたほうがいいですね。冷たい水が出てくるまで蛇口をひねっておきましょう。
気候

チャートをみてもらったらわかるように寒いですね。笑)
年間の平均気温は+5,6度、一番暑い月である7月の平均気温は17度で、冬の12月、1、2、3月は平均最高気温が1度以下です。はい、寒いです。
夏場でも木陰に行くとひやっとするので、寒いのが苦手な人はきついですね。
物価
首都のリーガの物価を紹介します。
スーパーで売られている商品 | 値段 |
---|---|
お米1kg | 1,32ユーロ |
パン1斤500g | 85セント |
卵12個入り | 1,7ユーロ |
鶏胸肉1kg | 5,2ユーロ |
牛肉1kg | 6,79ユーロ |
りんご1kg | 1ユーロ |
バナナ1kg | 1,3ユーロ |
トマト1kg | 1,66ユーロ |
じゃがいも1kg | 47セント |
レタス1玉 | 1,15ユーロ |
国産ビール500ml | 1ユーロ |
輸入ビール330ml | 1,18ユーロ |
マルボロ1箱 | 3,8ユーロ |
また、家を借りると以下のようなコストもかかります。
光熱費 | 168ユーロ/月 |
---|---|
インターネット | 15,8ユーロ |
家賃(市内1bed room) | 390ユーロ |
家賃(市外1bed room) | 274ユーロ |
家賃(市内・家族用) | 687ユーロ |
家賃(市外・家族用) | 468ユーロ |
税引後の平均給与 | 803ユーロ |
ラトビアは給料も安いですが家賃も比較的安いですね。別の記事で紹介している他の国では給与と家賃がほとんど変わらないところも多かったですしね。
ちなみに、ラトビアのリタイアメントビザの取得要件ってすごく緩いんですよね。年金を約7万5000円以上もらっていたら申請資格があります。
詳しくはこちら「ラトビアにリタイアメントビザで移住する方法」をご覧ください。
リガのレストラン

リガには多くのレストランがありますが、ここのtaverna pie sena rigaはラトビアの伝統料理を提供していて、スタッフも伝統的な格好をしているユニークなレストランです。
お値段も手ごろで、1皿6-8ユーロがほとんど、お肉などでも14-18ユーロくらいです。リガに来たなら是非行きたいレストランですね!
ラトビア🇱🇻のリガにある【taverna pie sena riga 】@tavernariga は、船の中にいるかの様なレストラン
メニューが羅針盤だったり、イカリのような家具があったり
巨大な魚料理も必食🐟
The place is unique as the menu is like a compass. You can feel as if you were on a ship.#Riga #Latvia pic.twitter.com/F2ocf5IkLG
— おぐおぐ@ヨーロッパトラベラー (@1ruJRa5Wc5QZGME) September 27, 2019
<おぐおぐさん、写真ありがとうございます!>
交通機関
リガはバスなどの公共機関が発達しているので、ほぼ困ることはないと思います。また、他の街に移動するにしても、ナイトバスやエクスプレスバス、電車があるので簡単に移動できます。
公共機関は以下のものになります。
- バス
- トラム
- トローリーバス
- ミニバス
- 電車
切符は駅のそばにあるキオスク、もしくは車掌から直接買えます。
回数券や、時間制の切符があるので予定にあったチケットを買うとお得です。
例えば、ラトビアに3日滞在するのなら、3日間有効のチケットが10ユーロ、5日間なら15ユーロ、などです。1回きりしか使わない人は、1回券1,5ユーロで十分です。
詳しくは、リーガ公共機関の公式ページrigassatiksme.lvをどうぞ。
電車も切符売り場で購入か、電車内で車掌からも購入できます。
電車の行き先は、リガから7都市を結んでいて、トゥクムス、リエパーヤ、ダウガウピルス、ズィルペ、グルベネ、ワルガ、スクルテに行けます。
詳しくは、電車会社の公式ページ1188.lvをどうぞ。
観光スポット

リガには観光スポットが密着しているので、観光にうってつけの街ですね。しかもリガは、13世紀ごろにドイツ騎士団が征服した時に作られた街なので、中世のドイツの街並みが残っている街です。
街を散策するだけでも、建造物など見所がたくさんですね。
旅行会社大手は、ラトビアのツアーもやっているので、参考にどうぞ。

市庁舎広場(Town Hall Square)

旧市街の入り口で、いつも人で賑わっている場所です。
以下に紹介する聖ペテロ教会や、ブラックヘッドハウス、占領博物館などがすぐ近くにあり、リガ大聖堂も徒歩5分くらいの場所にあります。
ここは観光スポットと言うよりも、頻繁に行き来するだろうなと思ったので紹介しました。
3人兄弟(Three brothers)

3人兄弟、もしくは3人兄弟の家と呼ばれる博物館です。右手にある白の家は、15世紀に建てられたもの。真ん中の黄色の家は、1646年。緑の建物は、17世紀後半に建てられた民家です。
何が面白いかと言うと、兄弟のように寄り添っているところと、建築様式が全部違うんですね。
右手の家はゴシック調で、真ん中はマニエリスム調、左はバロック調となっています。すごいですよね。
リガの旧市街の真ん中にあるので、是非立ち寄ってください!
聖ペテロ教会(St Peter’s Church)
<教会は左奥の鉄塔のものです>
この教会についての最古の記録は1209年火災のことなのですが、それから修理修復などを重ね、今に至ります。ただ、第二次大戦中に焼失し、修復されたのが今に残っています。
教会は無料ですが、展望台に登るのは7ユーロです。
スウェーデン門(Sweden Gate)

スウェーデンゲートは旧市街に位置していて、ひっそりと佇んでいますが、観光客が写真を撮っているので、「あっ!コレか」って気付くかと思います。
私はここを通るたびに、「なんで写真を撮っているんだろ?」って思っていたのですが、有名みたいですね。って言っても、こじんまりしたただの門ですが・・・。
歴史背景は、リガの女の子がこの時代に駐在していたスウェーデン兵と恋に落ち、この門で密会したと言うものです。この時代、リガの人は外国人との接触が禁止されていたので、この女の子は壁に埋められたという、かわいそうなお話です。
夜には歩きたくない場所ですね・・・。
ルンダーレ宮殿(Rundāle Palace)

1700年代に建てられたバロック調のお城で、この2階建ての宮殿には138もの部屋があります。映画に出てくるようなお部屋ばかりなので、すっごく楽しめます!
また、2005年からバラ庭園の建造が始まり、今では1万2000種のバラがあるので、是非見に行って欲しい場所です!
場所はリガから2−3時間ほどの街、ルンダーレにあります。
入場料は細かく分かれているのですが、Long Route + French Gardenで11,7ユーロです。
詳しくは、Rudales Pils Muzejs(公式ページ)をどうぞ。
バルト海沿岸

バルト海沿岸部は、リゾート地ユールマーラや、ソ連だったために手付かずのクルゼメ西部、フィッシャーマンビレッジなどバリエーションが豊富なところです。
長居する方は、ぜひこちらにも足を伸ばして見てください。
最後に
ヨーロッパにしては物価も安いほうだし、国自体も魅力的なので機会があれば是非行ってみてください。
バルト海沿岸は、のんびりしたところ、観光客で賑わっているところもあり、楽しいと思いますよ。
ヨーロッパに移住を考えている方は、ちょっと寒いですがラトビアは物価も安いのでオススメですね。
ラトビアは約10万ユーロの投資で、投資家ビザが取れるし、EU圏内なので他の国にも行き放題だし、いいところが多いです!
ヨーロッパに投資ビザで安く移住できる国を「投資ビザで移住する方法・ヨーロッパの15カ国」で紹介しているので、こちらも参考にどうぞ。