コスタリカって、日本ではあまり知名度がないですよね?
私が住んでいるドイツではよく聞く名前なんですが、どんなイメージがあります?
幸福度指数で上位にいる国(2018年/13位)、エコツーリズムの代表国、映画ジュラシックパークの舞台、手塚治虫先生の火の鳥のモデルになったケツァールという鳥がいる、地球上の全動植物の4%がいる国、等などあげたらきりがないくらい特徴がありますね。
さて、今日はそんなコスタリカの魅力を紹介します。
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コスタリカ
中央アメリカにある小さな国で、首都はサンホセ。人口は約494万人と少なく、通貨はコスタリカ・コロンで、100コロン=約18,6円です。(2019年10月現在)
国名はCosta Ricaとなり、1単語ではないんですね。で、意味はというとCosta(海岸)Rica(豊かな)となります。
中南米諸国の中で最も長い民主主義の伝統を持つ国で、中央アメリカでは例外的に、政治・経済的に安定している国になりますが、1990年以降は社会不安が進行してるようです。
日本との時差は中南米なので結構あり、日本より15時間遅い時間帯になります。
また、一人当たりのGDPは11,577ドルとなっていて、日本の1/4ほどになるので、物価はかなり安いです。
また、2016年のデータですが、在留邦人は386人となっています。この小さな国にこれだけの日本人がいると、会う機会も多いかもしれませんね。
コスタリカ人
コスタリカの人種構成は白人が94%だとされていますが、見た感じからすると、ちょっと肌が白いラテンアメリカ人って感じですよね。
他には少数ながら、黒人、中華系などがいます。
国民性
さて、常夏の中央アメリカにあるラテンアメリカの国の人といえば説明はいらないかと思いますが、はい。そーです。時間にルーズです。時間という概念がないのかな?ってくらい待ち合わせ時間に来ませんね。
以前サンホセにいた時に、旅行中に知り合ったコスタリカ人と待ち合わせしたのですが、2−3時間遅れで来ましたよ!(私はもう待っていなかったですが)
ただ、悪気があるわけじゃなく、スペイン人などと同じだと思うのですが、こんなものなんでしょうね。
ラテンアメリカンとの待ち合わせは、しないに限りますね。
あんまり悪く言うのもアレなので、一応良いことも書いておきます。
1949年に常備軍を廃止したので、基本的に非常時にしか軍隊がいないようです。平和好きな国民であると思われます。(もしくは、安全である自信があるのか、はたまた規模でみても勝ち目がないからこうしているのか・・・)
治安
<dlift.jpより引用>
世界治安ランキングは、なんと42位/163カ国中!中南米では、ウルグアイに次いで2位の治安の良さです。
ちなみに、イギリスは46位、韓国は49位、フランス55位となっているので、全然治安はいい方ですね。
ただ、サンホセ市中心部の歩行者天国、特に中央郵便局前や文化広場周辺や中央市場周辺、コカコーラ地区では、スリやひったくり、路上強盗などの被害が頻発しているようです。
大金は持ち歩かない等の対策が必要ですね。
また、地理的にもコロンビアなどの南米からの麻薬密売ルート上なので、麻薬に関する事件も起きています。というか中央アメリカは、ほとんどの国がアメリカへの一本道上にあるので、どこも同じでしょうね。
ですので、危険地域には絶対に行かないことですね。
もしクレジットカードを1枚しか持たれてない方は、必ず複数枚持っていきましょう。何かあった時に役に立ちますので。
ビザ
ビザは、90日以内の滞在であれば必要ありません。
ちょっと短いですね。
でもコスタリカを90日間観光と言ったら、十分過ぎる時間がありますが・・。
ちなみに以前はイミグレーションで簡単にビザの延長が出来たのですが、今は情報が全然ないので、延長の規定が変わっているかもしれません。(ビザランに行けば問題ないですが)
長期滞在するなら、語学留学や就職、結婚といった方法があります。
下記のエージェントはコスタリカの語学学校20校の紹介をしているので、興味がある人は尋ねてみて下さい。
コスタリカ留学ならschool withリタイアメントビザで長期滞在をお考えの方は、こちらリタイアメントビザで簡単格安に移住できる中南米の国7選もご一緒にどうぞ。
また、エージェントを使って転職・就職する場合には、「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
出国チケットを持っていないと、入国拒否にあう可能性があります!
帰国チケットじゃなくても、他国に行くチケットが必要です。
水道水は飲める?
水道水は飲めます!中南米でコレは嬉しいですね。
ただ、海外の水になれていない人はお腹が緩くなる可能性もあるので、まずはミネラルウォーターも飲みつつ、水道水は料理に使ったり、少量を飲むようにしましょう。
不安な方は、この携帯用の浄水器をもっていきましょう。
気候
<weather and climate.comより>
5月~11月が雨季で、12月~4月が乾季となっていますが、首都のサンホセ近辺は雨期でもスコールが降るくらいで、一日中豪雨なんてことはほとんどありません。
また、寒暖の差が少ないので、服も夏物とジャケット2つくらいで年間を通して過ごせるのも嬉しいですね。
物価
当然物価が安い国でも、観光地で飲食すればそれなりのお金がかかりますが、スーパーや市場を使えば、当然コスタリカ人と同じ金額しかかからないので、移住の際にはローカルな場所を使いましょう。
サンホセのスーパーマーケットの商品の平均価格を紹介します。(コスタリカコロンの表記は₡)
白米1kg | 225円(1209₡) |
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パン500g | 134円(1117₡) |
卵12個入り | 306円(1644₡) |
鶏胸肉1kg | 857円(4607₡) |
牛肉1kg | 1127円(6058₡) |
りんご1kg | 412円(2216₡) |
バナナ1kg | 157円(843₡) |
トマト1kg | 284円(1527₡) |
じゃがいも1kg | 221円(1188₡) |
レタス1玉 | 109円(588₡) |
国産ビール500ml | 192円(1036₡) |
輸入ビール330ml | 320円(1722₡) |
タクシー初乗り | 121円(650₡) |
他にも、家を借りた時のコストは以下の様になります。
光熱費 | 8166円(4万3867₡) |
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インターネット | 8365円(4万5000₡) |
家賃(市内1bed room) | 5万6000円(30万₡) |
家賃(市外1bedroom) | 4万8000円(26万₡) |
1ヵ月の平均給与 | 8万9495円(約48万₡) |
サンホセは物価が高いですね。
ちなみに、サンホセのすぐ近くにアラフエラ(alajuera)という街があるのですが、ここはサンホセに比べて平均家賃は48%も安いです。
まぁ、せっかくコスタリカに行くなら都市じゃなく、ハコビーチ(Jaco beach)などの海沿いが良いですよね。
それにしても、平均月収が10万円もない国なのに物価は高いですね。
交通機関
一般的にコスタリカの移動は、長距離バスになると思います。サンホセ市内であれば、コカ・コラバスターミナルから多くのバスが出いるので、調べてみて下さい。というのも、会社が多すぎるし、乗り場も変わるのでぜんぶ紹介しきれないです!
また、こちらの公共機関調整サービス(ARESEP)で、各バス会社の運賃などを調べる事が出来るので、こちらを活用してください。(スペイン語です)
https://aresep.go.cr/autobus/tarifas
サンホセでの移動
サンホセ市内では、いくつものバス会社が運航していて、バスのカラーが違うので少し経てば見分けがつくようになると思いますが、最初は徒歩かタクシー移動が多くなるかと思います。
だって、どれに乗ったらいいか分からないし、どこで降りたらいいかも分かりずらいんです。
タクシーは初乗りが680₡(約140円)なので、そんなに高くないし楽に移動できます。ちなみに、黄色の△マークがついた赤いタクシーが正規のもので、それ以外は白タクなのでご注意を。
観光スポット
こんな小さな国なのに、観光スポットは沢山ありますね。やっぱり、歴史が古い国は訪れるのが楽しいですね。
山歩きやジャングル探検など歩くことが好きな人は、ハマると思います。
現地ツアーは英語やスペイン語が出来れば、現地で予約しても問題ないですが、不安な方はHISの現地ツアーを頼みましょう。
国立博物館(Museo Nacional de Costa Rica)
国立博物館は、原住民の生活から現代までの移り変わりを見れ、中庭には世界の七不思議のひとつである丸石も見れます。
この丸石はディキスの石玉と呼ばれ、古代のディキス文化に関連するものなのですが、この石球の意味は分かっていません。
アレナル火山(Arenal Volcano)
サンホセから北西に90km行った、サンカルロスにあるアレナル火山。これは活火山なので、運が良ければ溶岩が流れているところを見れるかもしれないで。
ふもとの町ラ・フォルトゥナ(La Fortuna)には火山のツアーや宿泊施設、その他見どころが沢山あるので、1泊以上で行くことをお勧めします。
当然サンホセからもツアーが出ていますし、バスもサンホセ~フォルトゥナの直行便が運行しているので、ご自分でも行けます。
バスで行く場合は、たった90KMの距離なのですが、3時間~3時間半くらいかかるので、1泊した方が良いですね。近くにある天然のタバコン温泉で体を癒し、フォルトゥナ滝で泳いだりも出来ます。
バス停は、先ほど紹介したコカ・コラターミナルにあるバスターミナル7-10で、8番乗り場です。
タバコン温泉(Tabacon Hotspring)
ラ・フォルトゥナにあるタバコン温泉は、火山エネルギーを利用した温泉で色々な種類の温泉(アトラクション)があります。
宿泊施設を兼ねた温泉もあるので、ぜひ行かれてみて下さい。(宿泊は高いです)
下記に紹介する温泉は無料です!
ボルカン・テノリオ国立公園(Parque Nacionl Volcan Tenorio)
ここは、温泉が湧き出る公園として有名ですね。写真の様な滝つぼもあるし。ちょっとした山登りにもなるので、飲み物などは準備してから行きましょう。
また先述したように、コスタリカには全世界の植物の4%が生息する国なのですが、ここの国立公園でも色々なものが観れるので、カメラ好きにはたまらない場所になります!
<右の鳥はコスタリカで有名なケツァール>
<ナマケモノと三色キムネオオハシ(keel billed)>
最後に
コスタリカって素晴らしい国でしょ?
鳥や植物、昆虫なんかに興味がある人は、移住したら絶対に面白い場所です。
それでなくても、活火山やジャングル探検、ビーチなど色々なことができるので、長期滞在しても暇にならない国ですね。
ちなみに移住検討者は、こちらの「コスタリカ日本人会」という互助会があるので、見てみてください。
また、ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非スペイン語を少し勉強してから行きましょう。
おすすめオンラインスクール・移住前に現地の言葉を学ぼうで、ITALKIというスペイン語のネイティブ講師もいるオンラインスクールを紹介しているので、ぜひこちらも一緒にどうぞ。