2020年1月31日に、イギリスがEUを正式に脱退しましたね。
悲しんでいる国もあれば、脱退された怒りから冷たい反応をする国もあります。
いくつかの国の反応を紹介を紹介しますが、オーストリアのシャレが効いたものが面白かったので、紹介しますね。
友好を示した国
<QUARTZより引用・copyrights AP Photo>
ベルギーの首都ブリュッセルでは、イギリスとの友好に感謝するフェスティバルが行われました。
ブリュッセルは、黒のロンドンのタクシーをレンタルし、シャーロックホームズとワトソン博士の衣装を着て写真撮影をやりました。
ドイツでも友好を示し、メルケル首相は「ブレグジットはドイツそして27の加盟国に深い傷を残しましたが、これからもパートナーそして友達としての関係を続けたい」とビデオ声明を発表しています。
批判的だった国
オーストリアはシャレの利いた批判的な事をやっています。
<CopyrightAnita Kern/ Österreichische Post AG>
上の切手を見て欲しいのですが、これは実際にオーストリア郵便局で販売されている切手で、2019年3月29日を線で消して、その下に今回のブレグジットの日付を入れて販売しています。
実は、オーストリアの郵便局は元々のブレグジットの時に、このシャレの利いた切手を販売予定だったのですが、ブレグジットが延期したために販売できなかったんです。
なのでこのチャンスを逃しまいと、以前の日付を残したまま販売しています。
見方によっては、「2019年3月29日の予定だったのに、ずいぶん遅かったね?あなたのせいでこの切手使えなかったから、今回再利用するね」って感じですよね。(考えすぎでしょうか?(笑))
ちなみに切手は1枚1.8ユーロで販売されていますが、昔の日付が入ったものは14万枚しかないので、現地にいる人は早めに購入しましょう。
フランスのマクロン大統領は、「ブレグジットが決まった2016年の国民投票は、嘘で塗り固められ、大げさで、単純思考的なものだった」と声明を出しています。
続けて、「私たちはもっと多くのヨーロッパが必要だ」と言っています。
最後に
オーストリアの対応がすごくアイロニックで面白かったのですが、オーストリアもイギリスがEUを抜けたことに憤りを隠せないんでしょうね。
今後は少しづつビザの事や関税の事が話し合われるので、注目していたいですね。