ここ最近は、バルセロナの状況から目が離せないですね。デモが多発していますから。この上の画像には、The Spanish King is not welcome in the Catalan countries(カタルーニャはスペイン国王を歓迎しません)と過激な事を言っています。
またthelocal.esによると、今年9月にカタルーニャの独立運動を先陣する、新たな組織が作られました。この組織は、「誰が」「どこで」やっているのか分からない、謎の集団となっています。
その名前は、Tsunami Democràtic(ツナミデモクラティック)と言います。
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ツナミデモクラティック
最初のツイートは、何人かの政治家たちや、先日投獄されたカタルーニャの政治家からもリツイートされたものになります。
ツイッターの開設は2019年8月で、最初の頃はあまりツイートをしていませんでしたが、2019年10月11日より活動が活発になっていきました。
この日は、スペインの最高裁がカタルーニャの指導者たちに禁固刑を言い渡す日だったからです。ただし、実際に刑を言い渡したのは、10月14日です。
今までで、ツナミデモクラティックが呼びかけたデモは、分かっている限りでいくつかしかありません。
一つ目は最大規模のもので、10月14日にバルセロナ空港を占拠したものです。この時は、155のフライトがキャンセルになり、空港はカオスになりました。
2つ目は、10月21日にスペインの首相がバルセロナを訪れた時に行われた、#SpainSitandTalk(スペインよ!座って話そう)という幕などを持って抗議したものです。ちなみにスペインの首相ペドロサンチェスは、これを拒否しています。
ハイテク抗議
<写真・Catalan for yesより提供>
このツナミデモクラティックの呼びかけに人々が行動を起こすのは、テクノロジーのおかげだと言います。
彼らの通信方法は、Telegramというアプリが使われていて、今では38万5000人以上が購読していて、ここから情報を共有しているようです。
また、今では自前のアプリも作りましたが、公開した直後2時間はアプリをダウンロードする人が多すぎて、サーバーがダウンしたほどです。
ただ、ここまで有名になってしまうと、スペイン政府も黙っていません。
先日スペイン内務省は、ツナミデモクラティックをテロリスト集団と認定し、スペインの軍事警察は彼らのウェブサイトをシャットダウンしました。
また、スペイン政府は誰が黒幕か調べているとの事ですが、詳細は分かっていません。
<参照、引用記事Thelocal.es><写真・Catalan for yesより提供>
最後に
スペインとカタルーニャは平行線をたどっているので、今後どうなるかは予想がしがたいですね。
一つだけできることは、バルセロナに旅行に行く場合は十分に注意をする事ですね。