エクアドル

エクアドルに移住したい?基礎情報やおすすめ移住地を紹介!

エクアドルの基礎情報とおすすめ移住地

エクアドルって意外に有名ですよね?

首都キトにあるミッタ―・デル・ムンド(middle of the world)は地球の中心として有名だし、金箔の聖堂ラ・コンパーニァ、蒸気機関車の旅もありますね。

えっ?知らない?

それでは、魅力たっぷりのエクアドルを紹介します。

エクアドル

南米に位置する小さな国で、北はコロンビア、東と南はペルーと国境を接しています。主な特徴は以下になります。

  • 公用語・スペイン語
  • 首都・キト
  • 最大の都市・グアヤキル
  • 人口1700万人
  • 通貨・USドル(コインのみエクアドル製のドル使用)
  • 時差・日本時間よりー14時間
  • 1人当たりのGDI・6,120USドル
  • 在留邦人・355人
  • 失業率・4,6%
  • 漢字表記は「厄介な瓜が多い」と書いて、厄瓜多
  • エクアドルはスペイン語で「赤道」を意味し、赤道直下の国
  • アマゾン、アンデス山脈、ビーチ、島がある
  • シエラ(山岳地方)、コスタ(海岸地方)、オリエンテ(東部・アマゾン)、ガラパゴス諸島の4つの地域に分けられる
  • 日本でケータイに使われるガラパゴスはエクアドルにある島
  • 石油などの鉱物資源が多く、また農水産品の生産国
  • 老後に移住したい国ランキングで1位を獲得

老後に移住したい国No,1に輝いたのは要因は、、医療の質が高いが費用は安く、過ごしやすい気候、家を買うにも借りるにも安いからといったものがあります。(International Living MagazineによりNo,1に認定)

エクアドル人

エクアドル人

エクアドルは色々な民族がいて、67%はメスティーソ(白人と先住民の混血)、22%は先住民、白人が12%で、残りがアフリカ系です。

国民性

エクアドル人 国民性

明るくフレンドリーで意外に礼儀正しい人が多い印象です。また、中南米でよくみられる特徴で、家族や親戚との関係を大切にする人たちですね。

ただ、当然の様にと言っていいでしょう。時間は守りません。待ち合わせは時間を1時間前倒しにしすれば、待ち時間は減ると思います。

また、スペイン語圏ではどこも似た様な物ですが、あいさつは「ほっぺにキス」が一般的です。(実際にはキスはしませんが、形は同じものです)

治安

エクアドルの治安<dlift.jpより引用>

やはり他の中南米の国と同様、治安はあまり良くないみたいですね。

外務省の海外安全HPによると、アマゾン側やコロンビアとの国境近辺には「渡航中止勧告」が出ています。キト周辺は「十分注意」との勧告です。

どこの観光地でも同じですが、都市部、キト市やグアヤキル市の人が多いマーケットではスリが多いので、注意が必要。また、夜の一人歩きは避けた方が無難です。

特にキト市の旧市街は、治安が悪いことで有名ですね。

とは言っても都市部は注意が必要ですが、海岸沿いや、ガラパゴス諸島は比較的安全なようですね。

ちなみに中南米の国に行くときは、保険は必須です。3か月以内であればクレジットカードに海外旅行保険が付いているものがあるので、それを持って行きましょう。詳しくは「年会費無料の海外旅行保険が付いたクレジットカード5選」をどうぞ。

2019年10月24日現在、反政府抗議活動に伴うデモなどは鎮静化したようですが、キト市内を始め情勢が完全に安定するまでは時間がかかるようなので、特段の注意が必要です。<外務省>

水道水

エクアドルの水道水は飲めない

残念ながらエクアドルの水道水は飲めません。歯磨きなどに使うことは出来ますが、体内に取り入れない方が賢明ですね。

もし田舎の方を旅行する予定がある人は、持ち運びできる浄水器を念のため持って行った方が良いです。近くで水が売ってない場合に役に立ちます。

ビザ

エクアドルのビザ

年に1回、90日以内の観光および商用目的の滞在であれば、ビザは必要ありません。ただし、パスポートの有効期限が6か月以上必要です。

もっと長期滞在したい人は、以下のビザがあります。

学生ビザ

エクアドル大使館によると、これだけです。

  1. 記入済みのビザ申請用紙(大使館にあります)
  2. パスポート(最低6ヶ月の有効期間があること)
  3. エクアドル教育省が認可している教育機関の入学許可書
  4. 支払能力があることを証明する書類(銀行口座の通帳のコピーでも可)

これだけとは言っても学校を探したり、手続き自分でするのは大変なので、エージェントを使う人が多いですね。

「エクアドル 留学エージェント」で検索すると出てくるので探してみて下さい。

エクアドル大使館ービザ

就職する

エクアドル就職となると、案件が少なく難しいかもしれませんが、とにかくエージェントに登録しておいてエクアドルの案件が出れば連絡をもらうという形が一番現実的かもしれません。

また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。

グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs

 

こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強い上記エージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。

もしくは、スペイン語・英語が出来るなら、「ecuador jobs」で検索すると、多くの案件が出てくるので探してみて下さい。給料は安いことが多いですが、早いと思います。

リタイアメントビザ

先述したように、リタイア後に住みたい国No,1に輝いたエクアドルです。しかも年金を受給されている方は、ビザの申請要件が緩いので簡単に移住できます。(手続きは面倒ですが・・・)

申請要件は以下になります。

  1. 申請用紙
  2. Certificate of migratory movement(エクアドル大使館で取得)
  3. Regular immigration status(エクアドル大使館で取得)
  4. パスポート
  5. 過去5年住んでいる場所の無犯罪証明書
  6. エクアドルにとって脅威にならない
  7. 年金受給証明書

手数料は50USドルで、ビザが取得できた場合は400USドル必要です。

詳しくは、こちらのリンクから確認できます。

エクアドル大使館(英語)

日本語のエクアドル大使館の領事部は、「詳しくは大使館にお問い合わせください」としか書いてないので、こちらでも尋ねてみてください。

エクアドル大使館ーコンタクト

移住に向いている地域

物価は安いのですが、移住者の情報を見ていると結構皆さん出費が多いんですね。まぁ、私達外国人はエクアドル人が住むような家を借りることはないので、家賃が高くなっていると思います。

キトに住む外国人の1人暮らしの平均家賃が4万円程で、月に約10万円ほど生活費にかかっています。(Numbeo.com参照)

エクアドルで移住を検討している人は、当然ですが一度訪れて、いろいろな街を見てから決めて下さいね。

JTB



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バイーア・デ・カラケス(Bahia de caraquez)

エクアドル バイーア・デ・カラケス

日本語では一切情報が載っていないので、秘境の類に入るかもしれませんが、欧米の退職者に人気のビーチリゾートです。

ビーチはそこまできれいじゃないのですが、ビーチフロントに多くのコンドミニアムがあるので、ここに住めば毎日夕日を見ながら一日を締めくくれます。

イメージとしては、メキシコのカンクンの小さいバージョンって感じです。

コンドミニアムやホリデーハウスの値段も比較的安く、安い所で、110m2の広さで700万円ちょっと、190m2で1300万円ほどと、日本に比べたら激安で豪邸が買えます。

こういった所は、セキュリティーがしっかりしているので、地元の一軒家を買うよりも安全ですね。

グーグルマップーバイーア・デ・カラケス(Bahia de Caraquez)

モンタニータ(Montanita)

エクアドル モンタニータ

若者の観光客であふれるモンタニータ。タイのプーケットみたいな感じですね。マリンアクティビティー(主にサーフィン)とパーティーが有名です。

実際モンタニータに住むと若者がうるさい可能性もありますが、そんな時は、町はずれやマングララルトの方に足を延ばせば、のんびりできます。

ここは、バーやパブ、レストランが多いので食事場所に困る事は無いですね。

グアヤキル(Guayaquil)

エクアドル グアヤキルのマーケット

エクアドル最大の都市で、港湾都市でもあるグアヤキル(Santiago de Guayaquil)。人口は200万人を超え、周縁地区を合わせると300万人にもなります。

近年は治安もよくなり比較的安全な地域で、ほとんどの観光名所は安全に回れるし、団体旅行者も見かけるほどです。

マレコン2000という川沿いの遊歩道は人も多く治安が良いですが、サンタアナの丘の裏手にあるペーニャスは、貧困層が住んでいるので治安が悪いなど、同じ市内でも場所によって治安状況が変わるので注意が必要です

ただ、夜間の外出時にはタクシーを使うなどをして、犯罪に合わないように注意しましょう。

ここに住む利点は、大きな都市なので必要なものが手に入りやすい、、また、中国人が進出しているのでアジアの料理を食べる事が出来る、観光地なので見所がある、でしょうね。

クエンカ(Cuenca)

エクアドル クエンカ

エクアドル中南部、標高2500mにある都市で、正式名称は長いです。サンタ・アナ・デ・ロス・クアトロ・リオス・デ・クエンカ。

クエンカの都市としての歴史は長いのですが、1557年に建設されたクエンカは、今でも植民地時代の雰囲気を残しており、街自体がユネスコの世界遺産に登録されています。

平均最高気温が20度前後、平均最低気温が9度前後と暑すぎず、寒すぎずといった感じで気温が一定しているので住みやすと思います。ちなみに、4000人ほどのリタイアしたアメリカ人が住んでいるようです。

生活費の安さ、気候の良さ、税金の安さなどが注目されて移住者が多いようです。

キト(quito)

エクアドル キト

最後になりましたが、首都のキトを紹介します。というのも、私的にはあまりお勧めじゃないんですが、一応首都だし移住者も多いので紹介します。

まず一番重要な点で、旧市街は治安が悪い、という事です。旧市街にもホテルがありますが、できれば滞在は新市街に泊まる方が安全です。

新市街のラ・コロン近辺だとマリオットホテルやヒルトンなど一流ホテルがあるので、治安もよい場所になります。

また、新市街の繁華街は夜でも多くの人が出歩いているので危険と言う感じはしませんが、油断せずに常に注意をしましょう。

気候は、ちょっと肌寒いことが多いかと思います。というのも、キトは標高2850メートルの高地にあるためです。また、年間を通して降水量も多いので、雨に遭う事が多いかもしれません。

ただ、キトは観光地が多いし多くの人が住んでいるので、退屈しない場所ですね。

最後に

エクアドルは、海、山、ジャングルに島と全てがあるので、移住地を変えながら生活してみても面白いでしょうね。

コロンビアとの国境に近づかなければ、そこまで治安も悪くないし、冷涼な気候が好きな人はシエラ(山岳部)、暖かい気候が良ければコスタ(海岸部)と2つのチョイスがあるのもいいですね。

また、ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非スペイン語を少し勉強してから行きましょう。

おすすめオンラインスクール・移住前に現地の言葉を学ぼうで、ITALKIというスペイン語のネイティブ講師(時にはエクアドル人講師)もいるオンラインスクールを紹介しているので、ぜひこちらも一緒にどうぞ。