イスラエル旅行って未知の国だけど、親近感がある国じゃないでしょうか?
日本には昔から、日ユ同祖論や杉原千畝さんの命のビザのことがあり、日本とイスラエルの繋がりを感じさせる話も多いですよね。
でもイスラエルの入国スタンプがあったら、入国拒否される国があるって知っていましたか?
これを知らないと、例えばトランジットで入国するだけなのにサウジアラビアで入国拒否を受けたり・・・
という事で、イスラエルのスタンプがあると入国拒否を受ける国とその対処法を紹介します。
イスラエルのスタンプがあると入国拒否を受ける国
ほとんどがイスラエル周辺のアラブ・ムスリムの国ですが、イスラエルの入国スタンプがあると赤丸の国は入れなくなります。
- イエメン
- サウジアラビア
- シリア
- リビア
- スーダン
- パキスタン
- イラン
- クウェート
- レバノン
緑の枠の国、イラク・アフガニスタンは、「入国出来た」という声と「入国できなかった」という声両方あるので、入国拒否を受ける可能性があると考えておきましょう。
エジプトとヨルダンから陸路で近隣国に移動すると、イスラエルのスタンプが無くてもイスラエルに行ったとみなされ、入国拒否を受ける可能性があるので注意してください
では、もしイスラエルに入国したけど、上記の国に行く場合はどうしたらいいでしょう?
対処法を紹介します。
対処法
出入国スタンプを廃止した国はここだ!で紹介したのですが、イスラエルは2020年現在、出入国スタンプを押さない国の1つなのですが、外務省によると以下の様になっています。
2013年1月以降、空港からの入国の場合は原則として旅券に出入国スタンプは押されなくなりました。その代わり,入国カードが発行されますので,滞在中はこのカードを必ず携行してください。他方,イスラエル当局の個別裁量によりスタンプを押す権限は削除されていません <外務省>
なので、基本的にはパスポートにスタンプを押されないので「アラブ・ムスリム国」に入国したときに確認のしようがないので入国拒否を受けることはありません。
もしくは剥がしやすい「入国ステッカー」を貼られるので、その際は出国後にこのシールを剥がしましょう。
ただし、未だに「パスポートにスタンプを押された」という声も多いです。
念のために入国の際に、「Would you stamp on another paper ,please?」と言えば、入国管理官も分かっているので、別紙にスタンプを押してくれます。
対処法2
実は見られている所は、パスポートだけじゃないんですね。
海外旅行に行ったとき、スーツケースにシールが貼られますよね。どこ行きの飛行機に乗るかなどの情報が書いてあるアレです。
万が一ILやISRなどのイスラエルに入国したと分かるシールがあったらまずいので、こういったシール関係は全て剥がしておきましょう。
対処法3
万が一パスポートにスタンプを押された方は、残念ですが新しいパスポートを取得しないと入国できない可能性が高いです。
パスポートセンターに行き、「イスラエルのスタンプがあるので次の行き先、例えばサウジアラビアに入国できないので、パスポートを新しいものにしたい」と伝えれば職員も分かっているはずなので、スムーズに行くと思います。
万が一、今現在空港にいてアラブ・ムスリムの国に向かっている人は、質疑応答の練習をしておきましょう。
可能性は高くないですが、入国できる可能性もあります。
- イスラエルにはなぜ行ったのか?
- 何日滞在したのか?
- どこを観光したのか?
- 誰と行ったのか?
- 現地に友人はいるのか?
など根掘り葉掘り聞かれます。
携帯のチェックもされるかもしれないので、写真もクラウドにアップしたりして削除したほうがいいですね。
最後に
基本的に「イスラエルに行った」という事実を消せば、入国拒否にあうこともないので対応は可能です。
ただ、イスラエルに行ったという証拠がなくなるのも寂しいですね・・・。