マルタってかなりインターナショナルな教育をやっているって知っていましたか?
私の近所に住んでいる家族の子供がゴゾ島のビクトリアにある小学校に通っているのですが、息子さんがすごいんですよ。
2年前にハンガリーから移住してきた家族で、息子は9歳。
学校ではマルタ語と英語の授業は必須で、その他にイタリア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語が選べるんですって。
ちなみに息子さんは、ハンガリー語・マルタ語・英語の3ヵ国後話せます。
公立の学校の授業料は無料だし、言語の習得も早そうだで良いですね。
それではマルタの学校の学費や授業時間、休みなど学校関連の事全部ご紹介します。
Contents
公立学校が始まる時期
日本では4月の頭に新学期が始まりますが、マルタでは9月の第3週~4週頃に始まり、6月の終わりごろが終業式の時期です。
ちなみに2020年の学校が終わる日は6月26日で、始まるのは9月30日です。
ヨーロッパはどこも9月頃から学校が始まりますね。
また、クリスマスごろに約2週間のホリデーがあり、イースターの時期にも1週間ほどの休みがあります。
プレスクール
両親が共働きや学生の場合は、子供が生後3か月~3歳までは、育児施設(Childcare)を無料で使うことができます。
島中に育児施設があるので、必要な場合は簡単に見つけることができます。
下記リンクから詳細を確認できます。
公立校の仕組み
マルタの公立の学校は無料で、教科書なども多くの学校で支給されています。
ただし、学校の制服や筆記用具、スクールトリップなどのお金がかかります。これはどこも同じですよね。
小学校(Primary School)が始まるのは日本より早く、5歳から始まり11歳まで、中学校(Secondary School)は11歳~16歳までです。
高校にあたるPost Secoundary Schoolは18歳までになり、義務教育ではありません。
学校の時間
学校の時間は朝の8時半~昼の2時半までになり、日本とそこまで変わらないですね。
マルタの大学
マルタの大学は、マルタ大学1校になります。
総生徒数は約1万1000人で、77の国から650人もの外国人がマルタ大学に通っています。
外国人であれば、Malta University Residenceという寮に住めて、無料のバスを使って大学と寮を行き来できます。
マルタ大学に通いたい人は、こちらから学校にコンタクトをとれるので、読んでみて下さい。
教会学校
Church schoolも無料ですが、親は寄付をしなくてはいけません。(寄付なので「しなくては」というのも語弊がありますが、寄付が必要です)
料金はまちまちですが、一人当たり150ユーロから600ユーロ/年くらいになるそうです。
キリスト教徒じゃなくても入学は可能なのですが、Waiting Listに載るので、結構待たなくちゃいけないようです。
ただし兄弟姉妹がすでにその学校に通っていたら、比較的早く入学できます。
授業は英語で行われることがほとんどのようで、公立校の様にマルタ語はそこまで使われないようです。
私立学校・インターナショナルスクール
マルタの私立校は英語をメインで使うことが多く、マルタ語はそこまで使われないです。
日本から教育移住してくる場合には、私立校・インターナショナルスクールになります。
公立の学校は、基本的にマルタ人とEU出身国の子供たちが通い、市民権のない私たちはインターナショナルスクールとなりますね。
下記リンクですべての学校が見れるので、確認してみて下さい。
年間の学費の平均は約3700ユーロほどで、私立・インターナショナルスクールにしては安めですね。
月に300ユーロほどと考えたら、教育移住もしやすくなりますね。
評判のいい学校は以下のものだそうです。
入学手続き
EUの永住権を持っていたらマルタの学校に通うのは簡単なのですが、私たちの場合は多くの書類が必要です。
学校によって書類が変わるかもしれないので、行く予定のインターナショナルスクールに確認を取ってください。インターナショナルスクールがその時に必要なものを教えてくれるはずです。
必要書類
- e-Residence permitもしくはその申請書類のレシート
- 出生届とその翻訳
- 子供と親のパスポートもしくはID
- マルタに居住している証拠(住居の契約書など)
- 結婚している場合は婚姻届け
- 予防接種を受けている証明書(もしくはQormi Polyclinic Screening Certificate)
両親が二人じゃなく、一人しか申請に行かない場合は、子供の親権があるという証拠書類が必要かもしれないです。
通学方法
公立学校に通う生徒は、バスが無料になります。いくつかのチャーチスクールもバスでの送迎があるようですが有料です。
私立やインターナショナルスクールは自前の通学バスで送迎しますが、こちらも有料になります。
宿題
学校によって変わると思いますが、中学校では結構な量の宿題が出され、1~2時間宿題していることもよくあるそうです。
そんなに多くの宿題出されたら、子供が外で遊べなくなりますね・・・。
最後に
マルタの学校制度で一番驚いたことは、5歳から学校に通うことです。
ちょっと早いですよね。5歳ですよ。
公園で砂まみれになって、遊んだほうがいい年齢じゃないでしょうか?
まぁ日本でも教育に力を入れる親が多いので、どこの国もそんなもんなんでしょうね。