スペインで車を購入すると、日本の様に車検があります。車が初めて登録されて4年後から車検が始まり、4年~10年の場合は2年に1回、10年より上の車は毎年あります。
テスト自体はかなりシンプルで、工場の人も気さくだったので緊張せずにできました。
検査の所要時間は10分弱で、その前にお金を払ったり、自分の番が来るまで待ったりなどしたので、合計で30分弱でした。
ITVとは
<ITV検査場>
スペインのITVは「Inspeccion Tecnica de Vehiculos」の略で、車の検査と言う意味ですね。
先述した様に初めて車が登録されて4年を経過すると、ITVを受けなくてはいけません。4年から10年までは2年に1回、11年以降は毎年です。ただし、検査自体は簡素で、詳しく調べたりはしていませんでした。
ITVの検査とは?
<検査待ちの時に車内から撮影>
ITVの検査は、以下のものがありました。
- ライトやブレーキライト、ウィンカー、ハザードランプなどのライト関係のチェック
- ワイパーが動くかどうか(ウォッシャー液も出るかどうか)
- ホーンが鳴るかどうか
- タイヤの回転具合など
- シートベルトのチェック
- ドアが開くかどうか
- マフラーのチェック
- ハンドルの動き
- ボンネットを開けて何かをチェックしてました
最後は車の下部分を検査して、終わりです。エンジンオイルやブレーキオイルなどは、チェックされませんでした。
<終了後に後続を撮影>
基本的に、「普通に使える車」であれば、検査にパスすると思います。
ITVの予約と流れ
ITVは車検が切れる1か月前から行くことができ、こちらのITVCITA.COMから予約ができます。
Matriculaにナンバープレートの英数字を記載し、次はN゜Bastidorを選択して、自分の車検証に記載されたBastidorの下6桁を入力します。
次は「Periodica」のままで、もしトレーラーも車検を受けたい場合は、右の項目にもチェックします。
最後のページでは、試験場や日にちを選び、名前などの情報を入れて「Aceptar」を押せばOKです。
その後すぐに、登録したメルアドに予約した情報が書かれたPDF付きメールが送られてきます。
このPDFは全然必要なく、予約確認証みたいなものです。
試験場でやること
試験場につくとオフィスがあるので、スペインの公的機関ならどこにでもあるあの機械で予約チケットを取ります。
入力すると紙が出てくるので、Office内にある電光掲示板に自分の番号が出たら、係のところに行き、お金を払ったりします。ちなみにこの機械の横にお金を払う機械があったのですが、係のところで払いました。カード払いのみです。
次は外に出て、電光掲示板に自分のナンバーとどのラインに行くかが表示されたら、そのラインに行きます。
あとは先ほど紹介したITV検査を受けたら、最後にステッカーや書類をもらい、終了です。そのまま帰宅できます。
検査員はかなりフレンドリーな人で、スペイン語が苦手でも全然何とかなりました。
最後に
私の車は8年落ちなので2年の更新でしたが、こんなに簡単なら毎年やっても苦じゃないと思います。
所要時間も合計で30分もかからなかったので、素早いですしね。
ただし、検査自体は簡素で、日本の様にチェックしないので、日ごろから自分で車のチェックはしておいた方が良さそうですね。