オランダは2016年までは日蘭通商航海条約のおかげでビザなしで働けたのですが、2017年よりビザが必要になりましたね。
以前であれば本当に楽にオランダ移住が出来たのですが・・・。
とは言っても、今でも日本人は有利にビザの取得が出来るので移住しやすい国の一つではあります。
オランダ移住をするための6つのビザを紹介するので、自分にあったビザがあるかチェックしてみてください。
オランダの移住ビザ
オランダに移住する場合、日本人の私たちに関係があるビザは以下になります。
- ワーホリビザ
- 学生ビザ
- 労働ビザ
- 起業家ビザ(フリーランサー)
- 投資家ビザ
- 配偶者ビザ
ワーホリビザは移住ではないですが、長期滞在できるので項目に入れてみました。
オランダは親日国でもあるので、住みやすいし働きやすいですよね。しかも多くの人が流ちょうな英語をはなせるので、オランダ語が出来なくても不便なく生活できます。
私の兄はアムステルダムの日系ホテルでで3~4年ほど働いていましたが、日常生活ではオランダ語はほぼ使ってなかったって言っていました。
まぁ、現地語が出来るに越したことはないですが・・・。
また、オランダではMVVという仮滞在許可証を取得して入国しないといけないビザがあるのですが、日本人は特例でこのMVVが必要ないので、入国してから移民局に滞在許可証の申請をします。
ワーホリビザ
オランダとのワーキングホリデーは2020年4月1日から始まる予定で、まだ詳細条件が発表されていません。
開始が1ヶ月に迫っているのに、情報が発表されていないのも不思議ですね。
ただし、今現在(2020年3月)で6か国がオランダとワーホリ協定を結んでいるので、申請条件はほぼ同じになると思います。
以下は、今現在ワーホリ協定を結んでいる国の申請条件です。
- 18歳~30歳
- 子連れじゃない
- 過去に滞在許可を取得したことが無い
- 帰国便のチケットを保持している、もしくはそれ相応の資金がある事
- 十分な滞在資金がある事
- オランダで使える保険があること
- 申請料58ユーロ
ちなみにアルゼンチン、香港、韓国は年間100人までとなっていますが、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは定員はありません。
受付が始まったらこちらオランダ移民局(英語)のサイトから申請できますが、不安な方はエージェントに頼んでもいいと思いますよ。(2020年3月現在はワーホリが始まっていないので、エージェントはいません)
留学資金をためるのなら、お勧め短期アルバイトサイト4選もいっしょにどうぞ。
学生ビザ
オランダの大学などに通う場合は、このリストに載っている学校に入学が決まれば、滞在許可を申請できます。
基本的に学校があなたの書類などを申請するので、指示のあった書類を準備しましょう。
また、語学学校ならばエージェントを使って留学することが一般的なので、指定された書類を準備しましょう。
労働ビザ
オランダでの就職は競争率が高いと思いますが、何か突出したスキルがあれば可能です。
「日本人じゃないと出来ない仕事」などであれば、申請も通りやすいです。
例えば、「寿司職人」「和食料理人」などは典型的な日本人のスキルですよね。
もしくは、日本と貿易をしている会社や日系企業は当然日本人が必要です。最近ではDMMがオランダのサッカーチームを買収したので、こう言った企業も狙い目ですね。
「激選!海外就職に強いエージェント特集」で色々なエージェントを紹介しているので、こちらも併せて読んでみて下さい。
起業家ビザ
日本人であれば比較的起業家ビザもしくは、フリーランスビザを取得しやすいです。
起業の条件は以下になります。
- 学歴・経歴
- 詳細なビジネスプラン
- オランダの為になること
オランダの為になる事とは、革新的なことや、雇用の創出、投資などです。
オランダに利益をもたらさないと、ダメってことですね。
この条件の3つはポイント制になっており、各項目最低でも30ポイント取らないといけません。(3項目の満点は300ポイント)
フリーランスの場合は上記項目に加え、オランダ企業から1件以上の仕事を受注している必要があります。
あてもコネもないならダメですよってことですね。
投資家ビザ
公式ページによると、投資家ビザは取得しやすいそうです。簡単だって書いています。
申請条件は以下になります。
- 125万ユーロ(約1.5億円)以上の投資をオランダ企業にする
はい、簡単じゃないですね。(笑)
この金額を持っていれば簡単みたいですが、この金額は簡単には手に入らないですよね・・・。
こちら「投資家ビザで移住する方法・永住権が取れるヨーロッパの国17選」で金額的にも手が届きそうな投資家ビザも紹介しているので、参考にどうぞ。
配偶者ビザ
オランダ人と結婚をした場合や、オランダの長期滞在許可証を保持している外国人と結婚する場合は、こちらになります。
私自身もドイツ人とドイツで結婚しましたが、かなり簡単でした。(でもツイッターじゃ、大変って声が多いですね)
当然日本で日本人と結婚するよりも書類は多いですが、特にトラブルもなく簡単に滞在許可証とワークパーミットを取得できましたね。
さて、必要書類や条件は下記になります。
- 両者とも21歳以上
- 今後同棲すること
- 配偶者が長期間にわたり十分な収入がある事
- オランダ入国時に6か月以上の有効期限があるパスポート
- 翻訳されたアポスティーユ認証付きの戸籍謄本
- オランダに適切な居住場所がある証明
- 配偶者が制作した身元引受書
注1)Civic integration examination abroadというテストは、日本人は受ける必要ありません。
注2)配偶者の収入ですが、オランダの最低給料がボーダーとなっています。
最後に
オランダは小さな国ですが、アムステルダムなんかは文化的に刺激的な事が多いので楽しめると思います。
また近隣諸国にも行きやすいのも、オランダ移住のメリットですね。
<参考サイト・オランダ移民局>