こんにちは。
タイに移住して10年。家族も持ち、1度会社も立ち上げ、家も建ててと、ようやく落ち着いてきたこの頃です。
今回は、是が非でもタイに移住したい!という人に向けて、完全移住からプチ移住まで色々な方法を紹介します。
まずは金銭面も含めた難易度を紹介しますね。
難易度 | |
ビザランをしてプチ移住 | |
語学学校に通ってプチ移住 | |
就職して移住 | |
起業して移住 | |
結婚して移住 | |
リタイアメントビザで移住 | |
投資家ビザで移住 | |
タイランドエリートビザ |
Contents
プチ移住

プチ移住。かわいい響きですね。(笑)
私も最初はこんな感じでした。とりあえず日本に帰って働きたくないし、タイはのんびりしているので、かなり惹かれましたね。
プチ移住とは、完全に移住まではいかないけど、長期滞在するイメージですね。
方法としては2つあるので、項目ごとに解説していきます。
ビザランをしてプチ移住

難易度 | |
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メリット | 気の向くままに移住先を変更できる |
デメリット | 何かしらの収入が無いと生活できなくなる |
デメリット2 | 何年もビザランを繰り返すとイミグレで質問されることが多い |
デメリット3 | ある日ビザランが面倒くさくなる |
こんな人におすすめ | 50歳以下でなにかしら収入がある人 |
さて、ビザランをしてのプチ移住ですが、タイ1ヵ国のみに長期で滞在すると、イミグレーションでのチェックが厳しくなったりしますが、基本的に大丈夫です。
よく質問が来て、「タイはビザランが2回までしかできないって本当ですか?」って聞かれるのですが、「ある意味そうですが、2回以上できますよ」って答えます。
ビザランのルールは、陸路でのビザランが年間2回まで、という意味で、空路で行く人は規則上、何回行っても大丈夫です。
詳しくは、「タイ・ノービザで長期滞在する方法」を参考にどうぞ。
また、こちらの「2019年度版タイで簡単格安にビザランをする方法」では、ツーリストビザを取得しながらビザランをして長期滞在する方法を紹介しているので、是非読んでみて下さい。
基本的に観光ビザを近隣諸国で取得して、入国を繰り返す方法になります。
この方法であれば、このくらいプチ移住が出来ます。
- シングルエントリービザで入国・・・60日
- 延長・・・30日
- 近隣国にビザラン、シングルエントリー取得・・・60日
- 延長・・・30日
- もう一度近隣国にビザラン、シングルエントリー取得・・・60日
- 延長・・・30日
これで、12ヶ月イケちゃいますね。ただ、これを何年も続けれるかと言ったら、難しいでしょうね。どこかの時点で、イミグレで止められちゃいます。
もう一つは、マルチプルエントリーを取得できたら、もっと簡単です。マルチプルエントリーはシングルエントリー2回分なので、60日滞在して延長30日を2回できます。合計は9ヶ月の滞在ができ、その後はシングルエントリーでビザランですね。
ただ、マルチプルエントリービザの取得には、約70万円の資金証明が必要ですし、最近このビザを取得した人に出会ったことがないです。厳しくなったんですよね、マルチプルの取得は。
もう一つおすすめ方法は、タイともう1ヵ国にプチ移住する事です。
例えば、タイに観光ビザで3ヶ月住んで(延長1回)、その後ビザランの時にマレーシアに行き90日滞在(ノービザでの滞在期間が90日なので)、その後タイに戻ってまた3ヶ月滞在を繰り返すです。
これであれば、1年の半分をタイで、半分をマレーシアで生活できますね。
語学学校に通ってプチ移住・EDビザ

難易度 | |
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メリット | 書類は学校が用意するので、安全・安心・確実 |
メリット2 | 安い |
メリット3 | 語学はタイ語だけじゃなく、英語・ロシア語など何語でもOK |
デメリット | 田舎に住みたい人は学校を探すのが難しい |
デメリット2 | 3ヶ月に1回ビザ延長をしにイミグレに行かないといけない |
こんな人におすすめ | 学校に行くのが面倒臭くない人 |
語学学校に行くのは、かなりオススメですよ。一般的な語学学校は、こんな感じです。
- 1日2~4時間のレッスン
- 週4回ほどのレッスン
- レッスンは、朝から、もしくは昼から、夕方からなどある
他の国の留学ビザに比べると、安いし、時間も短いしと、良いとこだらけです。
ただ、学校によってはEDビザが取れないところもあるので、注意して探して下さい。
日本語で語学学校を検索すると、結構高い授業料のところばかりです(とは言っても、欧米への留学に比べると安いです)。英語ができる方は、英語で検索して見て下さい。一年間の留学料金で4万9900バーツからあります。
私の知り合いがパタヤで行ってた学校でEasy ABC Language Schoolとあるのですが、6ヶ月で2万7900バーツ・一年間で4万9900バーツ+ビザ代(2万バーツちょっと)です。英語で評判を見て見たのですが、星4つ以上でいろんなサイトで紹介されていたので、良い学校かと思います。(お申し込みは自己責任でお願いします)
タイ語学校TLSバンコクも有名じゃないでしょうか?こちらは、8ヶ月の授業料とビザの申請書類制作料を合わせて4万バーツです。安いですね。
ただどこの学校もそうですが、ビザ申請料金(9000円もしくは22000円)や、渡航費、3ヶ月に1回のビザ延長料金は自己負担になります。
必要書類は以下になります。
- パスポート
- 証明写真
- 申請書類(学校でもらえる)
申請する大使館によっては、無犯罪証明書や残高証明書など必要になる事もあります。
ちなみに、こちらの留学エージェントでは、タイの語学学校110校紹介しているので、聞いてみて下さい。
School With2019年8月ごろよりビザ発給が少し厳しくなっているようで、タイの渡航履歴などもチェックされ、書類を揃えてもビザが取れない人が出ているようです
就職して移住

難易度 | |
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メリット | 働けるので金銭的に余裕が生まれる |
デメリット | 賃金が安いのでタイ以外に行くと物価が高く感じる |
デメリット2 | 暑いので働きたくなくなる(これ本気でそうなんです) |
こんな人におすすめ | タイが好きな人 |
タイは日系企業が多く進出しているので、仕事は結構簡単に探せます。また、大手の会社じゃなくても、コールセンターのバイトなど比較的誰でも受かる仕事も多いので、オススメです。
また、本気の就職だったら海外就職・転職の大手はここなので、チェックしてみて下さい。ちなみに、就職で移住を希望であれば、数打ちゃあたる作戦で行くしかないので、色々なエージェントに登録して仕事を探してもらいましょう。
また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。
グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強い上記エージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
起業して移住

難易度 | |
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メリット | 起業しやすい |
メリット2 | 比較的安く起業できる |
デメリット | 起業は簡単だが、コンセプトが無いと続けるのが難しい |
こんな人におすすめ | ビジネスのアイデアがある人 |
以前「働きたくないからタイで起業した」でもお伝えしたのですが、私は本当に働きたくないからタイで起業しました。
従業員に働いてもらって、私はのんびりっていう計画ですね。(実際は、のんびりなんてできないですが・・・)
簡単にですが、会社設立の方法を紹介しますね。ちなみに私は全部自分でやりましたが、エージェントに頼んだ方が、全然楽です。
まず会社の形態は、Limited Company(有限責任会社)とPartnership:パートナーシップ(共同事業体)に分けられます。ほとんどの場合は、Limited Companyで非公開会社になると思います。
これは、私がタイ人の税理士を使って申請した時のものです。日本語でネットで調べると、なんか小難しく書いていますが、重要な点は以下のもです。
- 現地法人として設立なら資本金の規定は無し。1000バーツでもOK(外国人がワークパーミットをとるならば、1人に対し200万バーツ)
- 外国人1人に対しタイ人のワーカー4人
- 取締役に就くタイ人(の名義)
- 最終学歴の証明書
- その他税理士から渡された書類に記入
私の場合は、税理士が何度も追加書類を言ってきて、毎回島から本土に行かなくちゃいけなかったので、面倒くさかったんです。それ以外はあまり面倒くさいとは思わなかったですが、信頼できる税理士の知り合いがいない場合、英語・タイ語が苦手な場合は、エージェントに任せた方が良いです。
手数料も安いし、あの面倒くささを考えると、2-3万バーツの追加出費なんて余裕で払いたいくらいですよ。
また、外国人一人に対し4人のタイ人の従業員を雇う事が法律で定められています。もし4人もいらない時は、まぁ何というか・・・色々裏技があるのでそこは業者に聞いてみて下さい。タイは何事も、柔軟に事が進みます。(笑)
タイの有名な日本系企業で「タイ自由ランド」ってあるのですが、ここはいろんなサポートをやっているので、参考にどうぞ。
結婚をして移住

難易度 | |
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メリット | 長期滞在しやすい |
デメリット | タイ人と長く付き合うのは難しい |
デメリット2 | 2019年現在、3ヶ月に1回イミグレに行かなくちゃいけない |
デメリット3 | 結婚しているのに就労ビザがない |
こんな人におすすめ | お金がないけどタイに住みたい人 |
ある意味コレが一番ハードルが高いと思います。(笑)
まぁ、詳しくは「タイ人女性と外国人パートナーの結末」を読んでみて下さい。
「こんな人におすすめ」で、お金が無いけどタイに住みたい人、と言いましたが、お金があるとそれ目当てでしか女の子は来ないからです。ただ、お金が無いと付き合えないですが・・・
また、タイ人女性との出会いの場所は、以下に紹介する場所が多いです。
- ゴーゴーバー
- マッサージ
- フェイスブック
- 出会い系アプリ
どうしてもタイに長く住みたい方は、ご検討をどうぞ。
また、タイ人との恋愛の特徴として、天国と地獄が頻繁にやってくる、です。天国にいるかのように甘いひと時を過ごしている1秒後に、なぜだか修羅場がやってきます。なんで?分かりません。
ここまで読んで分かると思いますが、今回7つの移住方法を紹介していますが、これが一番おすすめしません。
何で?
だって過去10年間で、全てを失った外国人男性を嫌というほど見てきたからです。
「私の彼氏・彼女はそんなんじゃない!」って人は、ご自由にどうぞ。当然中には真実の愛で結婚して、長く続いている人もいるので、頑張れば続くと思います。
「タイ人と付き合うのは何でそんなに難しいのか」も一緒に読んでみて下さい。
リタイアメントビザで移住

難易度 | |
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メリット | ビザの取得要項のハードルが低い |
メリット2 | ビザは1年更新 |
デメリット | 約300万円(80万バーツ)をタイの銀行に預金 |
デメリット2 | 50歳以上から申請できる(50歳以下は出来ない) |
こんな人におすすめ | 自由快適な老後を送りたい人 |
リタイアメントビザの種類は2つあります。
- 退職者長期滞在ビザ(O Aビザ)
- 年金ビザ(Oビザ)
OAビザは、50歳以上で80万バーツ以上(約300万円)の預貯金もしくは、預貯金と年金収入合算で80万バーツ以上が必要です。
年金ビザは、年金収入が月額15万円以上必要です。(タイ総領事館公式ページには15万円と書いてありますが、6,5万バーツ必要のはずです)
300万円なら何とかなりそうですね。年金収入が6万5千バーツはちょっとハードルが高いかもしれませんが、ほとんどの人は大丈夫だと思います。
何と言っても1年間ビザが有効なので、嬉しいですね。他のビザは3ヶ月ごとにイミグレに行かないといけないので、面倒と言えば面倒ですしね。
知り合いのヨーロッパ人は、基本的に自分で全部手続きをしているようですが、当然文句もかなり言っています。「必要書類を持って行っても別のものが必要と言われた」、「ルールが変わり過ぎる」などです。
自力でも出来ますが、面倒な人はエージェントにやってもらえば簡単だし、手数料もそんなに多くないと思います。
自分で申請する方は、公式ページで詳細を確認してから申請してください。
投資家ビザ
難易度 | |
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メリット | 不動産は値崩れしにくいらしいので損をしにくい |
デメリット | 約3500万円使ってまでタイに住む理由があまりない |
デメリット2 | ビザをキャンセルした時に不動産を持ち続けるか売るかしないといけない。負動産になる可能性あり |
こんな人におすすめ | 50代以下で3500万円以上持っている人 |
以前「東南アジア8ヵ国のリタイアメントビザ・投資家ビザの取得方法」でも紹介したのですが、主な必要条件は、こちらになります。
一千万バーツ(約3500万円)以上の不動産を買う、もしくは同額以上の預貯金をタイで3年以上する 、同額以上の国債を買う、です。
不動産は、コンドミニアムになることが多いと思います。というのも、私達外国人は土地を買えないので、普通の一軒家なんて買ったら土地の所有者はタイ人、建物はあなたとなるので、いつか追い出されると思いますよ。
このビザはあまり需要は無いと思いますが、もしお金が余って困っている人がいたら考えてみて下さい。
タイランドエリートビザ
金銭的に余裕がある方は、こちらが一番です。
こちらはタイ王国政府による国家プログラムで、このプログラムの目的はぶっちゃけて言うとお金です。政府はお金が欲しいから、お金を払えばVIP待遇ですよっていう事です。
メリットとしては、通常の面倒なビザの手続きや要件など関係なく、最長20年の長期滞在ビザをタイランドエリートの会員になるだけで取得できます。
また、リムジン送迎や、専用レーンでの入国審査などかなりVIPな対応なのでおすすめのビザです。
主な会員の種類は以下になります。
イージーアクセス | 期間・5年/入会金50万バーツ(約165万円) |
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ファミリーエクスカーション | 期間5年・2名分/80万バーツ(約260万円)・家族メンバー30万バーツ(約100万円) |
エリート・スーペリオリティ・エクステンション | 期間20年/ 入会金100万バーツ(約330万円) |
エリート・プリビレッジ・アクセス | 期間10年/入会金100万バーツ(約330万円)・家族メンバー80万バーツ(約260万円) |
他にもカードの種類はありますので、下記リンクから確認してみて下さい。申請もこちらからできます。
まとめ
タイは移住先に向いていると思うのですが、年々物価も上がって来て生活できなくなっている外国人も増えてきています。
物価が安いと思って行くと、結構困る事になると思うので、よく計画してから移住をして下さい。
なんてこと言いましたが、まぁ日本に比べると物価は安いのでみなさんは大丈夫かと思いますが・・・。
<タイに行くなら下記からご予約をどうぞ>