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違法移民の新たなトレンド!アフリカからフランスへ入国

違法移民の新たなトレンド!アフリカからフランスへ入国

ここ最近フランスで話題になっているのですが、違法移民がフランスに押し寄せているとの事です。

通常移民は、中東から陸続きで入国したり、アフリカ北部からイタリアやギリシャに渡っているのですが、最近はアフリカから直接フランスに入国しているとの事です。

でも、どうやってフランスに直接入国しているのでしょうか?

中東・アフリカ難民はモザンピークからマヨットに入国

フランス海外県マヨットに移民が押し寄せる<アフリカ南部の地図・印がフランス海外県マヨット>

フランスにはいくつかの海外県があるのですが、その一つにマヨットというモザンピークとマダガスカルの間に位置する島があるんです。

亡命申請者は、ケニア、エチオピアなどからマダガスカルに行き、そこからボートでマヨットに入国しているそうです。

報道によると、IDを持っていない移民が毎日新たに15人は亡命希望者の施設に訪れ、亡命を申請しており、今ではマヨット住民の2人に1人は外国人という状態です

当然彼らは、ワークパーミットも無ければIDもないのでまともな仕事に就けず、1日1ユーロでの生活を強いられています。

違法移民が住む場所 フランス マヨット<France24より・移民が住むスラム>

上記の写真は移民が住むスラム街で、水なし、電気無しの生活を送っています。また、通常55人が住む場所に約2700人が住んでいる状態です。

ルワンダ出身のこちらの女性は、120ユーロの家賃を払って家を借りているのですが、家はバラック小屋で自分の部屋には窓もなく、トイレはその他の40人と共同で使っています。

移民の新たな亡命ルート マヨット<France24より・スラムに住む女性>

こういった亡命希望者は、道端で家庭菜園をし、そこで採れた玉ねぎを売ったり、子供に売春をさせて食いつないでいるとの事です。

前出のルワンダからの女性は、「こんな生活が待っているなんて、想像もしていなかったです。ちゃんとした施設があると思っていました。今ではここにいて安全だと感じません」とコメントしています。

<記事元、画像引用・France24

最後に

ヨーロッパへの亡命申請者は、今後も増えていきそうですね。申請許可が下りるまでも時間がかかるし、こちらの生活になじむのもすごく大変なのですが、こういうところまでは考えていないでしょうね。

私は海外在住なので、こういった移民・難民と会うことが多く、話すこともあるのですが、やっと申請が通って、滞在許可が下りても基本的に自分を受け入れてくれた国に感謝している人は少ない気がしますね。

というのも、「滞在許可が下りるまで時間がかかった」からや、滞在許可が下りたら難民じゃなくなるので、宿泊している施設から出ていかないといけません。なので、「追い出されて行くところが無く困った」など言う人が、私見ですが多いと思います。

また、多くの移民・難民はヨーロッパの事を夢の国だと思っている人が多いので、期待を裏切られたショックもあると思います。

この移民ビジネスは何とかならないのでしょうか?