マルタ

マルタ移住をお勧めしない理由・在住者が語る本当のマルタ

マルタ移住をお勧めしない理由・在住者が語る本当のマルタ

マルタ共和国に移住を考えている人って、意外に多いんですよね。

マルタに来たことが無い人もいれば、観光できたことがある人もいると思いますが、個人的にはおすすめしない国ですね・・・。

良い点はたくさんあるのですが、悪い点の度合いがひどいんですよね。

ということで、マルタ移住のメリットデメリットを紹介します。

マルタ移住のメリット・デメリット

マルタ移住 メリット デメリット

温暖な気候で住みやすいマルタ。もともとイギリスの植民地だったので、イギリス人の移民が多いし、イタリアも近いのでイタリア人の移民もたくさんいます。

人も親切だし、居心地がいいですよね。

多くのWebなどの媒体で、「マルタがどれだけ住み心地がいいか」を紹介していますよね。

でもこれって本当にそうなんでしょうか?私はマルタに住み始めてマルタの良い所を沢山経験しましたが、マルタの悪い所もたくさん経験しました。

一般的に言われているマルタの良い点と、実際に住んでいる私が思う真実のマルタを比較形式に紹介します。

よく言われるメリット真実
温暖な気候で住みやすい夏は暑すぎるし、冬は家が寒すぎてリラックスできない。(暖房をかなり使わないといけない)
英語が公用語英語とマルタ語が公用語で、他の言語も小学校から教えています
低い税金言うほど低くない
物価が安い食料品や電化製品は実際は他のヨーロッパと大差なし。衣服はドイツの方が断然安い
家賃が安い安いが狭い家が多い。スペインやイタリアの方が安い、もしくは質の高い家が同じ金額である。
治安が良いこれは同意します。あまり危険な地域なんてないんじゃないでしょうか?
のんびりしているのんびりした国ですが、観光客が多いのでのんびりできない時が多々あります
子供を育てやすい教育面だけを見れば、子育てしたい国かも。でもマルタ島の東側で子育てなんて難しいと思います。
国際的同意します。いろいろな国籍・出身地の人がいるので国際感覚を養える
医療費が無料保険料を支払っている人は国立病院は無料です。
医療の質が高い世界でもTOPクラスに良い医療サービスがあるそうです
旅行に行きやすい日本からヨーロッパに行くのと比べると、ヨーロッパ旅行がしやすいですが、交通の便がいいかと言えば、そうでもない

税金

マルタ 所得税Tax Rate-マルタ政府より>

上の図は2019年度の所得税のパーセンテージですが、結構高いですよね。収入が1億円くらいあればマルタの方が節税できるかもしれませんが、結構取られますね。

例えば独身・マルタの永住権保持者だったら、年収1万9501ユーロ~6万ユーロの収入の所得税は25%です。

ワークパーミットなどを取って働いている人は、年収7801ユーロ以上の収入で35%の所得税が発生します。

安くないですよね?

子育てしやすい

マルタ 子育てしにくい

以前「マルタの学校って無料?マルタの学校の制度を紹介」で紹介したように、教育移住だったらメリットも大きいと思いますが、「子育て」と考えると、子育てしやすい場所なんてほとんど無い様に思います。

理由は以下になります。

  1. 子供が走り回って遊べる場所が少ない
  2. 森や山などの自然が無い
  3. 夏の海は観光客が占領していて場所があまりない
  4. 坂ばっかりの国で、まずボール遊びは不可能(Play Groundだったら出来る場所もあります)
  5. 細い道路ばかりなのに車の運転が荒い
  6. 5歳から小学校が始まる(早すぎる)

ぱっと考えただけでこれだけ浮かびましたが、ここまで子供が自由に遊べない(遊びにくい)国も多くないと思います。

また夏になると観光客が多すぎるので、バスに乗るにも苦労するときがあるし、どこかに遊びに行っても観光客だらけでうんざりする事が多くなると思います。

私の家のオーナーカップル(マルタ人)は、夏はゴゾ島で過ごすことが多いそうです。だって、マルタ島はどこに行っても観光客ばかりでリラックスできないからって言っていました。

ゴゾ島も観光客で溢れているんですけどね。

家賃が安い

マルタ 家 在住者<収納が少ないのでかなり散らかっていますが、マルタの一般の家>

「在住者が教えるマルタ共和国の家事情・移住の基礎情報」でも紹介しましたが、私たちの家はゴゾ島にあり、2DK約60m2で家賃は380ユーロ/月です。

当然ですが日本と比べると広くて安いですが、一般的なヨーロッパの国と比較したらそんなに安いわけではないです。

むしろスペインやイタリアだったら、地域によれば庭付きで面積も広い家に、これより安く住めます。

今現在は実はスペインに引っ越しをしようとしていて、スペイン南部の都市部で家を探しているのですが、いくつも「庭付き・3LDK・400ユーロ以下」の物件があるのでオーナーたちと交渉しています。

ちなみにバルセロナ近郊に住んでいる親戚は、3LDK・プール付き・庭(約400m2)付きで500ユーロ/月の家賃を払っています。

また観光客に人気の街は、冬はほとんどのアパートメントが空っぽです。体感ですが、マルタにある家の70%は観光客用の家なのでシーズン以外は閑散としています。

これが原因で、マルタ人が家を買うのが大変なんですけどね。

年々不動産価格が上昇しているので、若い世代のマルタ人が家を買おうと思ったら4000万円近くを一生払っていかないといけません。

日本であれば4000万円の家を買う人は多いかもしれませんが、マルタ人の平均給与は日本の半分以下なので、苦労は倍です。

旅行に行きやすい

マルタ ポパイヴィレッジ Popeye village<ポパイビレッジ>

国内旅行であれば、バス網が発達しているのでどこに行くにしても困ることは少ないです。ただ何度も言っているように、観光客が多いので混んでいることが多いです。

海外旅行に関して言えば、日本からヨーロッパに行くよりはヨーロッパ旅行がしやすいですが、マルタは島なので他の国への交通の便がいいわけではありません。

当然ですが、ヨーロッパ本土に住んでいたら近隣諸国にバス・マイカー・電車・飛行機、時には自転車でも行けますが、マルタからは飛行機オンリーです。(シチリアにはフェリーで行けます)

どっちかというと、状況は日本と同じじゃないでしょうか?

日本も韓国にフェリーで行けますが、それ以外は基本的に飛行機移動になりますよね。

最後に

私たち一家は子育てや教育に良いと思って移住してきたのですが、住んでみると今まで考えていなかったようなデメリットが多くありました。

マルタは良い国なのですが、観光に依存しているので、今後この状況が変わるとも思えません。

移住を検討している方は、今回紹介したデメリットも考慮して移住に役立てて下さい。