2021年1月からヨーロッパ旅行にひと手間手続きが加わりますね。
ETIASに申請しないと入国拒否されますよ。
面倒になりますね・・・。
ETIASとは?

ETIASとは欧州渡航情報認証制度(EU Travel Information & Authorisation System)の略で、ヨーロッパ諸国入国にビザが免除されている国(日本やアメリカなど)の国民がシェンゲン加盟国の一部・26ヵ国に渡航する際に必要になる認証制度です。
アメリカ旅行に必要なESTAのヨーロッパ版ですね。
2021年からは、ETIAS電子認証システムに申請することが必須になり、パスポート情報はユーロポールなどに照会されて審査があります。
ちなみにヨーロッパ在住ですでにビザを取得している人は、シェンゲンビザでの入国になるのでETIASは必要ありません。
ETIASの導入理由は、EUの安全保障を強化する一環で、脅威を事前に防ぎ安全を保つためだそうです。
ETIASはどんな時に必要?
ETIASはビザなしでヨーロッパに渡航する際に必要になり、観光、ビジネス、トランジットなどの時に必要です。
例えばヨーロッパ留学予定で、すでに日本で学生ビザを取得している人は、必要ありません。
ビザなしで以下の国に渡航する場合のみ必要です。
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン
ちなみにこれに申請していないと、飛行機やバスなどでシェンゲン加盟国に行くときに搭乗を拒否されるようです。
忘れたら大事ですね・・・。
申請方法と申請に必要なもの
唯一の救いが、申請は簡単にオンラインで出来るということですね。
必要なものは、ICチップ入りのパスポートとクレジットカードです。
料金は7ユーロ(約840円)で申請書記入はかかっても10分ほどとの事です。(18歳以下は無料)
申請書の記入事項は以下になっています。(今後内容が変わる可能性もあるので、申請前にETIASのHPを確認してください)
- 名前や誕生日、出生地
- 国籍
- 住所
- Eメールアドレスと電話番号
- 学歴と職歴
- 入国予定地
- 持病の事や、過去に入国拒否を受けて国・場所があるか、犯罪歴などの質問
- 18歳以下は親もしくは法定後見人が申請する
- EU出身国の家族がいる場合は、関係の証明書(婚姻届けなど)、レジデンスカードなど
申請結果は4週間以内に分かるとの事なので、旅行の予定がある人は早めに申請したほうがいいですね。
一度申請してしまえば3年間有効なので、もしかしたらヨーロッパに行くかもって人も早めに申請しても大丈夫ですね。
最後に
今のところは日本語での申請が出来るかどうかなどの情報はないし、今発表されている情報も今後は変わるかもしれないので、何かあればアップデートしていきますね。
<参照・ETIAS,schengenvisa info>