最近は海外旅行に行っても、パスポートに出入国スタンプが押されない事が増えましたね。
私はほぼ1年中旅行をしているので、パスポートの余白が無くなって新しいものにしなくちゃいけないことが多かったので、スタンプは無い方がいいのですが、ちょっと寂しい感じもしますよね。
スタンプがないとどこ行ったか忘れちゃうし・・・。
日本も顔認証ゲートが導入して、私たちはスタンプを押されなくなるし。
でも世界を見渡すと、まだまだ入国時もしくは出国時に押すところも多いですよね。
国によっては外国人にはスタンプを押すけど、自国民には押さないなんてところもありますよね。
ということで出入国スタンプを押さない国を調べてみたので、紹介します。
出入国スタンプを押さない国

スタンプを入国時・出国時どちらも押さない国は、以下になります。
- オーストラリア
- 香港
- イスラエル
- マカオ
- 韓国
オーストラリアは「Smart Gate」という自動入国ゲートを使うので私たち日本人はスタンプを押されないですが、すべての国がこのスマートゲートを通れるわけじゃないようです。
香港、マカオ、韓国は小さな紙きれ(Landing slip)をもらい、これに入国日などが書かれています。
イスラエルは公式には押さないようなのですが、押されることもあるみたいなので、必ず別紙にスタンプを押してもらいましょう。
でないとサウジアラビアなどのムスリムの国に入国するときに、入国拒否を受けることもあります。
入国スタンプだけを押す国

入国日さえ分かれば、滞在している国にとっては十分ですよね。
いつ出国したかなんて、関係ないと言えばないですもんね。
お次は入国した時のみにスタンプを押す国です。
- アイルランド
- アメリカ
- イギリス
- エルサルバドル
- カナダ
- ニュージーランド
イギリスはeGateが導入されたので、日本人も含め多くの人がスタンプを押されなくなりましたが、12歳~17歳は使えないので今まで通りの入国審査を受け、入国スタンプを押されます。
エルサルバドルに、グアテマラ・ニカラグア・ホンジェラスから陸路で出入国するとスタンプを押されないのですが、一応外務省が「入国スタンプが無いために出国時に国境で金銭を請求される事案が発生している」と、注意喚起しています。
エルサルバドルは、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの4ヵ国の合計の滞在期間が90日以内となり、1ヵ国のみで滞在期間を計算しません。
なので、陸路移動だと出入国スタンプを押されません。
カナダのいくつかの空港では自動ゲートが導入されているので、スタンプ自体押されないこともあります。
ニュージーランドは日本も含め、一部の国の人はeGateが使えるので入国スタンプもなくなりましたね。(12歳未満は利用不可)
ヨーロッパの出入国スタンプ事情
シェンゲン加盟国は、最初に入国した国のみパスポートに入国スタンプを押しますが、その後シェンゲン加盟国を移動してもスタンプは押されません。
って言うか、入国を管理する国境が無いのでそれは当然ですね。
ちなみに私はドイツで結婚してビザを取得して以来、ヨーロッパで出入国スタンプを押されたことが無いのですが、どうなんでしょうね。
ビザがあると押されないんでしょうか?ルール上では押されることになっていますが・・・。
今パスポートを確認したら、最後のヨーロッパ入国が2018年のものでした。
このスタンプの後に配偶者ビザを取ったので、それ以降の出入国時はスタンプなしですね。

「2021年からヨーロッパ入国に手続きが必要!ETIASとは?」でも紹介したように、2021年からヨーロッパに入国するときはETIASという電子認証を取得していないと入国できなくなるのですが、スタンプもなくなるのでしょうか?
最後に
自動化ゲートの導入が進めば、徐々に出入国スタンプは無くなっていくでしょうね。
今でも頼めばスタンプを押してくれる場合もあるので、職員に聞いたり、自動ゲートを使わなかったりすれば(一般の入国審査の列に並ぶ)、スタンプは教えてもらえる国もあります。
ただ、時間がかかるし面倒ですよね。
今後はパスポートのスタンプ数自慢が出来なくなりますね(笑)。