人気の移住先の一つとしてイタリアは、良くランキングにも出て聞くる国名ですね。
以前、「在留邦人数から見る人気の海外移住しやすい国」でも紹介しましたが、永住者は4789人で第13位になっています。(在留邦人数は約1万4000人・2017年)
イタリアは物価も安めだし、気候も良いし、食事はおいしいし、観光地も多いので見どころも沢山あるので移住しがいがありますね。
それでは、イタリアの基礎データや移住方法、人気の都市などを紹介します。
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イタリア基礎データ

南欧に位置するイタリアは基本的に温暖な気候ですが、北部と南部では異なり、北部はアルプス山脈があるため冬は寒いです。
また、南部は夏になると日差しが強いので日中は出歩く人が少なく、夕方以降に活動が活発になる地域もあります。
その他の特徴は以下になります。
- 公用語・イタリア語
- 首都・ローマ
- 最大都市・ローマ
- 人口・約6050万人
- 通貨・ユーロ
- 時差・日本のー8時間(夏は7時間)
- 1人当たりのGDP・3万1984ドル(日本の約3/4)
- 在留邦人・約1万4000人
- 失業率・11,3%
- 電圧・220V、コンセントはC、SEタイプなので変換プラグが必要変圧器と変換プラグをamazonで調べる
- 意外にもユーロ圏3位、世界で8位の経済大国
- コネがあったら生活しやすい
- ユーロの発音はエウロ
- 電車がよく遅れる
- 北部の一部地域ではドイツ語を話す
- 北部はガロ・イタリア語というフランス語に近い方言も話す
- イタリアの自動車メーカーフィアットは戦闘車両なども作っている
- 南北の経済格差が大きい
- イタリア内にあるサンマリノは実は独立国家
- カトリック教会で結婚式を挙げる場合は、結婚前3か月間、週1で教会に話を聞きに行かないといけない
- 結婚前に市役所前に名前が張り出され、その結婚に異議がある場合は申し立てできる。そうなると結婚が出来ない、もしくは異議申し立てした人を説得する。
- 旬の野菜を使った新鮮な料理が多いので、健康的になれる
一人当たりのGDPから見ると物価もそこそこ高そうに見えますが、平均給与が1400ユーロ弱/月なので貧富の差が激しそうですね。
イタリア人の性格

ラテン系の人が多いので予想が付くかもしれませんが、お喋りで適当な人が多いですね。(笑)
時間にルーズで、si si(Yes yes)と言ってますが、聞いてないと思います(笑)
男性はやっぱりイタリアンなので、全体的にロマンチックで女性が大好きな人が多いですね。あとは、マンマ(お母さん)が大好きです。(笑)むしろ、マンマが息子の事が大好きですね。
北部の女性は、小悪魔的な感じの人が多い気がします。(笑)恋したら大変ですね。
南部の女性はトラディッショナルな人が多い感じですが、若い人はそこまでないですね。
基本的に明るく楽しい人たちなので、日本的な几帳面さがなければすぐに溶け込めると思います。
治安
<イタリアの治安・dlift.jpより>
治安は世界36位と、そこまでよくないようですが、悪くもないです。
私は治安があまり良くないと有名なナポリを、深夜に一人でよく歩いていましたけど、危険を感じたことは無いし、何かあったことも無いですね。
ただし、日本みたいに治安がいい国はそこまでないので、一定の警戒はどこの国に行っても必要ですね。
治安に関しては、「イタリアの治安や犯罪事例!被害に遭った場合の対処法も紹介」で詳しく紹介しているので、ぜひこちらも読んでみて下さい。
水道水

イタリアの水は硬水で石灰分が多いですが、飲めます。
地域や人によるかもしれませんが、シシリアにいた時は「飲めるけど飲まない方が良い」、ナポリでは「飲んでよい」、トスカーナでは「飲んで大丈夫」、ミラノ近郊ではフィルター付きの水道水だったので、「飲んで大丈夫」と言われました。
短期滞在ならペットボトルの水を、長期滞在なら浄化フィルターを買えば大丈夫です。
ビザ

シェンゲン加盟国なので、180日間の内の90日間であればビザは必要ないです。
90日間以上滞在したい人は、学生ビザ、フリーランスビザや就労ビザ、リタイアメントビザなどがあります。
また最近では、国際結婚がイタリアで増えているので、恋人ができたら配偶者ビザって手段もありますね。
こちら「イタリア移住に必要なビザ12種類の申請書類と申請方法」で色々なビザの申請書類などを紹介しているので、一緒にどうぞ。
学生ビザ
イタリアに語学留学をしたら、学校に行っている期間のビザが発給されるので、今後イタリアに住みたい人にはおススメの方法ですね。
自分で語学学校を探し、全ての手続きを自分でやってもいいですが、語学学校のエージェントがあるので、やってもらった方が楽かもしれないです。
この会社は2019年12月現在、イタリアの語学学校122校を取り扱っているので、相談してみて下さい。
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就職する
イタリア語が出来る方は、就職して移住という方法も取れます。が、失業率がちょっと高いので、それなりのスキルが無いと厳しいかもしれません。
中には英語が出来たらOKと云う所もありますが、イタリアに住んで、イタリアで働くので、イタリア語が出来ないとチャンスは少ないと思います。
下記に海外就職の斡旋をしているエージェントのリンクを紹介するので、問い合わせてみて下さい。
また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。
グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
リタイアメントビザ
イタリアには、リタイアメントビザという名称のビザは無いのですが、年金や金利の受給がある方は、長期滞在ビザ・タイプDでビザの申請をします。
このビザはリタイアメントビザという名称が使われていないだけで、実質同じものになりますが、特に年齢制限が無いのでリタイアという名前が使われていないだけかと思います。
申請要件は、年齢制限無し、イタリアに家を購入し、今後維持するだけの資金がある事です。
多くの人が申請基準を満たしていると思うので、移住する時の第一候補に入るビザですね。
ちなみに、イタリアの家は田舎であれば全然安いので、例えば50万円くらいでも家が見つかるので、探してみて下さい。
「1ユーロで家が買える?イタリア移住計画」も一緒に読んでみて下さい。イタリアで家を探していた時のものです。
一応投資家ビザもあるのですが、100万ユーロ以上と高いので、あまり需要はないかと思います。投資家ビザで移住する方法・永住権が取れるヨーロッパの国16選
人気の都市
<移住の理由に健康的な食生活があげられるイタリア>
先ほども言ったように、北部と南部では人も文化も違うところがあるので一概には言えませんが、働く人は北部、中部に。働かない人は南部が安いし、のんびりした空気なので住みやすいと思います。
ただし、南部は一般的に治安が悪いと言われているので注意も必要です。また、南部ではシエスタを取る人が多いので、午後はお店が閉まっていることが多いです。
物価は基本的に安いので、贅沢しなければ家賃抜きで月400ユーロほどを目安としていて大丈夫です。(個人差アリ)
ローマ

イタリアの首都、ローマ。全ての道はローマに通ずという言葉があるくらい有名だし、一度は訪れないといけない都市ですね。
ローマは無料の公立学校から、私立、インターナショナルスクールとバラエティーがあるので、家族で移住する人にも向いていますね。
また、ローマにいると常にホリデーにいるような気に浸れるので、これも魅力的な面だと思います。
サルデーニャ島

2000㎞になる海岸線からなる水のきれいなビーチが魅力的なサルデーニャです。
また、日照時間も長く雨も少ないので、優雅でのんびりした日々を過ごせます。
オリスターノという街は3万人ほどの規模で、空気もきれいで家賃も安く、ほどほどにショッピングもできるほどに発展していますが、田舎ののんびりした空気が流れ、ここで働こうと思わなければ移住に向いている街です。
州都のカリアリでも人口42万人ほどなので、大都市というわけでもないので住みやすいでしょうね。
ナポリ

私が大好きな街、ナポリ。治安が良くないと有名ですが、最低限の危機管理が出来ていたら、ほとんどの人は安全に過ごせると思います。
人口は約100万人で、周辺都市圏を合わせると約300万人ほどになるほどの大都市ですが、ミラノやローマに比べ、家賃などの物価は安めです。
ナポリは何と言ってもピッツァが有名ですね。
ここにいたら毎日でも食べたくなるくらい、色々なレストランがありますし、安いです。
また、大都市なので必要な物も手に入りやすいので、田舎に比べ生活しやすいです。
牛肉が有名で、私は友人宅に滞在していた時、毎日の様に色々なレストランに連れて行かれ牛肉の質の良さを確認させられました。(笑)
トスカーナ

フィレンツェなどがあるトスカーナ州は移住者に人気で、人口の7%は外国人だと言われています。
また、ピサ空港やフィレンツェ・ペレトラ空港があるので、飛行機でのアクセスも容易なのも人気の一因になっています。
フィレンツェは、ユネスコの世界遺産に登録されているほど見所がある都市で、観光客でにぎわっています。
また海岸沿いに住むと、より一層ホリデー感が増しますよね。
シチリア島

パレルモやカターニャがあるシチリア島は、の~んびりした雰囲気が多い所ですね。
さすがにパレルモは州都なのでそれなりに賑わっていますが、すこし離れると田舎な空気が漂っています。
シチリアに来ると気付くと思いますが、色々な人種のイタリア人を見ます。白人で背の高いシチリア人もいれば、背が低く褐色のシチリア人もいます。見た目だけではイタリア人かどうか判断しにくいですね。
友人のシチリア人が言っていたのですが、「歴史的に近隣諸国から船で渡ってきた人たちが住み着いたので、色々な見た目のシチリア人がいる」って言っていました。(最近の移民の事を話しているわけではないので、あしからず)
街並みも、モロッコなどを感じさせる部分があり、文化が融合した面白い所です。
ヴェローナ

ヴェローナもユネスコの世界遺産に登録された都市になり、観光地ではありますが、規模も小さく中心部から少し離れただけでのどかな住宅街があります。
個人的にはヴェローナはすごくお勧めです。
というのも、小規模なので移動が楽で、住みやすい。それでも何か刺激が欲しい時は中心部に行けば人も多いので楽しめると思います。
また、ミラノやベネチアへも電車ですぐに行ける距離なので、国内旅行もしやすいですね。
最後に
イタリアは北から南までどこに移住しても楽しめる国なので、ヨーロッパ移住を考えている方は検討している人が多いかと思います。
ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非イタリア語を少し勉強してから行きましょう。
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