スペイン

スペイン移住への準備・予備知識や人気の都市

スペイン移住への準備・予備知識に人気の都市

ラテンの国、スペイン。

明るくおしゃべり好きな人が多く、生活しているだけで気分が晴れてきます。また、温暖な気候や物価の安さも魅力の一つです。

政府の統計では在留邦人が8192人となっており、ドイツやフランスの在留邦人数は4万人以上になるので、比べると少ないですね。

スペインは食事が本当においしく、日本人に合う味付けなので、移住しても食生活に困ることは無いと思います。

それではスペインの基礎データやビザ、移住者に人気の都市などを紹介していきます。

スペイン基礎データ

スペイン 基礎データ マップ

南欧のイベリア半島に位置し、全国的に温暖な地中海性気候なので柑橘類や、オリーブ、ブドウなどの栽培が盛んです。

また、スペインでは今でもシエスタ(お昼寝)をとる習慣が強く残っているので、午後はお店が閉まっていることも多々あります。

その他の特徴は以下になります。

  • 公用語・スペイン語
  • 首都・マドリード
  • 最大都市・マドリード
  • 人口・約4693万人(2019年)
  • 通貨・ユーロ
  • 時差・-8時間(夏ー7時間)
  • 1人当たりの国民所得・3万697ドル(日本の約3/4)
  • 在留邦人数・8192人
  • 失業率・15,3%
  • 電圧・220V・コンセントはCタイプ(日本はAタイプ)変圧器と変換プラグをamazonで調べる
  • 実はアフリカに飛び地がある
  • スペイン南部にあるジブラルタルはイギリス領
  • カタルーニャ州では独立運動が盛ん
  • イスラムに支配されていた時期があるのでイスラムっぽい伝統や建物がある

2014年には24,5%だった失業率も今では15,3%まで下がってきていますね。

また、1人当たりの国民所得が3万697ドルとなっていますが、スペインの平均給与は約1400ユーロ(税引後)なので、貧富の差が激しそうですね。

スペイン人の性格

スペイン人 性格 国民性

まぁスペイン人の性格は予想がつくと思いますが、時間にルーズですよね。いや、本当に。

私は結構、イライラしていました。(笑)

待ち合わせには時間通り来ないし、悪気もないし、5-6時間後に「今からくる」って連絡があったこともあります。

しかも、よく喋る!!本当に!!

私たちだったら5秒で終わるセンテンスを、1分近く喋っている感じです。いや、本当ですよ。

面白いといえば面白いのですが、私はあまり合わないですね。

あそこまでしゃべり続けられると、疲れてきます・・・。

根はいい人ばかりなので問題はないのですが、疲れますね。

治安

スペイン 治安<dlift.jpより引用>

スペインの治安は世界29位と、よい部類に入りますね。

南部は失業率も高く治安が悪い地域もあると聞きますが、基本的に安全な国ですね。

大きな都市であれば、夜間の一人歩きも問題ないですしね。というか、彼らは夜9時ごろから夜ご飯を食べだして、深夜11時、12時ごろから出歩きますもんね。

バルセロナのクラブなどは、夜中の1時前はガラガラって言われてくらい人が活動する時間が遅いので、夜間も比較的安全ですね。

水道水

スペインの水道水

スペインの水道水は飲めます!これはすごく嬉しいですね。移住する国で水道水を飲めるか、水を買わなくちゃいけないかってすごく重要ですよね。

ただし、マドリードなどは日本と同じ軟水ですが、基本的に硬水なので慣れるまでおなかが緩くなる人もいると思います。

心配な方は、ペットボトルの水も飲みつつ少しずつ慣らしていけば大丈夫です。

ビザ

スペインのビザ

シェンゲン加盟国なので、180日間の内の90日間であればビザは必要ないです。

それ以上滞在したい人は、学生ビザや就労ビザ、リタイアメントビザに投資家ビザなどがあります。

ここでは簡単にメジャーなビザを紹介しますが、詳しい内容は「スペインに移住できるビザ6つを紹介」をどうぞ。

語学留学

一番メジャーな方法だと思いますが、語学学校に通って移住する方法です。

この期間中に恋人ができたり、就労先を見つけてビザを切り替え滞在する人もいます。(学生の就労は可能ですが、別途労働許可の申請が必要です)

留学方法は、エージェントに任せるのが一般的だし、早いし楽だと思います。

しかもここ最近のエージェントは、語学学校から仲介料を取っていて、私たちの手数料を無料にしているところが多いので、自分でやってもエージェントに頼んでも金額は変わらないみたいですね。

スペインの語学学校186校紹介School with

 

HAPPY留学は、賢い情報収集から!
「留学くらべーる」で無料一括資料請求♪<留学くらべーる>

就労ビザ

スペインは失業率が高いので就職は簡単ではないですが、これはもう、どのくらいやる気があるかによりますね。

絶対にスペインに住みたい!という気持ちがあれば達成できると思います。

下記に海外就職の斡旋をしているエージェントのリンクを紹介するので、問い合わせてみて下さい。

また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。

グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs

 

こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。

リタイアメントビザ

リタイアメントビザで安く移住できるヨーロッパの国9選で紹介しているのですが、年金受給者の方は比較的容易に移住できるし、物価も日本より安いので生活しやすいと思います。

ちなみにスペインのリタイアメントビザは、「非営利目的居住査証」というビザになります。

主な条件は以下になります。

  1. 月額2130ユーロ相当額(25万7000円)以上の年金などの収入がある事
  2. さらに家族一人増えるごとに+530ユーロ
  3. スペインで家を購入済み、もしくは賃貸契約済み

国民年金と厚生年金をもらっていたら2130ユーロは、なんとかいけそうですね。

こちら「スペインにリタイアメントビザで移住する方法」で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらをどうぞ。

人気の移住都市

まずは物価についてですが、一般的に南部は安く、北部は高めです。

ただし、例えばバルセロナ空港から1時間くらい下がったところだと家賃や物価も安いので、移住生活に何を求めるかによって生活費も変わってきます。

とは言っても、日本より物価も安いので400~800ユーロの生活費を見ていたら大丈夫です。(別途家賃)

マラガ

スペイン マラガ 移住 生活費

スペイン南部のマラガ。1年のうち325日以上が晴天だといわれる街で、物価も安くリゾート地でもあるので、世界各国の退職者に人気の町です。

また、マラガ近郊にもフエンヒロラやネルハなどのリゾート地があるので、場所選びに困りません。

ただし、スペイン南部は給与も安いし仕事も限られているので、移住してここで働きたいという人よりも、年金・金利でのんびり暮らした人に向いています。

もしくはノマド的なことをしている人にも、向いています。

  • 平均給与・・・1295ユーロ(税抜き後)
  • 平均家賃・1bed room・・・500ユーロ
  • 平均家賃・3bed room・・・865ユーロ
  • 平均生活費・・・527ユーロ(家賃抜き)

マドリード

スペイン マドリード 移住 生活費

スペインの首都であるマドリードは物価は高目かもしれませんが、ほかのヨーロッパのコスモポリタンと比べるとまだまだ安いほうです。

その他の地域のように「シエスタ」でお店を閉めないのでいつでも買い物ができるし、公共交通機関も充実しているので移動もしやすいし。

比較的英語も通じやすいので、スペイン語が得意じゃない人もすんなり街に溶け込めると思います。

  • 平均給与・・・1563ユーロ(税抜き後)
  • 平均家賃・1bed room・・・777ユーロ
  • 平均家賃・3bed room・・・977ユーロ
  • 平均生活費・・・648ユーロ(家賃抜き)

グラナダ

スペイン グラナダ アンダルシア 移住 生活費

マラガにほど近いグラナダは、フラメンコでも有名な地域ですね。

フラメンコを習うならアンダルシアというくらい、多くの人がこの地域に来ます。

ただし、夏場は暑すぎて多くの人は北に向かうので、暑さが苦手な人、もしくはエアコンがないときついかもしれません。

また、この地方はバーやカフェで飲み物を注文するとタパスをくれるので、これだけで昼食は十分かもしれませんね。

あとは、彼らのアクセントが強いので、スペイン語を知っていても聞き取れないことがあります。慣れるまでの辛抱です!

全体的にこの地域は家賃が安いので、金銭的に移住がしやすい地域になります。

  • 平均給与・・・1138ユーロ(税抜き後)
  • 平均家賃・1bed room・・・378ユーロ
  • 平均家賃・3bed room・・・605ユーロ
  • 平均生活費・・・545ユーロ(家賃抜き)

バレンシア

スペイン バレンシア 移住 生活費

スペインで3番目に大きい都市バレンシアは、沿岸部にあり、のんびりした雰囲気があるので移住者に人気の町になっています。

バルセロナやマドリードなどの大都市が苦手な人は、バレンシアガちょうどいいかもしれません。

大都市でモダンな生活ですが、それでものんびりできるしビーチでゆっくりもできます。

ちなみにバレンシアオレンジという名のみかんが有名ですが、実はこれはアメリカ産で、このバレンシアは関係ありません。それでもバレンシアでもミカンの栽培をしています。

  • 平均給与・・・1319ユーロ(税抜き後)
  • 平均家賃・1bed room・・・544ユーロ
  • 平均家賃・3bed room・・・880ユーロ
  • 平均生活費・・・553ユーロ(家賃抜き)

バルセロナ

スペイン バルセロナ 移住 生活費

最後にバルセロナです。

市内に移住することはあまりお勧めではないですが、少し離れたところだったら、のんびりしているし、家賃も安いので良いかと思います。

市内は観光地化しすぎて、息が詰まってきますよ。(私は)

それでもパーティー好きや、仕事をする人だったら向いています。

ちなみにバルセロナ市内は、バルセロナで仕事をしていないと定住する家を借りれないので注意が必要です。(Airbnbなどの短期の家は借りれますが、住所登録できる家は職がないと借りることができません)

  • 平均給与・・・1439ユーロ(税抜き後)
  • 平均家賃市内・1bed room・・・948ユーロ
  • 平均家賃市内・3bed room・・・1527ユーロ
  • 平均生活費・・・654ユーロ(家賃抜き)

最後に

スペインは本当に気候も良いし、街も、人もオープンなので移住しやすい国です。

隣人とおしゃべりしていて1日が終わった、なんてよくあることなので、人と人との繋がりの大切さを再認識させてくれる国です。

ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非スペイン語を少し勉強してから行きましょう。

おすすめオンラインスクール・移住前に現地の言葉を学ぼうで、ITALKIというスペイン語のネイティブ講師もいるオンラインスクールを紹介しているので、ぜひこちらも一緒にどうぞ。