フランスとイタリアを中心に、数十もの川が氾濫し壊滅的な洪水を起こしており、ヨーロッパ中で少なくとも6人が洪水により亡くなりました。
フランスのリヴィエラ地域では、台風警報も出ており、イタリアでは30メートルほどの長さのハイウェイが崩壊し、車が乗り捨てられています。
<大雨の影響で水没した車や流されるボート・写真は全てexpress.co.ukより>
<崩壊したハイウェイ>
フランス南東部では、川の氾濫によって家や車が水没するほどになっています。また、2ヶ月分の降水量が24時間で降るほどの大雨に見舞われています。
フランス内務省のクリストフ大臣は、「今現在1600人以上が避難している」と発表しています。
その他にもギリシャでは、ボートを係留しようとしていた2人が亡くなっています。
<トロピカルストームの進行・イギリス>
イギリスでは、熱帯低気圧性暴風雨のセバスチャンがイギリスに向かっており、明日26日火曜日にイギリス南部から上陸する予想となっています。
この暴風雨は、水曜までに時速約96㎞(60mph)になる予想で、今後も河川の氾濫や、防風によっての高波が予想されています。
イギリス気象庁(MET Office)は、イーストミッドランズと南ヨークシャーは洪水が予想されると発表しています。
イギリスとウェールスでは、約60の洪水注意報が発令しており、7つの洪水警報が出されています。
気象庁は、「今後五日間は毎日警報が出る」と警戒をしています。
旅行者は警戒を
今年は異常気象が多く、洪水や河川の氾濫が同じ地域で頻繁に起こっているので、ヨーロッパ旅行をされる方は十分に警戒をして、必要であれば旅先の変更も視野に入れた方が良さそうです。
また、旅行中は何があるか分からないので、万が一の為に保険には加入して旅行に備えましょう。