マレーシアは日系企業も多く日本食にも困らないし、長期滞在ビザも比較的取得しやすいので、定年退職された人に人気の国ですね。
特に、ランカウイ島は物価も安いし、タックスフリーだし、生活もしやすいと思います。
まぁ、全体的にお酒がちょっと高いし質が悪いって言うくらいで、他には不満も少ない国ですね。
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マレーシア基礎データ
マレーシアに行った事がある人は気づいたかもしれませんが、街並みに典型的なアジアっぽくない地域が多々ありますよね?
というのも、マレーシアは歴史的にヨーロッパ諸国の侵略を受けてきたからなんです。ポルトガル、オランダ、イギリス、または日本もマレーシアを占領しましたね。
それでは、以下にマレーシアの特徴や基礎データを紹介します。
- 公用語・マレーシア語
- 首都・クアラルンプール
- 通貨・リンギット(1リンギット=約26,3円)
- 時差・日本のー1時間
- 1人当たりのGDP・11,340 US$(日本の約1/4)
- 在留邦人・2万4411人
- 失業率・3,4%
- 人口・約3150万人
- 国王がいる(任期5年)
- イギリスから独立したのが1957年
- マレーシアが成立したのは1963年
- イギリス連邦の一員
- 言論統制が行われている
- コンセントはBFタイプ・電圧は220V
日本の電化製品のコンセントはAタイプで、電圧は100Vなので、変換プラグと変圧器が必要です。ただ、スマホやパソコンなどであれば、デュアル電圧なので、変換プラグのみで大丈夫です。
マレーシア人の性格
マレーシアは多民族国家で、マレー系(約65%)、華人系(24%)、インド系(8%)、残りはヨーロッパとアジア系の混血の方です。
民族ごとに分けて紹介しますね。
マレー系・・・のんびり、ビジネスが上手くない、
華人系・・・ビジネス熱心だけど、中国人よりはせかせかしていない
インド系・・・すごくウザい、声がでかい、ぼったくる
かなり独断と偏見に基づいていますが、私、毎回インド系と揉めるんですよね。なぜでしょう?
長期滞在していて仲良くなったのは、中華系が多く、親日家が多い気がします。
また、民族間の対立も多く、1つの国としてまとまっていないですね。
治安
<dlift.jpより>
治安の世界ランクは、31位と良い方ですね。危険だと思ったことがある人は、ほとんどいないんじゃないでしょうか?
ただし、サバ州東海岸は「渡航中止勧告」が出ているので、注意が必要です。その他の地域は、警報は出ていません。
水道水
マレーシアの水道水は飲めません。ただし長期滞在する人は、水をろ過し、煮沸して飲む人もいます。
短期滞在であれば、ペットボトルの水を買って飲むのがおすすめですね。短期旅行でお腹壊したくないですもんね。
ちなみに、コンビニなどで売られているペットボトルの水は、白いキャップが蒸留水(ろ過や煮沸した飲み水)、青がミネラルウォーターです。
長期滞在の人は浄水フィルターを持って行くか、現地で買うと後々の生活が楽になります。だって、夜中の2時に、「あっ!水が無い!」なんてなったら、買いに行くのが面倒ですもんね・・・。
ビザ
90日以内の滞在であれば、ビザは必要ないです。また、ビザランも出来ますが、ノービザでの年間の滞在期間は180日間という噂があります。
「噂」と言ったのは、ネットではこのような情報が流れているのですが、大使館にはそういった情報が無く、英語のサイトでも調べましたが特に出てきませんでした。
ただし、ビザランをし過ぎたら怪しまれるので、入国拒否を受けた方がいるんじゃないかな、と思います。
もっと長期滞在したい人は、以下のビザになります。(本来はもっと多くのビザがありますが、今回は一般的に取得しやすいものを紹介します)
学生ビザ
マレーシアの語学学校は、比較的安めです。また主に英語の語学学校が多いのですが、フィリピンなどと比べると日本人の割合が少ないので、他国の様に日本人とだけ絡むような事は少ないです。
他にも多くの留学エージェントがありますが、下記に2つ紹介するので興味がある方は質問してみてください。
就労ビザ
マレーシアは前述したように日系企業が多いので、比較的就職・転職しやすいと思います。
方法としては、自分で希望の会社に連絡をし、履歴書を送り連絡を待つ、または、エージェントを使って就職するです。
海外就職のエージェントは、DODAやリクナビなどの大手がやっているので、下記に紹介する所いくつかに登録して、朗報を待ちましょう。
また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。
グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
マレーシア・マイセカンドホーム・ビザ(MM2H)
これが一番有名で、取得しやすい長期滞在ビザになります。こちらは10年間のビザになりますが、当然延長できますので。
条件は以下になります。
50歳以上の場合
- マレーシアの金融機関に15万リンギット(約450万円)を定期預金する(資金証明には35万リンギット必要)
- マレーシア国外で月収1万リンギット(約30万円)がある事
50歳以下の場合
- マレーシアの金融機関に30万リンギット(約900万円)を定期預金する(資金証明には50万リンギット必要)
- マレーシア国外で月収1万リンギット(約30万円)がある事
申請書類も色々とありますが、英語が出来る人だったら自分で申請も出来ます。そこまで難しくないですが、面倒くさいのでエージェントを使うのが一般的だと思います。
詳しくは、下記から確認できます。(英語です)
人気の移住地
多くの移住者は、クアラルンプールかランカウイ、ペナン(少数ですが)に住んでいます。
クアラルンプールには、駐在員に人気の場所や、教育目的で移住してきた人に人気の場所などと、分かれていますね。
さて、生活費ですが、これは住む場所によって大きく変わります。
モントキアラ周辺は駐在員が多く、高級コンドミニアムが多いので、家賃も2LDKで10万円は見ていた方が良いです。
もしくは地元の人が住む地域に家を借りれば、3万円くらいからと、かなり安くなります。
それでは家族3人、家賃10万円のコンドミニアムに住んだ場合は、このくらいになります。
家賃・・・10万円
水道・光熱費・・・1万円以下(結構クーラーを使って)
食費・・・自炊・外食もあり5-6万円
インターネット・・・2000円~(WiFi付きの家もあります)
合計17~18万円くらい
ちょっと高いな、と思うかもしれませんが、長く海外に住めばローカルの市場に行ったりと、地元の人が行くところに行きだすので、実際はもっと抑えれると思います。
私はペナン北部に住んでいた時に、毎日外食で家賃込み、2人で10万円程で生活をしていました。
まずは下見で行かれる人が多いと思いますが、その際は海外旅行保険付きのクレジットカードを数枚持って行きましょう。何かあると無保険での治療はかなり高いので、2~3枚持っておくと便利です。
こちらの「海外旅行保険がついた年会費無料のクレジットカード5選」も一緒にご覧ください。
移住した後は、現地の保険に入るのでこちらで医療費をカバーします。
クアラルンプール
KL(クアラルンプールの略)は地域によって特徴があるので、いくつかの地域を紹介します。
モントキアラ周辺・・・中心部から北西に行った場所で、高級住宅地です。駐在員が多いです。
バンサー・・・こちらも高級住宅地です。
サウジャナ・・・KL中心部から20kmも離れていますが、日本人学校があるので在留邦人が多い地域です。家賃は若干安め。
タマンデサ・・・マレーシア人のミドルクラスが多い地域で、比較的家賃も安いので人気の場所です。
プチョン・・・中華系マレーシア人が多い地域で、物価も安めのベットタウンです。市内に行くにも便利なので、注目されています。
ペナン
一応ビーチリゾート地ですが、多くの観光客はジョージタウンに宿泊して、デイトリップで北部のビーチに行く人が多いです。
私の知り合いにも、いつもジョージタウンに長期滞在している人がいるのですが、なぜジョージタウンに住んでいるのか分かりません。こんなごみごみしたところに2日以上住んだら、疲れるますよ。
ちなみに、ジョージタウンを抜けて北に行けば、本当のペナンを実感できます。
ガーニープラザ周辺は日本人にも人気があり、コンドミニアムも色々とあります。
2LDK~3LDKで7万円くらいからあるので、KLに比べると全然安いですね。
ランカウイ島
ランカウイはペナンに比べるとまだまだ発展途上の島で、自然が豊か、のんびり過ごせる島です。
とは言っても、ショッピングモールもあるし、日本食レストランもあるし不自由することはそんなにないはずです。
個人的には、ランカウイが一番移住して住みやすいと思います。自然が多いし、KLのようにごみごみして無いし、治安もかなり良いです。
最後に
多くの人はMM2Hビザで移住すると思いますが、お試しとしてノービザで90日の滞在、もしくはビザランをして180日の滞在も出来るので、完全に移住する前に色々な地域を見て周れるのも嬉しいですね。
やっぱり常夏の国に住むと時間がのんびり流れるので、人生の意義を再確認できるものですね。
おすすめオンラインスクール!移住する前に現地の言葉を学ぼうで英会話などの学校を紹介しており、ITALKIという会社はマレー語も習えるので是非参考にどうぞ。
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