ギリシャ

ギリシャの物価は?移住や観光におすすめの国!

ギリシャの物価

温暖な気候と物価の安さから移住する人が多い国、ギリシャ。ギリシャ神話から遺跡、ビーチに、多くの島などで良いイメージがあるかと思います。

私もギリシャは大好きな国の一つで、移住しようかなと考えています。

さて今回は、実際に住んだらどれくらいお金が必要か、また観光スポットも併せて紹介します。

ギリシャ

ギリシャはイタリア南部の右手に位置して、南ヨーロッパに分類される国です。人口は1081万人と少なく、面積も日本の3分の1ほどで、最大都市で首都でもあるアテネは、約74万人が住んでいます。

公用語はギリシャ語で、通貨はユーロです。

最大の島は、エーゲ海南部にあるクレタ島で、昔はヒッピーが盛んに移住したところでもありますね。

ギリシャは山が多く、2000mを越す山が多くあるので、山登りが好きな人にも向いていますし、島が多いので、ビーチ好きの人にはもってこいの場所です。

3300以上の島があり、有人の島は約200と、多くの島が無人島になっています。ちなみに、映画「マンマミーア」の撮影が行われたのは、スコペロス島で、本土からフェリーで2−3時間で行けます。

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ビザ

ギリシャはEU加盟国なので、180日間で90日以内の旅行であればビザは必要ないです。それ以上長期滞在したい場合は、学生ビザで留学や、投資ビザで移住する人も多い国ですね。

ただし、他のシェンゲン加盟国と合算なので、他国に滞在してから行く場合は滞在日数に注意してください。

詳しい移住ビザの内容は、下記を参考にどうぞ。

国民性

個人的な意見を言わせてもらえば、ネガティブな人が多い気がします。というか、9年前くらいからそうなった感じを受けます。というのも、経済が回ってないし、収入より出費が多い人が多くなったり、財政危機でEUから金融支援を受けたりと、先行きが不安なために不安を感じている人が多いのかな?と思います。

ただ一般的には、温暖な気候の住民特有の適当な感じと、のんびりした性格と言われていますね。

治安

一般的には治安は良いと言われていますが、私たち日本人にしてみたら、日本より治安が良いところなんてほとんどないので、日本の感覚でいたら注意が必要です。

基本的に、観光地は物乞いやスリ、押し売りが多いので気をつけなくちゃいけないですが、はっきりとNOと言って立ち去れば、追いかけてくることはありませんので、毅然とした態度でいれば大丈夫です。

観光地以外の場所も治安はいいので、人気のないところを深夜女性が一人で歩くなどのことをしなければ、危険はあまりないです。

詳しい治安については、ギリシャの治安情報・対処法や気を付ける点を紹介を参考にどうぞ。

水道水は飲める?

意外なことに、ギリシャの水道水は飲めます!嬉しいですね。

長期で滞在すると水問題が発生するのですが、ギリシャの水はぜんぜんおいしいですよ。ただ、硬水なので慣れてない人は、お腹を壊すかもしれません。

また、島はほとんど雨水を使っているので、お腹強い人以外はやめたほうがいいですね。ギリシャ最大の島のクレタ島なんかは、ある地域では飲めるけど、この地域では飲めない、など差があるので、地元民に聞くか、試してみるかですね。

気候

ギリシャは北部と南部では気温差が大きいですが、上の図は年間の平均気温です。見てお分かりの通り、冬でも8度〜12度と暖かく夏も30度ちょっとと過ごしやすい地中海性気候です。

夏場は木陰に行けば涼しく、汗も引くので、公園でのんびりしたりカフェの屋外席でゆっくりと過ごせます。

物価

他の都市より若干高めの、アテネの平均物価を紹介します。

スーパーで売られている商品 値段
お米 1,68ユーロ
卵12個入り 3,12ユーロ
鶏胸肉1kg 6,88ユーロ
牛肉1kg 9,42ユーロ
バナナ1kg 1,44ユーロ
りんご1kg 1,34ユーロ
トマト1kg 1,6ユーロ
じゃがいも1kg 82セント
レタス1玉 60セント
国産ビール500ml 1,43ユーロ
輸入ビール330ml 2,1ユーロ

また、家を借りると以下のようなコストがあります。

光熱費など 144ユーロ
インターネット 月30ユーロ
家賃(市内1bed room) 363ユーロ
家賃(市外1bed room) 326ユーロ
税引後の平均給与 779ユーロ

<参照・NUMBEO.com>

一人暮らしの平均支出630ユーロ+家賃となっているので、平均給与で働いている人は実家暮らしじゃないと生きて行けないですが、定年退職後などの移住となると、全然安いのでありですね。

交通機関

アテネは公共の交通機関が充実しているので、アテネ市内に住む人は車はいらないでしょう。遠出するときにレンタカーなどを借りるのが良いかと思います。

公共機関は以下のものになります。

  • バス
  • トローリーバス
  • メトロ
  • トラム
  • 電車

料金は一般で1,4ユーロ。90分以内であればどの交通機関に乗っても、同じチケットを使えます。(空港行き、空港から出発には使えません)

また、5日間乗り放題チケットが9ユーロなので、旅行で行くときはこれを買えば便利です。

日本並みに電車は出ているので、困ることはないかと思います。ルートなどの詳細は、下記リンクからどうぞ。

メトロの公式ページ

Athens suburban Railwayの公式ページ

Bus・Trolley Busesの公式ページ



観光スポット

エーゲ海クルーズで島を周ったり、史跡を見たりと大忙しになるくらい、見所は多いですよね。多すぎて全部は紹介できないので、一部ですが有名なものを紹介します。

移住されたい方は現地に下見に行くと思うので、ツアーで行けば楽に色々なところを見て回れるので、探してみて下さい。

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アテネのアクロポリス

アクロポリスとは、古代ギリシャのポリス(都市国家)のシンボルとなった小高い丘を意味します。

アテネのアクロポリスは、世界で最も有名なアクロポリスで、ギリシャに来た人は必ずと言っていいほど見に行く観光地でもあり、アテネ市内からメトロと徒歩で行けます。

周辺に、パルテノン神殿、エレクテイオン神殿、ヘロディスアッティコス音楽堂、ディオニューソス劇場などがあるので、徒歩で色々見て回れます。



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パルテノン神殿

紀元前5世紀に建てられた、パルテノン神殿。おそらく、世界で一番有名な神殿だと思います。柱の高さは10,4m、直径1,9mになります。

今から2500年近く前にこんなものを建てれたって、すごいですよね。

メテオラ

ギリシャ北西部にあるメテオラは、奇岩群とその上に建てられた修道院のことです。名前の由来はメテオロス(空中の)から来ています。

キリスト教の修道士にとって、俗世との関わりを断ち、祈りや瞑想に理想的な地形なので、このようになりました。

ちなみに今でも使われているのですが、観光地化が進むにつれて、修道士にとっては理想的な環境じゃなくなって来たので、アトス山に移住する修道士が増えているみたいですね。ちょっと申し訳ないですね、ここに行くのも。

ゼウス神殿

昔、ビックリマンチョコにも出て来た、ゼウスの神殿です。(おっと、年齢がバレる・・・)円柱の高さは17mで、直径は2mという大きさです。

建設されては止めて、また建設されては止めてと建設はなかなか進まなかったようで、結局は638年ほどかかりました。この間、300年以上も放置された時期もあったようですね。

こちらもアクロポリ駅すぐそばにあるので、パルテノン神殿などを見に行くときに一緒にどうぞ。

サントリーニ島

おそらくサントリーニ島が、みんながイメージするギリシャだと思います。めちゃくちゃ綺麗なんですよね。

ただ注意点として、冬に行ってもほとんどのお店は閉まっているし、ホテルも閉まっているところが多いので、あんまりオススメしないです。行くなら春〜秋にかけてどうぞ。

当然ビーチも有名で、溶岩のレッドビーチや、カマリビーチ(ブラックビーチ)、石灰岩のホワイトビーチなどが有名です。ブラックビーチは砂浜ですが、レッドビーチなどは、ビーチというより岩場なので、「ビーチ」と思って行くと期待はずれかも。

ザキントス島

上の写真は、紅の豚の舞台にもなった、ザキントス島のナバジョ湾の写真です。ザキントス島は、青が有名なくらい、青い海が広がっています。

ギリシャに行くなら、絶対に行っておきたい島ですね。

オリンピック航空を使って、約1時間でアテネから行けます。バスでも行けますが、フェリーを入れて6時間ほどかかるので、時間がある人はこちらでもどうぞ。

最後に

ギリシャはヨーロッパでも移住したい国ランキングで、いつも上位につけている国なので、外国人にとっても住みやすいし、温暖な気候、物価の安さといいとこづくしですね。

貧乏な私たち一家の移住先リストのTOP3にも入っているくらい、金銭的にも安めですし、何と言っても、こののんびりした空気がたまんないですね。

移住をお考えの人は、こちら「投資ビザで移住する方法・永住権も取れるヨーロッパの17ヵ国」で、ギリシャ移住を紹介しているので、参考にしてください。投資ビザはちょっとお金もかかりますが、その後は、月に10万円ちょっとあれば普通に暮らせるくらいなので。

また、旅行で行く方は、大手の旅行会社に問い合わせてみてください。一生心に残る旅になると思いますよ!

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