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スペインでも非常事態宣言が!現地にいる旅行者はどうなる?

ついにスペインでも、非常事態宣言が出されましたね。

今後は街の封鎖や、行動制限などが全国的に出される模様です。

先日バルセロナにいた時に結構な数の日本人観光客を見ましたが、移動制限などあるとどうなるんでしょうね?

飛行機はまだ飛んでいるようですが、これもいつ止まるか分からないですよね。

2020年3月13日に、スペインのサンチェス首相が会見を行ったので、概要を紹介します。

スペインの非常事態宣言

スペインでは3月13日までに新型コロナウイルスの感染者が4231人、死者が121人でており、急速に感染が広がっています。

13日の演説で、首相は「感染者が1万人に上ることも否定できない」と言っており、事態は一層深刻になっています。

非常事態の宣言は、感染を拡大しないための予防措置として実施され、本日14日午後(日本時間の夜)には詳細が発表されました。

2020年3月16日月曜日、朝8時から以下の事が適用されます。

  • 仕事・薬局・スーパーマーケット以外では外出しないようにする
  • (もうすでに多くの学校は休校していますが)学校は休校で、博物館などの公共施設は営業しない、バーやレストラン、カフェなどの飲食店は閉店
  • 電車やバスなどの公共機関は半分の運航にする
  • 非常事態宣言は、スペイン人に適応する

注)外出に関して、二人での外出はしてはいけないが、1人で行く場合はOKとのことです。

外出禁止などの行動制限は、スペイン人に限るとのことですが、旅行者は移動しても良いという解釈になるのでしょうか?

今のところ、懸念されていた都市間の移動は制限されませんでしたが、バルセロナ近郊の4つの街、イグアラダ、サンタ・マラガリダア・デ・モンブイ、ビラノバ・デル・カミ、オデナなどでは、すでに移動制限も出されています。

学校の対応は、上級生は今後オンライン授業に切り替える予定です。

また、私たちが今現在いるバルセロナ南部では、子供たちが遊ぶプレイグランドも閉鎖され、スーパーも品薄状態でした。

スペイン・コロナウイルスの影響でプレイグランドも閉鎖し、スーパーも品薄状態

旅行者はどうなる?

さて、ここからが本題なのですが、今現在スペインにいる観光客はどうなるのでしょう?

サグラダファミリアやガウディ博物館などのバルセロナの観光地は、3月14日に閉鎖されており、オープン時期はコロナウイルスの状況次第という事です。

その他の観光施設も、16日から閉鎖という事なので、観光どころじゃないですよね。

今後スペインに来る予定の方はキャンセルを検討していると思いますが、来ても大変な状況ですね。

観光はほぼできないし、食べるところにも困るかもしれませんよね。だって全部閉まるんですから。

となると、旅行者はどこでご飯を食べるのでしょうね?

バルセロナのいくつかのホテルのレストランはすでに閉店しているとの事なのですが、今後旅行者はスーパーで出来合い品を買って食べることになるのでしょうか?

そもそもホテルは営業を続けるのでしょうか?

政府から何か情報がでたら逐一アップデートしますが、16日月曜日にならないと何も分からない状況です。

多くの人は4泊や5泊の旅行でスペインに来ていると思いますが、仮に航空会社が運休した場合や、乗り換え中継地がスペインからのフライトを拒否した場合は、新しいチケットを探して帰国しないといけなくなりますね。

今現在、イタリアからの航空機はスペインに入国できないのですが、その他の国からの飛行機は通常通りに運行しています。

ただし、イギリス航空やEasy jet、ライアンエアーなど多くの航空会社はスペイン行きのフライトをキャンセルしています。

はっきり言って、誰にも状況が読めないですよね。

今現在私たちは移住をするためにスペインに来ており、家の契約が始まるまで1週間ほどあるのでバルセロナ南部の友達の家に泊まっています。

今後飛行機を使う予定はないのですが、今後「都市間の移動を禁止」された場合は、身動きが取れなくなります。

今のところは、旅行者は移動できるようですが、いつ状況が変わるか分からないですね。

最後に

今のところは帰国だったり、他国に移動することはできるのでそこまで問題はないですが、今後の発表次第では帰国できないなんてこともありますね。

スペイン政府から今後もなにかあれば発表されるので、され次第情報を追記してお届けしますね。

<参考記事・El Pais