海外移住をしたい時って、どんな方法があるでしょうか?
国際結婚や就職、留学など色々な手段がありますが、今回は転職・就職に焦点を当てて紹介します。
私も若いころは、よく海外での就職先を探していましたね。
その頃は特にハードルも高くなかったので、大卒であれば多くの募集があったし、高卒でも色々求人があっていました。
ただ、ネットもあまり流通していない時代だったので、直接企業を訪ねていました(笑)。
最近だと転職エージェントを使って、海外に就職する人が多いですね。
転職エージェントもいろいろあるので、どこが海外就職・転職に強いのかなど調べるのが難しいですよね。
はっきり言って海外就職を扱っているエージェントは多いのですが、案件が多く、サポートも良いエージェントを5つに絞ってご紹介します。
まぁ、20件のエージェントを紹介されても困ると思うので・・・。
海外移住をお考えの方は、ぜひエージェントに登録してみて下さい。
Contents
エージェントを使う利点
エージェントに自分の希望の国や職種、給料など伝え、あとはエージェントは自分のキャリアや目的に合った案件を紹介してくれるので、忙しくて調べる暇がない人でもいい条件の案件が見つかることが多いです。
果報は寝て待てじゃないですが、プロが探してくれるので待つだけですね。(他にもやる事はありますが・・)
また、非公開案件も多いので、エージェントに登録していないと発見できないような案件も見つけてくれます。
海外で働くと、働き始めてから「契約内容と違う」、「契約が複雑で辞められない」などトラブルが起こりがちなので、エージェントが仲介していればそういった雇用契約の難しい部分も理解して就職できるので、未然にトラブルを防ぐことが出来ます。
例えば、海外企業に就職した後、ステップアップで同業他社に転職するのは禁止、なんてことも事細かに契約書に書かれています。
こう言った、「知らなかった」を未然に防ぐためにもエージェントは必要です。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは、設立1988年、従業員数1466名(2020年現在)、拠点は世界11ヵ国25拠点あり、シンガポールやマレーシア、タイなどのアジアとイギリスとドイツなどに海外拠点を有しています。
日系・外資系企業、大手優良企業への紹介が多いのが特徴です。
当然拠点がない国の案件もありますが、拠点がある国・地域への就職・転職を考えている方におすすめです。
例えば、日本にしか拠点がないエージェント経由でドイツに就職したとします。
ドイツ時間の昼の12時に連絡しても、日本は夜8時なので会社は閉まっています。また、直接電話しようとしたら、夜中の12時、1時ごろまで待たないと日本の会社が始まらないので、やり取りをする時に、かなりストレスを感じます。(経験談)
何かあったときに同じ時間帯なので、時差がなくやり取りが出来るので同じ地域に拠点があると、何かあったときにシームレスにやり取りができます。
また、JAC Recruitmentのエージェントには以下の特徴があります。
- 無料サポート
- 紹介された企業に応募するかどうかは自身の判断による(紹介案件拒否可能)
- 面接が難しい人は、電話での面談でもOK
- 登録したからと言って今すぐ転職する必要はなし(自分のタイミングで転職できる)
全体の流れはこのようになります。
- 申し込み(無料)
- コンサルタントがキャリアプランを提案
- 応募した企業へ推薦してくれる
- レジュメ添削や面接対策など実施
- 条件交渉、入社日程調整など
- 入社後もサポート
DODA(デューダ)
DUDA(デューダ)も大手なので知っている人が多いと思いますが、海外転職にも強いエージェントなんです。
DODA社名はパーソナルキャリア株式会社と言い、国内・海外の案件は最大級のエージェントです。
従業員数は5704名(2019年)と多く、関連会社もかなり多いですね。
海外の案件は、「英語を生かす仕事」や「中国語を生かす仕事」など分かれており、見やすいサイトです。
登録から入社までの流れもシンプルだし、専任のアドバイザーがカウンセリングや求人紹介をしてくれます。
また、提出書類の添削や面接サポートなど、サポート体制が豊富です。
DODAは大手だし、案件も豊富でアドバイザーの質が高いので登録しておいて損はない会社ですね。
当然ですが、登録は無料です。
SAMURAI JOB(サムライ ジョブ)
海外案件はサムライジョブより多い所はないじゃないのかな?っていうくらい、海外案件に強いエージェントです。
それもそのはず。40年以上、イギリスを拠点とした11ヵ国で日系企業の海外進出をサポートし、駐在員などの海外転職や、バイリンガルポジションなど、様々なニーズに対応しています。
ただし、このエージェントが先ほど紹介した2つと違う点は、グローバル・外資系・ハイクラスに特化した転職エージェントなので、登録の目安として、今現在の年収が600万円以上ある人は登録してみてください。
600万円以下の人は?
まずは、JAC Recruitmentに登録してみて下さい。
というのも、このエージェントは、先ほど紹介したJAC Recruitmentが共同運営をしているので、似たような案件があると思います。
それでは、Samurai Jobが選ばれる理由を紹介します。
一番の特徴は、案件数の多さと実績ですね。
さすが40年以上日本企業の海外進出を手掛けているだけあって、サムライジョブの右に出るエージェントはいないと思います。
年間約8万5000人が転職サポートに登録してコンサルタントを受け、約43万人のサポートをしてきた実績があり、コンサルタントの総数が650人もいます。(実績は2018年度まで)
非公開求人も多いので、まずは登録してコンサルタントと打ち合わせをしましょう。
リクナビNEXT
言わずと知れた大手のリクルートが運営する、転職エージェント・リクナビNEXTです。
主に勤務地が日本の企業が多いのです、それでもいくつかは海外の勤務地があります。
東南アジア、東アジアが多いですが、中南米や中近東など世界中に転職先があります。
リクナビの面白い所は、グッドポイント診断というものがあり、客観的に自分の強みや特徴が分かる診断が受けれる事ですね。
オンラインで出来るのですが、30分ほどかかる本格的な診断ですが、ただの診断じゃなく、これ応募企業に提出する事も出来、企業があなたの特徴を把握しやすいようにもできます。
リクナビの場合は、コンサルタントが条件に合う就職先を探してもくれますが、基本的に自分でリクナビネクストのサイトから探す、といったことの方が多いです。
まぁそれでも海外の案件はそこまで多くないので、自分ですべてチェックできると思います。
また、上で紹介した3エージェントと比べサポートは手薄い印象です。
というのも、レジュメの添削などもしてくれないし、面接の練習も特にありません。
「なぜ勧めるの?」と思うかもしれませんが、実績のある会社で、海外就職も可能だし、中南米や中近東などちょっとマニアックな場所も選べ、学歴や現在の年収などの条件も他3つに比べ応募しやすいです。
まずは公式ページで、確認してみて下さい。
en world(エンワールド)
エンワールドはアジア太平洋地域3ヵ国に拠点があり、ミドル~ハイクラスのポジションの転職支援を得意としています。東京本社に加え、名古屋と大阪にオフィスがあり、1999年創業と比較的古い会社です。
ただしWebサイトが若干見にくく、日本国内の求人でも無駄に英語で書かれており、ぱっと見ると「海外勤務かな?」と思ったら、外資系の国内勤務だったりします。
現在、日本とベトナム、インドに拠点があるので、この3ヵ国がメインで転職できると思いますが、他の国もあると思います(執筆時はこの3ヵ国のみ)
最後に
海外移住で一番の問題は、どうやって就職するか、どうやってお金を稼ぐかなのですが、今では海外まで面接に行かなくても良くなったので、ハードルは下がりましたよね。
とは言っても、応募する人も多いでしょうし、何かしらのスキルがないと職を得ることはできないと思うので、スキルアップも一緒にやって行きましょう。