海外移住

海外移住に向けての出国前の準備・手続きの全て

海外移住に向けての手続き

このページでは、移住に向けての大まかな行動を紹介します。

移住と一言で言ってもやる事は沢山あるので、時系列に沿ってやるべきことを紹介していますので、参考になれば幸いです。

国を決める

海外移住に向けての手続き 移住先を決める

まずは、一番重要な所ですね。

人それぞれ重要なポイントは違うと思いますが、私は「暖かい国」を基準に移住する場所を選びます。だって、寒いの苦手なんです・・・。

他にもこんな理由で、移住先を選ぶ人が多いです。

  • 子供の教育(英語圏の国)
  • 物価が安い
  • 在留邦人が多い・少ない
  • 憧れの国
  • その国の文化に魅了されたから
  • ビザが取りやすい
  • 結婚
  • 海外転勤
  • 就職

ビザがとりやすいというのは凄く重要ですが、取りにくくてもその国が好きなら、ビザ取得に向けて頑張りたいですね。

ビザを決める

海外移住に向けての手続き ビザを取得

自分の状況にあったビザを選びましょう!

移住と言っても、色々な方法がありますよね?

ビザの規制が緩い国なら、観光ビザを延長し、ビザランで何年でも滞在できる国もあれば、ちゃんとしたビザを取らないとダメな国もあるし。

また、ビザを取るにしても、就職してビザを取るか、起業するか、はたまたリタイアメントビザを取るか。

方法はこのようになります。

  1. ビザランをして、ビザを更新する
  2. その国で就職する 
  3. 学校に通う
  4. リタイアメントビザを取る
  5. 投資ビザを取得する 
  6. 外人の恋人を作る、もしくは結婚する
  7. 子供を現地の学校に通わせる

ご自分の状況にあったビザを見極めて、ビザ取得に動いてください。

こちらの「おすすめの海外移住方法7選」で、移住するビザの種類を紹介していますので、参考にどうぞ。

日本の住まいをどうするか決める

海外移住に向けての手続き 日本の家を退去

さて、移住先が決まりビザも申請中であれば、今後今お住いの家をどうするか、考えないといけません。

賃貸であれば、解約するだけでよいですが、持ち家の場合、一般的には以下の方法を皆さん取っていますね。

  1. 売却
  2. 賃貸で貸し出し、収入を得る
  3. 家族に譲る
  4. 帰国した時用に取っておく

私の周りで多いのは、賃貸で貸し出す、家族に譲る、が多いです。

家賃収入があれば、移住先での生活も楽になりますし、家族に譲る人は、帰国時に滞在できるからという理由です。

私は以前、帰国した時用にマンションを残していましたが、人が住まないと家は痛むし、管理費や固定資産税などかかるので、おすすめはしませんが、万が一「海外の水は合わない。やっぱり日本に帰ろう」と思ったときは、重宝しますね。

おすすめは、賃貸で貸し出し、移住先で「もう大丈夫だ」と思ったら売却ですね。その場合は、家族や信頼できる知人に先に一言伝えておきましょう。でないと、一時帰国して手続きを進めないといけなくなります。

売却を決めた場合

家を売却する場合は、当然家具や洋服、車もお持ちなら売ってと、いらないもの全てを処分することになります。結構大変ですよね。

ただ、ここを頑張れば移住への足しにできるので、面倒臭がらずにぜひやりましょう。

また、電気・水道・ガス・インターネットなども解約手続きをしましょう。

下記にリンクをつけたので、売却の相談をしてみてください。

あなたの不動産、今いくら?不動産の売却査定ならノムコム

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車を売るならガリバーにお任せ

出発日時を決める・航空券を予約

海外移住に向けての手続き 出国日を決める

あまり深く考えずに、2~3ヵ月以内の日程で!

ビザによっては、航空券の提出が必要なのでここに記載しますが、航空券の提出がいらない場合は、もうちょっと後でも大丈夫です。

今回は移住で行くので、当然片道航空券ですね。

航空券はこちらからどうぞ。

JTB

スカイスキャナー

銀行口座

海外移住に向けての手続き 銀行口座開設
  • 現地口座開設
  • 日本の口座はそのままで

私は以前、ニュージーランドに2年ほど住んでいたのですが、この時は日本にいた時に、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)という銀行の口座を開設してから渡航しました。

これは国によるのですが、日本にいても手続きが出来る国であれば、口座を開設して渡航することをお勧めします。

また、日本の銀行はクレジットカードの決済銀行になっていると思うので、そのまま残していた方が良いです。



現地に渡航してから銀行口座を開設する場合

Transferwiseの開設は必須です!

日本で移住先の銀行口座を開設できなかったら、現地で口座を開設した後に、日本の口座から送金することになります。

なので、日本にいる時に必ずオンラインバンキングを申請しておきましょう。銀行によっては、窓口からでないと海外送金が出来ないので、確認してから申請をして下さい。

ちなみに私が使っている西日本シティ銀行は、できないんです。(このご時世でこのサービスは凄いですね・・・)UFJや三井住友銀行は、オンラインバンキングで送金できます。

銀行経由の送金は手数料がかなり高くなることがあるので、注意してください

上の注意点で言ったように、手数料が高い所はめちゃくちゃ高いんです。で、私が使っている方法は、Paypalと、Transferwiseです。

海外にいたらPaypalを使う事があるので、持ってて損はないサービスです。海外送金の手数料は、銀行より安いですが、Transferwiseに比べると結構割高です。

下図は、なぜトランスファーワイズが安いかなのですが、送金しないからなんです。この会社は、日本にも口座があり、海外にも口座があるので、彼らは海外送金せずに私達のお金を動かしてくれるんですね。

頭いいですよね、この仕組み。

Transferwiseが安いわけ

Transferwiseは、初回にマイナンバーカードのアップロードが必要です。アップロード後に、記載した住所にコードが書かれた書留が来ます。(所要時間3日〜1週間ほど)

これで準備完了ですので、現地で口座を開設したら、その口座に送金しましょう。

詳しくは、下記リンクを参考にどうぞ。

海外移住者必見!最も安い海外送金の方法・トランスファーワイズの使い方

クレジットカード

海外移住に向けての手続き クレジットカードを作る

クレジットカードは最低2〜3枚は作りましょう!

クレジットカードを1枚しか持っていない方は、あまりいないと思いますが、できれば2-3枚は持って行きましょう。

これは、カードを失くした時や、カードを使う国が変わるとブロックされることがあるからです。

ちなみに私は以前オリコでVisaのクレジットを持っていたのですが、地獄でしたよ。旅行している国が変われば毎回カードがブロックされ、ベルギーにいた時なんですが、お金が全然おろせずに3日野宿しました。

クレジット会社に電話し解除してもらいましたが、次にフランスに移動したら、またブロック!何度手続きをしても、毎回ブロックされましたね。

当然もう使っていませんよ、このカード。

こういった事が起こる可能性もあるので、カードは複数枚持って行きましょうね。

「年会費無料の海外旅行保険が付いたクレジットカード5選」で、年会費が無料のクレカを紹介しているので、2-3枚追加で持って行きましょう。

生命保険の手続き

海外移住に向けての手続き 保険の契約

これは、保険会社各社で規定が違いますので、詳しくはお申し込みの保険会社に問い合わせてください。

基本的には、住所の変更などの書類の提出ですね。また、保障内容に変更がないかなども合わせて確認されてください。

渡航先での保険

ほとんどのビザを取得する時に、海外旅行保険が必要だと思います。

今ご利用の保険会社に尋ねるのが一番ですが、ビザによっては、現地の保険に加入できます。国によっては現地の保険がいいし、そうでない場合もあるので、時間をかけて検討してください。

ちなみに、私はドイツで地元の保険会社と契約しています。1家3人で月々180ユーロほどと高いのですが、基本的に病院は全てタダなので悪くないですね。

移住先での仮住まいを決める(現地に行って本住まいを見つける)

海外移住に向けての手続き 移住先で家を見つける

さて、移住先での住まいですが、もう何度か渡航して目星の地域や家があるのなら大丈夫ですが、私はまず、1ヶ月くらい現地のホテルやコンドミニアム(長期ホリデー用の家)に住んで、現地で情報収集してそこから家を借ります。

写真じゃわからないこともあるので、やっぱり現物を見て決めたほうがいいですね。

booking.com、Airbnbで探すか、英語のサイトでもいいなら、「Long let 地名・国名」で検索すると、長期ホリデー用の家を探せます。

Airbnb



Booking.com

区役所での国外転出届手続き

海外移住に向けての手続き

ここまで来たら、あと少しですね。

区役所での手続きは、あっさり終わりますが、出国の1〜2週間前までには行きましょう。

手続きはこれです。

  1. 海外転出届の提出
  2. 年金を払っている世代なら、継続か解約か選ぶ
  3. マイナンバーカードの返納
  4. 出国前に国民健康保険証を郵送する

2の年金ですが、継続したほうが当然もらう額は大きくなります。

解約した場合でも、海外移住した場合は、現地で年金を払っていると見なされるので、日本でも支払っている期間にカウントされます。

例えば、年金を10年払っているとします。ここで海外に移住して、20年後に日本に帰って来たとしたら、実質年金は10年しか払ってないのですが、海外にいた20年もみなし期間としてカウントされるので、30年払ったことと同じになります。

ただ、実際に支払っている人より受給額は減りますが。

3のマイナンバーですが、区役所に提出すると、海外に転居する旨が記載されて、すぐに返還されます。もし日本に戻って来たら、同じ番号が使えるってわけですね。

4の国民健康保険証は、区役所に手続きに行った時に返納もできますが、ギリギリまで使う可能性があるという人は、この時に返納するための封筒をもらえるので、これを出国する時に郵送します。

携帯の解約

海外移住に向けての手続き 携帯を解約

そろそろ携帯電話の解約を頭に入れておかないといけませんね。

解約すると、当然その日から使えなくなるので、出発前日に手続きすると思います。

また、今お持ちのスマホを海外でも使うと思うので、SIMロックを解除しておきましょう。

ドコモーSIMロック解除

AUーSIMロック解除

ソフトバンクーSIMロック解除

郵便局での手続き

海外移住に向けての手続き 郵便局での手続き

海外に転出するので、日本に住所がなくなります。自宅を維持する人もそうでない人も、郵便物の転送サービスの手続きをしましょう。

ちなみに、海外に郵便物の転送はしてくれないので、家族・親戚などの住所に転送してもらいます。

これは、何かあった時に役に立つので私はしていますが、「日本に未練も用事もない」って方はしなくてもいいかもです。

郵便局ー転送サービスについて

最後に

お疲れ様でした。あとは出国して、移住先で楽しむだけですね。

ちなみに、移住は大きな決断ですが、もし移住先が思ったようなところじゃなかったら、別の国に移住を検討するのもありですよ。

観光客として長期滞在するのと、実際に移住して長期滞在するのではワケが違うので、こんなはずじゃなかったって思うこともあるかと思います。

別の都市に移動してもいいし、別の国に行ってもいいと思いますよ。

ちなみに私は、ニュージーランド2年、オーストラリア3年、タイ10年、ドイツ1年半と、移住先をコロコロ変えています。

私は慣れすぎたので、国を変える抵抗感がないだけですね。笑)

移住前に現地の言葉も勉強しておくと、移住がスムーズになるのでそちらも忘れずに!

おすすめオンラインスクール・海外移住をする前に現地の言葉を学ぼう!で 語学レッスンのサイトを紹介しています。

ほぼどの言語にも対応しているので、是非参考にどうぞ。