インドネシアは、日本人ももちろん欧米諸国の移住者が多い国ですね。
特に、バリ島やロンボク島、ジャワ島、仕事関係であればジャカルタなどが中心かと思います。
いい国ですもんね、インドネシアは。物価も安いし。
私が初めて働いた外国は、インドネシアでした。知り合ったインドネシア人が旅行会社を経営していて、「働かせて」って聞いたら就職できました。(笑)
ゆるかったですね、全てが。
それでは、インドネシア移住に向けて基礎情報や人気の移住地を紹介します。
Contents
インドネシア
インドネシアは島国なので、私達日本人も住みやすいかと思います。ちなみに、日本には6852もの島があるのですが、インドネシアはほぼ倍の1万3466もあるんです。
全島制覇した人なんて、いないですよね・・・?どうなんでしょう。
それでは以下に、インドネシアの特徴や基礎情報を紹介します。
- 公用語・インドネシア語
- 首都・ジャカルタ
- 最大の都市・ジャカルタ
- カリマンタン島東部に首都を移転予定
- 通貨・ルピア/IDR(1000ルピア=7,72円)
- 時差・日本のー2時間
- 1人当たりのGDP・3,927UDドル
- 在留邦人・1万9717人
- 失業率・5,34%
- 人口・約2億6400万人(2018年)実は世界第4位
- ASEAN本部がジャカルタにある
- ジャカルタの半分は海抜0メートル地帯
- オランダの植民地だった
- 使われている言語が583以上ある
- 日常でインドネシア語を話す人は3000万人程度
- インドネシア語とマレーシア語は似ている
- 警察に賄賂を要求されても値切れる
- コンセントはCタイプ、電圧220Vなので、日本の物は変換プラグ・変圧器が必要
警察の賄賂ですが、たとえば交通違反をして捕まったりしたら10ドルくらい請求されると思いますが、値切ったら5ドルくらいになりました。(笑)
コンセントは形状が違うので、Cタイプの変換プラグが必要になります。また、スマホやパソコンなどはデュアル電圧(例・100V-220Vなど複数の電圧で使える)と呼ばれるタイプなので変圧器はいらないですが、デュアル電圧以外のもの(例・100Vとしか表記されてないもの)は変圧器が必要です。
インドネシア人の性格
インドネシアは約300の民族がいるので一概には言えませんが、嫉妬深い人が多く、噂話が大好きで明るい人達ですよね。
また、のんびり屋で、「後でやっておく」って言って何もやらない人が多いです。多分忘れていると思います・・・。
また、暖かい国の住民はみんな同じなんでしょうね、時間を守らないですね。
待ち合わせしたら、1時間くらいは遅れてくると思った方が良いです。ただ、以前一緒に働いていた人たちは、結構時間厳守でしたね。厳守と言っても、10~20分遅れくらいでしたが。
治安
<dlift.jpより引用>
56位なのでそんなに悪くないですが、どくろマークが1個半付いていますね。だいぶ前ですが、バリでも爆破テロがあったりしましたもんね。
ただ観光地にいる限り、そこまで治安が悪いと感じることは少ないかと思います。
2019年9月中旬から毎週のように学生デモがあっていて、死者も発生しています。また、インドネシア全土で外務省の方から、「十分注意」と警報も出ています。
水道水
東南アジアなので予想は付くかもしれませんが、水道水は飲めません。必ずミネラルウォーターを買って飲みましょう。
人によっては影響のない人も多いのですが、レストランなどで使われる氷でお腹を壊すという人もいます。ただ、通常は加熱殺菌した水で氷を作っているので問題ないかと思いますが、お腹が弱い人は念には念を入れて氷抜きがいいですね。
初めてインドネシアに行く人は、必ず保険に入って行きましょうね。
だって、絶対にお腹を壊すからです。程度が軽ければ治療費もそこまでかからないんですが、感染したりすると出費が大きくなることもあるので、必要ですよ。年会費無料の海外旅行保険がついたクレジットカード5選でクレカなのに海外旅行保険が付いてるものを紹介しているので、参考までにどうぞ。
ビザ
30日以内の観光などの目的で入国する場合は、ビザなしで入国できます。ただし、こちらは延長不可なので、31日以上滞在予定の人はアライバルビザ(VOA)を入国時に取得しましょう。
アライバルビザ(VOA/visa on arrival)は、入国時に空港で取得でき、期間は30日間となります。料金は、2019年5月より50万ルピア(約3900円)になりました。
ビザは、1回限りインドネシア国内のイミグレーションで延長できます。手数料は35万5000ルピア(約2750円)です。
手続き自体は簡単ですが、「滞在期限の7日前までに可能な限り申請してください」との注意事項があるので、延長する場合は早めにしましょう。
もっと長期滞在したい人は、以下の方法を参考にどうぞ。
ビザラン
結構多いですね、ビザランをしている人は。
インドネシアからシンガポールや、マレーシア、タイ、オーストラリア行きに格安航空券が多いので、金銭的負担は小さいです。
バリータイでは、安ければ5000円くらいからフライトがありますよ。
方法としては、アライバルビザで30日、延長してプラス30日の合計60日、もしくは下記に紹介するシングルビザでタイやシンガポールにビザランに行き、また入国して同じことをするという方法です。
ただ、やり過ぎるとインドネシアで何をしているか聞かれるので、お気を付けて。
シングルビザ
これは最長6か月滞在できるビザになります。2ヶ月のビザで、その後30日ごとに延長が4回まで出来ます。
必要書類は、パスポートや写真、あとは現地企業からの招待状などが必要なのですが、観光で行く場合はホテルの予約表(住所、電話番号、ホテルマネージャーの氏名付き)で大丈夫です。
このビザを取っているフリーランスの人や、ノマドワーカーは多いですね。
自分で申請も出来ますが、シンガポールのエージェントを使う人も多いようです。(シンガポールはインドネシアに近いので、ビザランをする人が多いからです)
詳しくは、インドネシア共和国大使館のページのSingle visaの項目を確認してください。
語学留学
インドネシアに語学留学する人って、そこそこ多いですよね。現地で何人も会ったことがあります。
今後インドネシアで仕事をしたい人や、移住したい人にはおススメの方法ですね。
下記に有名どころのエージェントのリンクを紹介するので、興味がある人は質問をしてみて下さい。
就職
インドネシアには日系企業が1574社あり、トヨタ自動車やダイハツ工業、三菱自動車、ヤマハなどの大手企業が進出しています。
なので、現地で就職は比較的しやすいと思います。
一般的な転職・就職方法は、エージェントに登録して仕事を紹介してもらう、ですね。
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
リタイアメントビザ
以前こちらの「東南アジア8か国のリタイアメントビザと投資家ビザ取得方法」でご紹介したのですが、結構申請基準が緩いので、ほとんどの人が取得できると思います。
ビザは基本的に1年更新で、5回まで延長できるので、合計滞在期間は6年となります。その後日本に一時帰国して、もう一度リタイアメントビザを申請できます。
もしくは、最初のリタイアメントビザが終わったときに、永久滞在許可(KITAP)を申請することも出来ます。こちらは5年ごとの延長手続きになります。
条件は以下になります。
- 55歳以上
- 月に1500ドル(約16万円)以上の年金などの収入がある事
- 家政婦を一人雇う
- 指定の観光地域に35,000$(約350万円)以上の宿泊施設を購入するか、家賃が500ドル(約5万円)以上の家を借りる事(私達は庭付き一戸建ては購入できないので、ご注意を)
こちらはビザ申請手続きがかなり難しいので、一般的にエージェントや資格のある旅行代理店に依頼することになると思います。ちなみに申請は日本、もしくはインドネシア国外の国でやりますので。
投資家ビザ
投資家ビザについては、上で紹介したリンクから確認もきますが、簡単に紹介します。
- 10億ルピア(約800万円)以上の株式を持つ取締役または監査役
- 100億ルピア(約8000万円)以上の株式を保有する取締役または監査役ではない人
需要はほとんどないと思います・・・。
人気の移住地
インドネシアは島も多いし、色々な民族もいるし、地域によって特徴や文化が大きく変わるので選びがいがありますよね。
一般的に、こういった所に皆さん住んでいます。
- コンドミニアム
- サービスアパートメント
- アパート(マンション)
- タウンハウス
タウンハウスとは、敷地を塀や壁で囲っていて、この敷地内の区画に家が建てられてるタイプのもので、警備員が入り口ゲートに常駐しているので、不審者は入ってこれないようになっているので、外国人に人気ですね。
また、完全なる一軒家はあまりお勧めじゃないし、住んでいる人も少数だと思います。防犯上の理由ですね。
基本的にインドネシアで家を借りる時は、家賃前払い・敷金礼金無しが多いようです。ちなみにお手伝いさんを雇っても、月に1~3万円くらいなので雇う人が多いですね。
それでは、知り合いの生活費の例を紹介します。(3人家族・バリ)
- 家賃・・・4万円(プール付きの結構豪華なアパート)
- 食費・・・2~4万円(外食有・ビールなどのお酒は意外に高いので、飲む方は高めに考えていた方が良いです)
- インターネットや光熱費・・・1万円ちょっと(クーラーを使うのでちょい高めです
- お手伝いさん・・・1,5万円
合計 10万円ほど
バリ
<バリ・ウブドの段々畑>
インドネシアと言えばバリ、と言うくらい有名で、行った事がある人も多いと思います。
当然ですが、クタ中心部を勧めているわけじゃないですよ。バリの中でもおすすめの場所は、クタ・セラタンやウブド、デンパサールですね。
ちなみに、クタなんて住めたもんじゃないですよ。酔っ払いのオーストラリア人がいるだけです。(笑)
バリ島は寺院も多いし、山もあるし海もあるしと、住み心地は抜群ですね。
ジャワ島
日系企業もあるので、ジャワに住んでいる日本人も一定数いると思います。
ジャワ人はバリやその他の地域の人に比べて、素朴なイメージがありますね。何というか、ピュアな人が多い感じです。
ジャワ島であれば、ジョグジャカルタが有名ですね。
ロンボク島
バリからフェリーで行ける隣の島、ロンボク島は自然がいっぱいで時間がゆっくり流れています。
バリは忙しすぎるから嫌だな、って人にはおススメですね。
ジャカルタ
ジャカルタは本格的な日本食レストランもあるし、私は好きなのですが、今ではもうお勧めできませんね。
今後数年などの短いスパンで考えるのであればいいですが、首都が移転するので多くの事が変わっていくと思います。
また、首都移転の理由は、激しい交通渋滞や地盤沈下などなので、ゆくゆくは沈んでいくのかもしれませんね。
最後に
リタイアメントビザなら簡単に移住できるし、物価も年金でまかなえるくらいなので生活も楽ですね。
また少しでも現地の言葉を知っていたら移住がスムーズになるので、言語の勉強もお忘れなく。
おすすめオンラインスクール!移住する前に現地の言葉を学ぼうで英会話やその他の言語の学校を紹介しているので、参考にどうぞ。ITALKIという会社は、インドネシア人の講師もいます。