ブルガリア移住?ヨーグルトしかないんじゃ?って思わないでくださいね。すっごくいい国なんですよ。
私が住んでいるドイツでは、ブルガリアやルーマニアに移住する人が多いです。
なぜ?物価が安いし、人も親切だからです。また、EU加盟国でもあるので移住がしやすいんです。
黒海に面するバルナやブルガス、サニービーチは観光客も多く設備が整っているので住みやすいですしね。
ブルガリアは年金受給額で十分に住める国なので、海外移住をお考えの人は、ぜひ参考にどうぞ。
Contents
ブルガリア
まずはブルガリアの基礎情報をどうぞ。
- 公用語・ブルガリア語
- 首都・ソフィア
- 最大都市・ソフィア
- 人口・約705万人
- 通貨・1レフ=62.4円
- EU加盟国
- バルカン半島に位置する
- 時差・日本のー7時間(夏6時間)
- 1人当たりのGDP・9270ドル(日本の約1/4)
- 在留邦人・138人(在留邦人が多い人気の移住地もどうぞ)
- 失業率・5.2%
- 電圧・230V・コンセントはC,Fタイプ(日本は100V・Aタイプ。変換プラグの購入はこちらからどうぞ)
- 水道水・水道管などの設備が古いため、飲まないほうが良いです。水自体はキレイらしいです。
- 野菜などは大量の農薬を使っているので、よく洗ってから食べる
- 冬はマイナス20度になる日もある
- 狂犬病に注意しなくてはいけない
- バラ祭りが有名
- NOの時に頷き、YESの時に首を横に振るので慣れるまで混乱することも
治安
<dlift.jpより引用>
ブルガリアの治安は、世界第37位です。東欧って治安が悪そうなイメージがあると思いますが、そんなに悪くないですね。
ブルガリアでは大都市の治安が悪い傾向にあり、ソフィアは地区によって危険地域もあるので、一定の注意は必要です。
ブルガスやバルナは観光地なので住みやすいのですが、観光客を狙った犯罪もあるので、スリや置き引きには注意しましょう。
また、酔っ払いが多い場所では注意も必要です。
リタイアメントビザ取得要件
ブルガリアの退職者用ビザはリタイアメントビザという名称ではなく、長期滞在ビザ・ナショナルビザ/タイプDになります。
基本的なビザ発給要件は、年金受給者でありブルガリア国内での十分な生活費を持つ外国人、となっています。
大使館では金銭的なことは何も言っていないのですが、ブルガリアの物価を考えると年金の月額8万円ほどあれば大丈夫だと思います。(年金はこれより多いと思いますが念のため・・・)
申請に必要な書類
- 申請書
- パスポート用サイズの写真2枚(45mm x 35mm)
- パスポート (ビザの申請時に、6ヶ月以上の残存有効期間のあるもの)
- 健康診断書
- 犯罪証明書
- EUで有効な3万ユーロの医療保険(緊急医療、緊急入院、死亡の場合の遺体搬送の費用が補償対象となるもの)
- 年金収入を得る資格があることを示す書類。出生国で発行され公証人に認証されたもの。
- 申請者の年金が、定期的に普通送金される有効な銀行口座を申請者が持っていることを証明する、ブルガリアの銀行からの書類
- ブルガリア国内の宿泊と住所の証明
犯罪証明書の手続きには、ブルガリア大使館から警察署に宛てた公式文書が必要になります。文書作成のため、大使館にファックスでパスポートのコピーを送り、その後大使館からの文書を持参のうえ、最寄の警察署本庁で申請します。
その後に、東京のブルガリア大使館でタイプDビザを申請をします。
ちなみにタイプDのビザは、取得所要時間が30営業日で、申請料は無料です。
また、ビザの期間が180日以内となっているので、ブルガリアに到着したら現地の移民局に行き「長期滞在許可」を申請します。
この長期滞在ビザ、外国人用IDカード(リッチナ・カルタ)の取得には1ヶ月ほどかかるので、現地到着後早めに申請しましょう。
リッチナカルタの申請必要書類は、Dタイプビザを申請した時と同じものですが、日本で発行された書類にはアポスティーユが付いていないといけないので、外務省に書類を送り、出国前にアポスティーユを取得しましょう。
リタイアメントビザで安く移住できるヨーロッパの国9選で、他のヨーロッパの国も紹介しているので、こちらも一緒にどうぞ。
人気の都市
ブルガリアの都市は日本ではあまり知られていないですが、私が住んでいるドイツでは、時々TVで旅行の特集が組まれたりしています。
家賃などもブルガリア人が住むような団地やマンションだと3万~5万円ほど、コンドミニアムでも7~8万円であるので住みやすいですね。
それでは移住者に人気の都市を紹介します。
ブルガリアの物価については「ブルガリアの物価を紹介・生活費は10万円以下でOK?」で詳しく紹介しているので、こちらも一緒にどうぞ
ソフィア(Sofia)
多くのブルガリア在住者は首都のソフィアに住んでいます。
市内中心部でも、1LDKで4万円以下。中心部の外であれば3万以下で家があります。
3LDKでも5-7万円の間でいろいろ選べます。
ソフィアに住む外国人は、リモートワーカーやフリーランスが多く、税金が安いのでIT企業を始める人も多いそうです。
また、観光地も程よくあり、生活も便利なので人気ですね。
バンスコ(Bansko)
山好きの人に人気の場所で、ピリン山脈のふもとにありスキーで有名な場所です。
ピリン国定公園はユネスコによる保護の対象にもなっているほど、絶景が広がり、多種多様な動植物が生息しています。
スキーリゾートでも有名ですが、1LDKで2万5000円、3LDKでも4万円ほどの家賃です。
ちなみに、バンスコから6KMほど離れた町、バニャ(Banya)にはバニャ温泉(カルロヴォ温泉)があり、27種の温泉がある事で有名です。
ヴァルナ(Varna)
お次は山でなく、ビーチ好きなら黒海に面した観光地・バルナ(ヴァルナ)がおすすめです。
観光地とは言いましたが、バルナはビジネスや教育、エンタメなどの中心地でもあり、生活に必要なもの、事はほぼすべてここにあります。
多くの日本食レストランもあるので、食事に困ることもないかと思います。
家賃は中心部でも3万円、それ以外は2万円くらいで1LDKの家が、3LDKでも4万円くらいであるのでソフィアより全然格安です。
コンドミニアムになるとちょっと割高ですが、それでも年金で十分暮らせるくらいです。
ブルガス(Burgas)
ブルガスにはブルガリア最大の商港があり、4番目に人口が多い都市になります。
歴史の古い街で多くの観光名所もあります。また、温泉好きにはうれしい事に、塩田を利用した天然スパもあります。
SWIMMING POOLS WITH LYE AND HEALING MUDとグーグルマップで検索すると場所はすぐにわかります。
ブルガスからはソゾポルという別のリゾート地も近いので、こちらも検討材料にどうぞ。
最後に
ブルガリアは知れば知るほど、興味が湧いてくると思います。
基本的にブルガリア人は親切な人が多いのですが、英語が通じないことが多いし、キリル文字なので慣れないとチンプンカンプンなので、移住に向けて勉強も必要ですね。
おすすめオンラインスクール・移住前に現地の言葉を学ぼうで、ITALKIというブルガリア語のネイティブ講師もいるオンラインスクールを紹介しているので、ぜひこちらも一緒にどうぞ。