ヨーロッパ旅行に行った時に、実はツーリストタックス、もしくは宿泊税を払っているって知っていました?
請求方法は主にホテルの料金に加算されて払っているのですが、気にしたことないですよね?
私はかれこれ10年近く毎年ヨーロッパに滞在していて、今はドイツ在住なのですが、こんな税金払っているなんて一切知りませんでした。
都市によって税率が違うのですが、大体25セント~4ユーロくらいですが、それプラスでホテルの宿泊料の7%を支払う都市もあるんですよ!
ということで、各国のツーリストタックスを紹介します。
注)特に明記が無ければ観光税は1人、1泊あたりの料金を記載しています
アムステルダム
オランダのアムステルダムは、観光客が多すぎて困っているようですね。約87万人の住民に対して、年間約1800万人もの観光客が訪れています。
では、観光税はいくら払っているのでしょう?
コレは有名なので知っている方もいると思いますが、ヨーロッパで一番高い税率の7%です。
しかもこの7%は、宿泊費+朝食代金+9%のVATを合わせた金額の7%です。
ちょっといいホテルに泊まったら、税金だけで5000円くらいかかりそうですね。
しかも、2020年1月からは、一人当たり3ユーロのツーリストタックスを追加するそうです。
以前は市内中心部が6%、中心部以外は3%だったのですが、それでも観光客は減らなかったんでしょうね。魅力的な街ですもんね・・・。
ちなみに、airbnbを使っても観光税は払わないといけません。(料金にすでに加算していると思います)
フランス
フランスも泊まるホテルによって観光税が変わりますが、20セント~4ユーロ掛かります。
ただしパリは、金額が10%増しなので、22セント~4,4ユーロ掛かります。
同じく18歳以下は免税です。
詳しくは、こちらservice-public.frでどうぞ。
ドイツ
ドイツはツーリストタックスと言わずに、Kulturförderabgabe(文化への税金)か、Bettensteuer(ベッド税)と呼ばれることが多いです。
宿泊する地域、ホテルのグレードなどによって変動しますが、税金は50セント~5ユーロ、もしくは宿泊費の5%がかかります。
ベルリンは宿泊費の5%がかかりますが、税金が課される上限は連続した21日間までです。また、仕事で来る旅行者は免税です。
ちなみにミュンヘンはツーリストタックスはありません。
詳しくは、ETOAで確認できます。
イタリア
イタリアも都市によって変わります。
- ローマ・・・3~7ユーロ
- ミラノ・フィレンツェ・ナポリ・・・5ユーロ
こちらも同じですが、宿泊しているホテルによって金額が変わります。
また、税金免除になる年齢も街によって全然変わってきます。
例えば、ミラノは18歳以下、シシリア島のパレルモは12歳以下、ローマは10歳以下が免除となっています。
スペイン
スペインも、時期や場所で金額が変わりますがそこまで高くないですね。
バルセロナを例にみると、
- 5つ星ホテル・・・2,25ユーロ
- 4つ星ホテル・・・1,1ユーロ
- その他・・・65セント
となっています。
また、16歳以下は免税です。
オーストリア
オーストリアも街によって変わるのですが、15セント~宿泊費の3.2%までの間で税金が課されます。これはホテルはもちろん、テントでも、airbnbのような民家でもです。
少なくとも、通常ホテルサイトでの金額はこの税金が込みの値段なので、後から請求されて驚くことはないです。
また、15歳以下の子供は免税です。
ベルギー
ベルギーも都市によって変わりますが、そこまで高くないので心配は無いと思います。
- アントワープ・・・ホテルに宿泊で、2,39ユーロ、キャンプサイトで 53セント
- ゲント・・・2,5ユーロ
- ブリュッセル・・・観光税ではなく都市税がかかり、7,5ユーロ/部屋
12歳以下は免税となっています。
クロアチア
クロアチアは、18歳以上の観光客はSojourn Taxという観光税がかかり、2クーナ(約32円)~7クーナ(約112円)かかります。(1クーナ 16,2円/2019年10月現在)
12歳~18歳は50%オフ。12歳未満は免税です。また、時期や泊まるホテルのグレードによって税金が変動します。
その他の国
- ハンガリー・・・4%
- ポルトガル・・・1~2ユーロ
- ギリシャ・・・50セント~4ユーロ
- ルーマニア・・・宿泊費の1%
- スロベニア・・・60セント~2,5ユーロ
- スイス・・・2,5フランク
最後に
アムステルダム以外は、短期の滞在であればそこまで影響がないので気付かない人も多いと思いますが、意外と税金がかかっているんですね。
参考CNN,Lovemoney