老後の海外移住って憧れますよね?
日本の煩わしさから解放され、好きな事をして生きる。すごく健全なライフですね。海外は個人主義だから日本の様に極度に人に干渉しないし、歴史の長い国が多いので観光にも向いているし。
「高いんじゃないの生活費?」
日本より生活費が高い国なんて、この世界に数えるくらいしかないですよ!
しかも、今回紹介する国は、年金だけで暮らせるくらいの物価の国です。
観光客として海外に行くときは当然高いですが、家を借りて住み、スーパーに言って買い物をすれば、現地人と同等のコストしか掛からないし、移住しやすいと思いますよ。
また、中南米はほぼスペイン語を使っているのですが、スペイン語のアクセントってローマ字の日本語読みとほぼ同じ発音なので、住んでいたら言語の習得も早いですしね。
今回はリタイアメントビザで移住する方法なので、ビザ取得要件も他のビザに比べると緩いので、海外で自分らしく生きましょう!
それでは、今回紹介する国の特徴はこんな感じです。
- リタイアメントのビザ取得要件が緩い国
- 失業率が高くない国
- 年金だけで暮らせるであろう国
ポイントは2なのですが、基本的に失業率が高い国は外国人に対しての犯罪が多い傾向にあるので、安全性に疑問があるからです。(とは言っても、中南米は基本的に犯罪率が高い所が多いですが・・・)
(平成29年度の平均国民年金受給額は55,518円・厚生年金受給額は144,903円。合計約20万円/月 参照All About Inc)(日本の1人当たりのGDP 45,565USドル)
パナマ
一人当たりのGDP | 15,643USドル |
---|---|
失業率 | 6% |
通貨 | バルボア・USドル(1US$=1バルボア) |
在留邦人 | 388人(2017年) |
中南米のパナマ。ここは年金受給者にとっては凄く簡単にビザが取れます。
要件はこれだけ!
- 18歳以上
- 月に1000$以上の年金・金利収入がある人(家族など1人増えるごとに+100ドル)
- もしくは、10万$(約1000万円)以上の不動産を購入した場合は、毎月の収入が750$以上ある人
安いでしょ?
しかもリタイアメントビザを取得したら、公共機関、光熱費、レストラン、飛行機のチケットなどの料金が25%~50%割引されます!
これは行くしかないですね!!
詳しくはこちらパナマ大使館のHP(日本語です)に、問い合わせてみて下さい。
申請は弁護士を通しての代理申請しか認められてないようですので、業者に頼む必要があります。
パナマの物価は?安全な国?パナマはこんな国だ!で、物価や観光地を紹介しているので、こちらもどうぞ。
メキシコ
一人当たりのGDP | 17,390ドル |
---|---|
失業率 | 3,3% |
通貨 | ペソ(1US$=19,9ペソ) |
在留邦人 | 11,775人(2018年) |
お次は、メキシコ。カナダに住んでいた時にちょくちょく旅行に行っていましたが、安いし人は良いし、楽しい記憶しかないですね。
今回紹介する中で一番物価が高い国ですが、日本の1/3くらいなので心配は無用かと思います。
年金だけで暮らせるであろう国を紹介しているのですが、いつからか条件が変更になっていて、年金受給額が約28万円無いとビザを申請できなくなっています!
さてメキシコはリタイアメントビザという名前でのビザは無いようですね。「永住者査証(退職者・年金受給者の場合)」というビザになります。
このビザの有効期限は180日で、メキシコ入国後30日以内に居住する地域の入国管理局(INM)にて永住資格の在留カードに切り替える手続を行ってください
また、メキシコは弁護士などに頼まなくてもいいし、比較的簡単なので自力でビザの申請が出来ます。(とは言っても不安な方は業者に尋ねてみて下さい)
さて、こちらも要件は簡単。ただちょっと高いです・・・。
- 申請日より直近6ヶ月にわたり、毎月51,340ペソ以上の年金を受給していること(51,340ペソX5,46=約28万円)
- もしくは直近12ヶ月にわたり各月の平均残高が2,053,600ペソ(約1100万円)以上であること
注意点として、メキシコ大使館に予約を取り、面接に行かないといけません(スペイン語・もしくは英語での面接の可能性あり)
詳しくはメキシコ大使館のHPをどうぞ。(日本語です!)
こちらのメキシコってどんな国?物価は安い?安全?で、メキシコについて詳しく紹介しているので、是非参考にされてください。
また、カンクンであれば、カンクンだったり移住したい!メキシコの安全リゾート地を参考にどうぞ
コスタリカ
一人当たりのGDP | 11,577ドル |
---|---|
失業率 | 9,3% |
通貨 | コロン(100コスタリカコロン=18,3円) |
在留邦人 | 386人(2016年) |
コスタリカも、すっごく安いし、簡単ですよ!
条件は、たったこれだけです!
- 月に1000US$以上の年金・金利収入がある人
海はきれいだし、人も優しいし、ブラジル人なんかに比べるとそこまでノリノリで明るい人たちではないので、一緒に生活していて楽です。(笑)
さて、手順はと言うと、必要書類を提出しビザを申請すると、provisional visaが発給されます。その後、コスタリカに入国した時に大使館の指示に従ってすべての手続きを完了させればビザの取得が出来ます。
コスタリカもリタイアメントビザという名前じゃなく「定年退職した人向けの在住許可(Residence permit for retirees)」という名前になっていますね。(Pensionado visaと言っている場合もあります)
必要書類などは、大使館のページより詳しく調べて下さい。(英語・スペイン語です)
また、日本語で調べたい方は、日本のコスタリカ大使館では情報が載って無く「お問い合わせください」と書いてあるので、問い合わせてみて下さい。
コスタリカ日本国大使館HP 03-3486-1812
コスタリカの事なら、コスタリカってどんな国?移住のための基礎情報も一緒にどうぞ。
グアテマラ
一人当たりのGDP | 4,466ドル |
---|---|
失業率 | 3,2% |
通貨 | ケツァル(1ケツァル=13,7円/2019年10月現在) |
在留邦人 | 379人(2019年) |
グアテマラのリタイアメントビザでは、雇われることは出来ないですが、事業を始めたりする事が出来るので、何かやりたい方にはおススメの国です。
GDPあたりで見たら物価は日本の1/10なので、リッチな気分になれそうです。
さて、ここも申請条件はこれだけです!
- 月に1000US$以上の年金・金利収入がある事
簡単ですね!
詳しくは在グアテマラ大使館ー査証を確認してください。(このページの永住査証という項目です)
また質問などはこちらにお問い合わせください。
在京グアテマラ大使館(所在地:東京都港区西麻布4-12-24興和ビル905号、電話番号:03-3400-1830または、当館領事 班(代表:502-2382-7300または直通:502-2382-7323)までご照会下さい。在グアテマラ日本国大使館より参照
ニカラグア
一人当たりのGDP | 2,030ドル |
---|---|
失業率 | 5,2% |
通貨 | コルドバ(1コルドバ=3,1円) |
在留邦人 | 101人(2019年) |
コスタリカの真上にある国、ニカラグアです。一人当たりのGDPが2000USドルちょっとと言うのを見て分かるように、今回紹介した国で最安物価の国です!
ここがおそらく最安値で移住でき、最安値のリタイアメントビザの条件でしょうね。というのも、申請条件はこれだけです!
- 月に600US$以上の年金・金利収入がある事(家族など1人増えるごとに+100ドル)
6万円ちょっとの年金があればOKです!
詳しくは下記のリンクを見て欲しいのですが、なんとスペイン語しかありません!日本語や英語での情報が見つからなっかったので、自力でスペイン語を読んで申請するか、業者に尋ねるかですね。
一応在ニカラグア日本大使館HPも紹介しますが、ビザの情報は発見できませんでした。中南米のリタイアメントビザは大使館に直接訪ねる仕組みが多い気がしますね。ただ、問い合わせemailはあったのですが、ビザの項目は無かったです・・・。
エクアドル
一人当たりのGDP | 6,120ドル |
---|---|
失業率 | 4,6% |
通貨 | USドル |
在留邦人 | 355人(2017年) |
さてやっと南米です。
エクアドルも条件が緩いので、ほとんどの方はイケると思います。
条件はこちらです!
- 月に800USドル以上の年金収入がある(家族など1人増えるごとに+100ドル)
以上です!!もうこうなったら、考えるより行動ですね。笑)
詳細は、下記のエクアドル大使館のHPを読んでみて下さい。(英語です)
エクアドル大使館ーTemporary Resident・Retired
こちらも念のために紹介しておきます。(スペイン語)
日本語のエクアドル大使館の領事部は、「詳しくは大使館にお問い合わせください」としか書いてないので、こちらでも尋ねてみてください。
こちらの、「エクアドルに移住したい?基礎情報とおすすめ移住地」もどうぞ!
コロンビア
一人当たりのGDP | 6,684ドル |
---|---|
失業率 | 9,7% |
通貨 | ペソ(100コロンビアペソ=3,1円) |
在留邦人 | 1283人(2017年) |
コロンビアは紹介するかどうか迷ったのですが、やっぱりご紹介しますね。というのも失業率がちょっと高いんですよね。それでも在留邦人は1000人以上いるので、心強いと思います。
さて、コロンビアの条件も緩いです。
- 月に約8万円の年金収入がある人
約8万円と言うのは今のレートでなんですが、実際の表現はこの様になっています。
an amount not less than three (3) minimum monthly legal wages in effect
訳すと、コロンビアの最低賃金の3ヶ月分の額を年金でもらっている人、が申請資格があります。
コロンビアの2019年の最低給与は、828,116ペソで、1ペソは0,031円なので、2万5604円が最低給与で、この3ヶ月分なので、7万6812円です。
3年のMビザが年金受給者用のビザになります。詳細は下記リンクをどうぞ。(スペイン語です)
在コロンビア大使館に詳細は聞いてみてください。
パラグアイ
一人当たりのGDP | 5,680ドル(2018) |
---|---|
失業率 | 5,7%(2018) |
通貨 | グアラニー(100コロンビアペソ=1,7円) |
在留邦人 | 4410人(2017年) |
パラグアイはリタイアメントビザという名前ではないのですが、比較的簡単に永住権を取得できるので、ご紹介します。
というのも、1959年に日本とパラグアイは「日本・パラグアイ移住協定」を締結したので、永住権の取得がしやすいのです。
金銭的な申請要件は、以下になります。
- 約2900万グアラニー(約50万円)以上の資金がある
- 生活費の支払い能力の証明
以上です!
正確には下記の様に表記され、「最低日給の350日分に当たる額を自分名義の銀行などに保持している事」となっています。2019年現在は2951万9000グアラニーという事です。
Nota de Depósito Bancario, Financiero o Cooperativo, con un monto mínimo de 350 jornales (Gs. 29.519.000 o su equivalente en dólares), firmada por el o los responsables de la cuenta.
これに、戸籍謄本や無犯罪証明書、健康診断書などの提出が必要です。
特に年齢の規定が無いのですが、無いのでしょうか?詳細が分かり次第追記します。
全ての要件、必要書類はこちらから見れます。(スペイン語です)
まとめ
今回は申請条件のみをお伝えしましたが、当然、申請にはその他必要な書類があります。
必要書類は、証明写真・パスポート・無犯罪証明書・残高証明書・申請書・年金受給している証明書ですが、詳しくは申請時に大使館にお尋ねください。
南米は老後に移住するには本当に安くできるので、ほとんどの人が資格有りだと思いますので、検討のし甲斐がありますね!
おすすめオンラインスクールで紹介しているITALKIという会社は、ネイティブ講師からスペイン語のレッスンが受けれるので、参考にどうぞ。
時期によっては、コロンビア人やメキシコ人、パラグアイ人などの講師もいるので、現地の人から言葉や文化を学べます。