バレンシアはバルセロナやマドリードよりも物価が安く、金銭的にも過ごしやすいです。(笑)
しかも観光スポットがコンパクトにまとまっているので、多くの場所は徒歩で行けるし、見どころも多いので飽きることもないし。
この道には何もないだろうと思って歩いていると、実は有名な観光スポットが目の前に出てきたりと、歩いて楽しめる街です。
夏は観光客が多いですが、それでもバルセロナなんかと比べると少ないので、観光もしやすいですよね。
それでは、ここだけは見ておきたい観光スポット7選を紹介します。
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芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)
目をモチーフにして作られたレミスフェリックは、特徴的な形ですよね。
瞼部分は開閉もするんですよ。
レミスフェリックは、プラネタリウムと3D映像が楽しめるiMax(アイマックス)、そしてレーザー光線のショーが楽しめます。
芸術科学都市には、このレミスフェリックの他にも色々あります。
- ソフィア王妃芸術宮殿(オペラハウスや劇場)
- ルンブラクレ(庭園)
- フェリペ王子科学博物館
- ヨーロッパ最大の水族館
まず間違いなく、バレンシアに来た人は芸術科学都市に訪れるってくらいの名所です。
子連れならこの水族館は皆行くかと言うほど人気で、スペイン最大じゃなくヨーロッパ最大の水族館です。
施設に入るには有料で、料金はこの様になります。
- レミスフェリック・8ユーロ/割引料金6.2ユーロ
- 科学博物館・8ユーロ/割引料金6.2ユーロ
- 水族館・31.3ユーロ/割引料金23.3ユーロ
- 上記3つ全て・38.6ユーロ/割引料金29.1ユーロ
4歳~12歳と65歳以上は割引料金で、3歳以下は無料ですが、年齢が証明できるもの(パスポート等)が必要です。
他にも細かく料金が分かれているので、詳しくは公式ページで確認できます。
バレンシア中央市場(The Central Market of Valencia)
バレンシア中央市場は市民の台所として知られていますが、今では半分観光客向けという値段になっています。
それでも安いのですが、物価を考えるとちょっと高いものも有りますね。
もともと青空市場として使われていたこの場所に1914年に今の屋根付きの建築が始まり、完成したのは1928年になります。
この市場では何でも買えるし、試食や食べ歩きも出来るので、バレンシアの食を堪能できます。
約8000平方メートルの敷地に274のお店があり、朝7時半~15時までオープンしています。(日曜は休み)
詳しくは「バレンシア中央市場への行き方!バレンシアの食を堪能できるマーケット」をどうぞ。
サンタマリア大聖堂(Valencia Cathedral)
ここの目玉は、キリストの最後の晩餐で使われた(と言われている)聖杯が展示されていることです。
以前流行った、ダヴィンチコードでも聖杯を探していましたね。
聖杯は大聖堂に入って右手奥に展示されており、椅子が設置されているのでのんびり眺める事も出来ます。
ミサがあっている時は、こんな感じなのであまり見れないです。(入れないという噂も・・・)
教会が開いている時間は時期や曜日によっていろいろ変わるのですが、どの時期でも昼の2時から夕方5時半は開いているので、訪れる目安にしてみてください。
ガイドツアーも予約できるので、詳しく知りたい方は、大聖堂の公式ページで確認してみて下さい。
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
<visitvalenciaより引用>
15世紀後半に建てられた絹の商品取引所で、1996年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
取引所というよりはお城っぽい造りですよね。1482年に建設が始まり、すべて完成したのは1548年になります。
スペイン人って、長期計画が好きなんでしょうか?それとも、「もっと大きくしたい」って考え、継ぎ足していっているのでしょうか?
50年、100年、何百年と完成までに建築することが多いですよね。
ラ・ロンハは4つの部分があり、
- 海の領事の広間
- 塔
- 柱のサロン
- オレンジの中庭
それぞれ見どころがあります。
柱のサロンは細長のらせん状の柱に支えられており、ヤシの木が伸びた様にも見えますね。
塔の上に行くには螺旋階段を昇って行くのですが、中心部に柱がない階段です。
昔は、古代の不思議でも取り上げられていた階段ですね。どうやって支柱なしに成り立つのか?って。
サンタマリア大聖堂や中央市場の近くにあるので、是非一緒にのぞいてみて下さい。
マルバロサ海岸
バレンシア中心部から40分ほどの場所にあるマルバロサ海岸は、観光客や地元の人に人気のビーチです。
ビーチそばにはカフェやレストランが立ち並んでいる為、ランチするのも良いですね。
夏だけでなく秋冬でも暖かい日は多くの人が遊歩道を歩いているし、ビーチでのんびりしている人も多いです。
バレンシアは見どころが多いので観光スポット巡業に疲れた人は、ビーチに来てほっと一息なんていいんじゃないでしょうか?
ビオパーク
ビオパークって何かな?と思っていたら、動物園でした。
この動物園は日本の動物園の様に無理やり動物を狭い折に閉じ込めるわけでなく、動物が自然な行動をとれるように建設、維持管理されています。
なので、自然と同じように異なる種の動物が一緒に暮らしていますし、象はグループで住んでいます。
日本の動物園は海外のものと比べると、「かわいそうに飼育されている」感じがしますが、バレンシアの動物園は飼育されているというよりも、生息している感じですね。
子供連れの方は、絶対に行った方がいいです。
子供たちに、より自然に暮らす動物たちを見てもらうことは良い勉強になると思います。
入場料金はちょっと高いのですが、この様になっています。
- 大人(13歳~64歳)・・・23.8ユーロ
- 子供(4歳~12歳)・・・18ユーロ
- シニア(65歳以上)・・・17.5ユーロ
- 幼児(4歳以下)・・・無料
バレンシア闘牛場(Plaza de Toros)
<右がバレンシア北駅で、左の円形の建物が闘牛場です>
私がいた時は開催されていなかったのですが、オープン時期は本当に人が多く、まともに道も歩けないくらいごった返しています。
スペインといえば闘牛というくらい有名なので、見る人も多いのかと思います。
闘牛はちょっとな~って人でも、このアリーナは見る価値があるので是非行ってみて下さい。
場所はバレンシア北駅に隣接しているので、すぐに分かります。
闘牛を見る場合のチケットは、7ユーロ~142ユーロまでと幅広く、席が前か後かや、日向や日陰などで料金が細かく分かれています。
詳しい料金は、こちらの公式ページで確認し、購入も出来ます。
最後に
バレンシアはコンパクトに観光スポットが固まってあるので、観光がしやすいですね。
1ついけばそのすぐそばにもう一つ、そのすぐそばにももう一つ、なんて距離感なので、なかなか足が休められないですが、旧市街だったら徒歩でぜんぜん回れるので、のんびり散策しながら楽しんでください!