テキーラにコロナ、日差しが強いのでソンブレロ。考えただけでワクワクする国ですね。
ビーチは凄くきれいで、物価も安いし。
ん?どこの国?
メキシコですよ、メキシコ。
私はタイで起業する前は、メキシコで起業しようとしてたんですよね。諸々の事情でタイにしましたが、私の中でTOP5に入る良い国です。
メキシコシティもいいですが、個人的にはカンクンですね。旅行できても楽しめるし、老後に移住しても安全だし、安いし、人は親切だし。
今日はそんなメキシコをご紹介します。
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メキシコ
位置的に中央アメリカかと思われがちですが、北アメリカの南部に位置する国で、首都はメキシコシティ。人口は約1億2600万人で、スペイン語圏で一番の人口を誇っています。
通貨はメキシコペソで、1ペソ=約5,5円と10年前に比べかなりのペソ安が進んでいます。(2009年1ペソ=10,5円)
ちなみに、メキシコの呼び名はかなりの日本語読みで、英語ではメクスィコ、スペイン語ではメヒコとなります。メキシコという国名の意味は、「アステカ族の守護神メシトリの地」という意味です。
また、メキシコには時間帯が3つあり、ティファナなどの北部は日本時間のー16時間で、中部は―15時間、メキシコシティやカンクンは―14時間になります。
有名なものは、マヤ遺跡にビーチ、カンクンにある海底美術館、あとは物価が安い、お酒が安いなどでしょうか?(笑)
物価が安いとは言っても、GDPは韓国と同じくらいで、名目GDPは世界15位なので、実はすごい国なんです。 ただ、一人当たりのGDPは約1万ドルとなり、日本の1/3以下になります。
海外旅行や移住した時にいつも「日本人でよかったー」って思うのは、日本より物価が高い国なんて数えるほどしかないから、海外に出たらリッチになれるってところですね。
メキシコ人
メキシコの人種は、メスティーソ(スペイン人と先住民の混血)が60%で、先住民が30%、白人が9%。残りは、日系人やアフリカ系の住民がいます。
国民性
国民性はと言うと、良く喋る、ナマケモノ、ラテン系。これに限ります。(笑) しかも女性はスキンシップがかなり多いです。「チャオ」でキスしてくるし、喋ってるときにも腕など恋人かの様に触ってくるし、本当に何度も勘違いしちゃいました。
まぁ、それくらいオープンな人たちです。
治安
<dlift.jpより引用>
治安は、悪いですね。というか、悪い地域はすっごく悪いです。治安ランキングでは136位/163ヵ国中と、実際以上に悪く書かれている感もありますが、悪いことになっています。(よく見るとタイが133位とかなり悪いようですが、タイはかなり安全な国ですけどね・・・)
私はそんな知識なくメキシコを旅行していたので、危険だと思ったことは無いですが、軽犯罪から重犯罪まで昼夜を問わず起きていて、特にアメリカとの国境地帯、チワワ州は危険みたいですね。
対策は、危険な地域に行かない、夜間のバスや地下鉄の利用を極力避ける、安全じゃなさそうな地域は、ツアーを使って観光する、とかですね。
私は以前カンクンのコンドミニアムに住んでいたのですが、メキシコ人は立ち入れないビーチになってたり、警備員の配置、厳重なドアなど、聞いた感じは恐いですが、かなり快適に過ごせましたよ。
外務省HPで危険地域が見れるので、確認してみて下さい。ちなみに、メキシコシティは4段階でレベル1、「十分注意してください」となっています。カンクンは安全地域となっていますね。
ちなみにメキシコには1万1775人の日本人が住んでいて、移住しても日本人コミュニティーがあるので色々情報交換をしやすいですね。
ビザ
嬉しいことに、メキシコは180日以内の観光目的での訪問ならビザは必要ありません。6ヵ月って言うのは嬉しいですね。最近は30日や90日がほとんどなので。
ただし、アメリカ経由の飛行機で行く場合は、ESTA(電子渡航認証)が必要になります。
これはアメリカに滞在しなくても、乗り継ぎになるとアメリカに入国して次の便に乗る事になるので必要なんですね。
ESTAの申請は簡単なので、下記リンクより自分でできます。(日本語)
メキシコに行く飛行機の中で、FMMという入国カードの記入もありますが、一般的な入国カードなので、必要事項を記載してください。
また、180日以上の滞在をしたい方は、留学や就職、結婚、リタイヤメントビザの取得などの方法があります。
留学であれば下記のエージェントがメキシコの語学学校25校と提携しているので、興味がある方は金額など質問してみて下さい。
メキシコの語学学校ならschool withまた、エージェントを使っての転職・就職なら、こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
水道水は飲める?
結論から言うと、飲めない地域がほとんどなので、飲まない方が良いですね。いくつかの高級ホテルは水道水が飲めるようにしてある所もあるのですが、一般的にはペットボトルの水を飲みます。
もしくは、20Lほどの大きなボトルの水も買えるので、長期滞在の人はこちらがおすすめですね。
歯磨きに水を使っても問題ない人がほとんどだと思いますが、お腹が弱い人や、海外旅行が初めての方なんかは気を付けて下さい。
スパーで水を買うと安いので金銭的には支障は無いと思いますが、運ぶのが面倒ですね・・・。
あと、レストランの氷でお腹を壊したということが以前はあっていたようですが、私は問題なく氷を使っていました。
気候
<NOAAより引用>
メキシコシティの平均気温ですが、30度に行かないくらいと、あまり暑くないですね。とは言っても、私がいた時はめちゃくちゃ暑かったですけどね。
気温もほぼ一定しているので、私の様に季節の変わり目にいつも体調を壊す人にはおススメの場所ですね。
物価
スーパーで買い物したらかなり安いので、生活コストは下げれますね。現地のスーパーでの平均料金を紹介します。
2019年9月現在・1ペソ=約5,5円で計算
スーパーの商品 | 値段 |
---|---|
白米1kg | 105円 |
パン1斤500g | 158円 |
卵12個入り | 150円 |
鶏胸肉1kg | 495円 |
牛肉1kg | 732円 |
リンゴ1kg | 214円 |
バナナ1kg | 96円 |
オレンジ1kg | 90円 |
トマト1kg | 113円 |
ジャガイモ1kg | 120円 |
レタス1玉 | 82円 |
国産ビール500ml | 104円 |
輸入ビール330ml | 193円 |
ビールの値段が以前に比べちょっと上がっていますね。まぁ、大きいスーパーに行けば6缶入りで200円くらいで買えましたけど。
次は移住した場合のコストです。
光熱費など | 3200円 |
---|---|
インターネット | 2740円 |
家賃(市内1bed room) | 3万4567円 |
家賃(市外1bed room) | 2万2300円 |
平均月収 | 5万2523円 |
<numbeo.comより参照>
平均月収が5万円くらいという事で、贅沢しなければこのくらいで生活できますね。
交通機関
メキシコシティの移動は、基本的に以下の公共機関での移動になります。
- メトロブス
- メトロ(地下鉄)
- Tren Ligero(電車)
- Tren Suburbano(郊外に出る電車)
詳しくはMexicometro.orgをご覧ください。
メトロ
1回5ペソで、乗り換えなども出来、どこまで行っても同じ料金です。メトロカード(日本のSuica)で支払うか、1回ごとにチケットを買って乗車します。
メトロは市内をくまなく走っているので、使う機会が多いと思いますし、これだけ駅があるのにたったの5ペソ(30円弱)で乗れるのは激安ですね。
料金はカウンターで現金で支払うか、メトロカードを買って支払います。
メトロカードは、メトロ、バス、Tren ligero(電車)で使えるので、長く滞在する人は持っていた方がお得ですね。
カードは多くの駅に発券機があるので、そこで10ペソ(デポジット)プラス最低6ペソの運賃をチャージして買えます。
ちなみに20ペソ入れたらその分チャージされるので、必要ない場合は大きなお金を使わないように注意して下さい。
メトロブス
メトロブスは1回6ペソで全てのライン(路線)に乗ることが出来ます。こちらは、メトロカードのみでの支払いになるので、必ず乗車前に購入しましょう。
Tren ligero(電車)
トレンリヘロは軽い電車とでも訳しましょうか、メトロの延長っぽい駅からの電車です。こちらは、たったの3ペソで乗車できます。
こちらもメトロカードでのみで支払いができます。
Tren Suburbano
トレン・スブルバーノとは郊外に出る電車で、こちらは目的地によって値段は違いますが、6,5〜15,5ペソと格安です。
こちらもカードのみでの支払いができるのですが、トレン・スブルバーノ用にカードを買わないといけません。購入は駅の販売機でできます。
カードの料金が13ペソで、17ペソが運賃としてチャージされるので、初めてカードを作る時は、最低30ペソかかります。
観光スポット
遺跡とビーチがオススメです。私は多くのマヤ遺跡を回りましたが、本当に圧倒されると思います。
なんというか、古代の知恵が集結した芸術とでもいいましょうか、移動距離もありますが絶対に行く価値はあるので、旅のプランに入れてください。
個人でも回れますが、極力ツアー会社を通して行った方が安全ですので、メキシコのツアーを取り扱っている会社を紹介します。
チチェン・イッツァ(Chichen Itza)
私は、メキシコシティからカンクンまで飛行機で行き、そこからバスで行きました。カンクンからは2時間30分ほどで行ける場所にあります。
チチェンイッツァには多くの遺跡があるのですが、一番有名なものは「カステイィーヨ(El Castillo)」で、ククルカンの神殿とも言われています。
神秘的な神殿ですよね。こちらは4面に91段の階段があり、最上段には神殿があります。この階段91段X4面=364段、最上階の神殿の1段を足すとちょうど1年の日数と同じ365段になります。
またここは、秋分の日と春分の日に太陽が沈む時に西側に階段に蛇の姿(ククルカン)が現れるように設計されているんです。
ちなみに、カスティーヨは近くで見ると本当に大きく、急な勾配の階段なので登るのがちょっと怖いくらいでした。(当時一緒に行った彼女は登りませんでした)
チケットは値上がりしたので、今は480ペソ(約2700円)かかります。
コバ遺跡
コバーは、チチェンイッツァの南東60kmほどのところにあり、カンクンから2時間20分ほどで行ける場所にあります。
チチェンイッツァに近いとは行っても、同じ日に2つの遺跡に行くのは体力的に厳しいと思うので、別々の日に行くことをお勧めします。
こちらの特徴は、ジャングルの中に建造物が点在しているところです。また、建物の作りもチチェンイッツァと違った感じがします。ウィキペディアによると、グアテマラの影響を受けているようです。
いつできたのかは分からないですが、1世紀までには農耕が発達して、人口が増えていったということなので、かなりの古代の建造物ですね。
カンクン海底美術館
<Under water museumより引用>
こちらはイギリス人の彫刻家で、水中写真かでもあるジェイソン・テイラーが開設した美術館です。
海の中にあるので、ダイビングして行かないと行けませんが、カンクンの海は透明度が高く透き通っているので、一度行ってみたい場所です。
太陽のピラミッド
テオティワカン遺跡にある最大の建造物、太陽のピラミッド。
これは壮大な建造物です。メキシコシティの北東約50kmにあるので、みなさん、ぜひ行ってみてください。
メキシコに行って、ここに行かなかったなんて言うと、驚かれるくらいの場所です。
テオティワカンとは、紀元前2世紀〜6世紀まで栄えたテオティワカン文明の中心地だった場所です。テオティワカン人の宇宙観、宗教観を表すために計画的に設計された都市で、太陽のピラミッド、月のピラミッド、す者の大通りが基点となり各建物が配置されています。
イスラ・ムヘレス
こちらは観光地というよりも、まぁただの島なのですが、ゆっくりできるし綺麗な島なのでご紹介します。
ちなみに私はここに2ヶ月以上いました。やったことは、ビーチで寝転がる、本を読む、食べる、飲むだけです!笑)
でもすっごく綺麗なので、みなさんもぜひここでのんびり過ごしてください!
ちなみに、一番初めに「私はメキシコで起業しようか考えていた」と言いましたが、その場所がここ、イスラムへレスです。
最後に
メキシコは旅行でも、移住でも本格的に楽しめる国なので、機会があれば是非行ってみて下さい。
やっぱり歴史が長い国、地域は見所が多いので飽きないですね。
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