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ベルリン新空港がついにオープン?2020年10月31日開港予定

ベルリン新空港がついにオープン?2020年10月31日開港予定

ベルリンの新空港(ベルリン・ブランデンブルク国際空港)がやっとオープンのめどが立ちました。

2006年に工事が始まり、当初の開港予定は2011年でしたが、ずさんな工事やベルリン監査委員会の要求もあり計画を大幅に変更したため、予定より大幅に遅れていました。

以前は、防火装置が作動しなかったり、作動しても別の施設の警報が鳴るなど手抜き工事があり、また、天井に設置されるべき排煙装置が床についていたりと、建物そのものが使用されることが危険だと判断されていました。

そのために今でもベルリンに飛行機で行くときは、2つの小さな冷戦時代の空港を使用しなくてはいけません。

ちなみに工事自体は20202年11月8日をめどに終わる予定で、新空港がオープンした後は、既存の空港は順次閉鎖される予定です。

過去の問題

この空港で起こった多くの問題の中から、大きなものを紹介します。

2010年6月・・・空港を建設していた建設会社が破産した。

2012年・・・空港を実際に使用できるかテストをしたときに、チェックインカウンターで顧客のチェックインが半分ほどしかできなかった。

そのために、行列ができるので格安航空会社を使っている乗客は「野外テントのチェックインカウンター」で手続きをしようという案が出ました。

2013年1月・・・建設途中で責任者が変わり、建設のことを何も知らないベルリン市長とブランデンブルグの責任者が、空港建設の責任者になったため、変更があり開港が遅れました。

2015年・・・空港の建設に携わっていた会社が破産した。

2016年5月・・・当時2017年開港を目指していたが、空港につながる地下鉄の許可証が間に合わないと発表され、開港が遅延

2017年・・・最終チェックで、スプリンクラーや煙探知機に不備が見つかった

最後に

新空港には新たに電車の路線も作られているのですが、開港が遅れているため、今現在は空気を循環させるために乗客のいない電車が毎日1本走っています。

また空港すぐそばにオープンしたホテルには、当然ながら宿泊客はいません。

本当に2020年10月末に開港するのでしょうか?