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エミレーツ航空のレビュー・スチュアートの質が良くないのでもう使わない!

エミレーツ航空のレビュー・スチュアートの質が良くないのでもう使わない!

先日までタイに仕事のために滞在していたのですが、仕事も終わりドイツに帰国するために、エミレーツ航空を使って帰国しました。

私は旅行するときは主にエミレイツやガルフエアー等の、中東の航空会社をよく使っています。だって、サービスいいし、席も広いし。

LCCも何度か使ってみたのですが、1万円多く出してまともなサービスを受けられるなら、LCCなんかより断然快適に空の旅を楽しめるので、もっぱらフラッグキャリアを使っています。

今回は評判の高いエミレーツ航空のエコノミークラスで、私、妻、生後9ヶ月の息子の3人でフライトに乗りましたので、紹介します。

エミレーツ航空とは

アラブ首長国連邦のドバイを本拠地とした航空会社で、就航開始は1985年と、30年ちょっとの歴史があります。

エミレーツといえば、世界最大の旅客機エアバスA380等の新型機を導入して、他者と差別化を図っていますね。

今回私たちが使った機体も2階建の飛行機だったのですが、天井は全然高く、2階建って言われなければ気づかないくらいでした。

<機内の様子・右の写真がファーズトクラスの席に行くための階段です>

2階に上がってみたかったのですが、ヘタレてしまって上がれませんでした。笑)

運賃

バンコク→フランクフルトで、大人2人プラス乳幼児1人で、約1000ユーロでした。

当然ですが、運賃はLCC <エミレーツ<JALやエアフランスなどの中東以外のナショナルフラッグの順に高くなります。

ちなみに、なぜエミレーツが他のフラッグキャリアより安いかというと、従業員給料がその他の会社に比べて安いからなんです。

後述しますが、エミレーツの客室乗務員は日本でいう契約社員が多く、給料や待遇面で抑圧されているため、人件費があまりかかっていないんです。

逆を言えば、そのおかげで私たちは、こんなに良い航空会社を安く使えているんですけどね。

子供料金・バシネット

0歳〜2歳児の料金は、席を購入しない場合は大人料金の10%、席を購入する場合は75%の料金がかかり、2歳〜11歳児は、大人料金の75%がかかります。

子供と別々のクラスに座る場合は、子供料金の適用がなく、大人料金と同額がかかりますのでご注意を。

また、バシネットは無料で使えますが、バシネットが設置できる席を予約しないと、当然使えないので、注意してください。

私たちの場合は、オンラインでチケットを買っているときに席の指定ができなかったので、チケットを購入後に初めて席を選べたのですが、ドバイからドイツまでの便でバシネットを設置できる席がなかったので、結局常に子供を抱いていました。

これはすごくマイナスな点ですね。チケット購入前に席を選びたいですよね?

注)有料で事前座席指定ができるらしいのですが、私たちが予約をしていたときは、この表示に気がつかなかっただけかもしれません。

オンラインチェックイン

オンラインチェックインは、絶対にしていた方がいいです。

空港に着くと、「オンラインチェックインをした人の列」と、「オンラインチェックインをしてない人の列」に分かれていて、当然ですが、オンラインチェックインをした場合は、チェックインがスムーズで、待ち時間を短縮できます。

方法は簡単で、エミレーツ・オンラインチェックインに行き、名前と予約番号を入力します。

手荷物のサイズ

出発地や目的地によって、手荷物のサイズや重量が違ってくるので、エミレーツのHPをチェックすることをお勧めしますが、基本は以下のようになっています。

エコノミークラス・・・大きさが55 x 38 x 20cm未満で、7kgを超えないカバン1つ

ファーストクラスとビジネスクラス・・・55 x 38 x 20cm未満で7kg以下のカバン1つ、45 x 35 x 20cm未満で7kg以下のブリーフケース1つの計2つまで

子供連れの場合は、55 x 38 x 20cm未満のカバン一つ追加ができます。

ちなみに私たちは、中型のバックパック、大きなカバン、バイオリン、カメラバック、ビニール袋に入れた赤ちゃんのおもちゃの5点を持ち込みましたが、問題ありませんでした。

ギターを手荷物として持ち込んでも、何も言われないですしね。

エミレーツはこういったところが、他者に比べると寛容なので良いですね。どこかの安い航空会社より、ストレスなく旅行できます。

機内手荷物規約 | お手荷物 | ご出発前に | エミレーツ航空 日本

座席のサイズ

<エミレーツ航空の機内・バンコクードバイ間>

機体によりますが、A380の機体は45,5cmの幅があるのでゆったりできるし、身長170cmの私が座って、膝から前の席まで10cmちょっとのスペースがあります。

私がLCCを敬遠するのは、ここなんですね。やっぱり狭いと圧迫感を感じてストレスになるんです。だからちょっと高くてもエミレーツを使うんです。

機内エンターテイメント

これですよね。LCCにはない空の旅の醍醐味。笑)

エミレーツでは、当然すべての席に液晶モニターがついているので、映画やゲーム、音楽などを楽しめます。

長いフライトになると、必需品ですね。また、子供がぐずったときには最終手段としてテレビをみせたらいいし。笑)

また、エミレーツでは20MBのWi-Fiが無料で使えるのですが、私が試したときは、「圏外」ばかりで使えませんでした。飛んでいる場所によって使用状況が異なるようです。

赤ちゃんにはプレゼントも

フライトごとに生後9ヶ月の息子にプレゼントをくれました。

今回は、バンコク→ドバイ、ドバイ→フランクフルトと乗り換えがあったのですが、各フライトでぬいぐるみと、薄手の毛布に赤ちゃん用アメニティー用品をもらいました。

なんか嬉しいですよね。この小さな心遣いが。

機内料理 ・ベビーフード


<左がヴィーガン料理、右がチキン>

料理はチケットを予約時に指定していたのですが、妻がヴィーガン料理で、私がチキンを注文しました。

ヴィーガン料理は事前予約しないと提供されないので、ご注意を。

まずはヴィーガン料理を注文した人に最初に配膳され、20分後くらいに私の料理が来ました。

また、赤ちゃんには、オーガニックの100%プルーンをもらいました。

息子が大好きだったのでもう一つもらえないかと尋ねたら、なんと5−6個の離乳食をもらいました!聞いてみるもんですね。

エミレーツ航空がは2020年1月現在ビジネスクラスとファーストクラスでヴィーガン料理の提供を始めました。

エミレーツ航空がフライトにヴィーガンメニューを追加で詳しく紹介しています。

無料飲み物

意外な盲点で私は気がつかなかったのですが、妻が大感激していたので、参考までに紹介したいのですが。

飲み物は離陸直後から、いつでも好きなだけ頼めます。当然、食事中だけじゃなく、いつでもです。ビールもワインも頼めますので。

私にとっては「当たり前のサービス」だったのですが、エミレーツ初体験の妻は「こんな良いサービス見たことがない」って言っていました。

スチュワーデスの評価

まだスチュワーデスと呼んで良いかわかりませんが、Cabin crew(キャビンクルー)についてです。

最初の項目に「エミレーツの客室乗務員は低賃金で働かされている」といいましたが、 これはエアーフランスでスチュワードをしている友達に教えてもらいました。

最近では、「2年間の契約社員スチュワーデス」が多く採用されていて、正規社員に比べると、低賃金・低待遇で働いているらしいです。

で、客室乗務員の評価はというと、「こんなにカオスで、素人感たっぷりの乗務員を見たことがない」ってくらい最悪でした。特にバンコク→ドバイ間は、「高校生のアルバイトがピクニックがてら働いている」感じでしたね。

スタッフ同士の意思の疎通に問題があり、誰も何をして良いのか分かっていないくらい混沌としていました。また、客対応もめちゃくちゃ悪いし、最悪な雰囲気でしたね。

また、長いフライトになると子供がぐずるので、ハイハイさせていたのですが、その時に1人のスチュワーデスがいきなり「消臭スプレー」をまきだして、もう少しで息子に直撃!

おそらくマニュアルに「食事の後は消臭スプレーしなさい」って書いてあるので、赤ちゃんがいようがいまいが、とりあえずスプレーをしたと思います・・・。

ちなみに、エミレーツの客室乗務員の質が明らかに下がって来たのは、ここ数年だと思います。昔は完璧なサービス、丁寧な喋り方、丁寧な立ち振る舞いをしていて、お客さんは「優雅な空の旅」を楽しんでいたのですが、契約社員が増えてきたために質が下がったと思います。

まとめ

  • 総合・・・★★★☆☆
  • 機内エンタメ・・・★★★★☆
  • 席・・・★★★★☆
  • スタッフ・・・★☆☆☆☆
  • 赤ちゃんと乗りやすさ・・・★★★★☆
  • 料金・・・★★★☆☆

総合的な評価として、可もなく不可もなくですが、客室乗務員がひどすぎたので、私たちはもう使わないと思います。

エミレーツじゃなくても、ガルフエアーやオマーンエアーなど別の中東の会社でも良いかなって感じですね。

日本発着の場合であれば、日本人のキャビンクルーがいると思うのでそこまで質が悪いとは思いませんが、まぁなんでしょう・・・、私たちはもう使わないですね。