海外旅行に行かれる方は何気なくパスポートを使っていますが、海外の空港で外国人のパスポートの色を見て、「どこの国の人かな?」って思ったことありませんか?
一般的な日本のパスポートは、赤と紺(青)ですが、違う色も存在するって知っていました?
世界には、赤、紺(青)、緑、黒、茶色や白もあるって知っていました?
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日本のパスポートの色
日本のパスポートは、赤、青が一般的ですが、緑と茶色もあるんですね。
赤は20歳以上が申請出来、20歳未満の人は青になります。
また、緑は公用旅券(OFFICIAL PASSPORT)で、国会議員や国家公務員、または青年海外協力隊などもこのパスポートになります。
茶色は外交旅券(DIPLOMATIC PASSPORT)と言って、皇后を除く皇族や、総理大臣、衆議院議長、参議院議長、外交官などの公務で渡航する場合に使います。
また、緊急旅券(EMERGENCY PAASSPORT)も茶色で、特別な場合に発券されます。
例えば、海外でパスポートをなくして大使館で新しいパスポートを申請したが、旅券作成機が故障しており、日本から新しいものを待つ余裕がない時などです。まぁほとんどあり得ないと思いますが、一応こういったパスポートもあります。
また、パスポートを紛失した場合は、紙のパスポート(帰国の為の渡航書)が発給され、帰国にのみに使える片道券もあります。
ちなみに上の写真のパスポート(青)は私のものなのですが、なぜ5年用を使っているかというと、同じ国でビザランをし過ぎて入国審査で怪しまれることが多いので、5年用に替えました。
もし「私も入国審査で質問されまくる」って人は、こちらの「入国審査で止められるのはこんな人だ!」も読んでみて下さい。対応策を紹介しています。
それでは、今から世界のパスポートを紹介します。
赤色のパスポートを使っている国
<フランスのパスポート>
赤色のパスポートは、クロアチア以外のEU加盟国で使われている色です。また、トルコなどのEU加盟を目指している国は、パスポートの色を赤色に変えていますね。
また、アンデス共同体(アンデス地域を中心とした国家共同体)のボリビアやコロンビア、エクアドル、ペルーも赤です。
ちなみにスイスのパスポートも赤ですが、これは国旗の色が赤だったからでしょうね。
青色のパスポートを使っている国
<ジャマイカのパスポート、濃い青>
青色のパスポートは、カリブ海諸国や南米の一部、またはちょっとマイナーな国で使われることも多いですね。
ブータン、ボツワナ、フィジー、ラオス、リビア、カナダ、ラオス、モルディブなどで使われています。
上の写真はジャマイカのパスポートですが、レゲエの色じゃないんですね。ちょっとがっかりしました。(笑)
緑色のパスポートを使っている国
<インドネシアのパスポート>
多くのイスラム諸国は、緑色のパスポートを使っています。というのも、緑はイスラム教にとって重要な色だから、という理由らしいです。
また、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)の加盟国も緑のパスポートですね。
ちなみに、ネパールや韓国といったアジアでも使われています。
黒色のパスポートを使っている国
<かっこいい黒のニュージーランドのパスポート>
黒ってかっこいいですよね。
ニュージーランドは、ラグビーのオールブラックスにちなんだのでしょうか?そう考えたくなるくらい、洗練されたデザインですね。
ちなみにニュージーランドは、2009年からパスポートの色が黒になりました。
ほかにも、ドミニカやマラウィ、パレスチナ、タジキスタン、トリニダードトバゴが黒を使っています。
白いパスポートを使う予定の国
<ノルウェーの新しいデザインのパスポート>
これは、「国」と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、ノルウェーは難民用のパスポートを白にする予定なんです。白って意外に使われてないですが、かっこいいですね。
とは言っても、発表があったのは2014年で、2018年から施行するとの事だったのですが、そこからニュースが無いですね。
どうなったんでしょうか?
最後に
あまりパスポートの色について考えていなかったですが、地域や宗教、共同体に帰属する色が採用されているって面白いですね。
というか、ニュージーランドのパスポートがかっこよすぎて、欲しくなりました・・・。