ここ最近、シンガポールは教育目的で移住される方が多いですね。
シンガポール自体は狭いしやる事があまりないので、1ヵ月もいたら飽きてくると思うのですが、マレーシアにもすぐ行けるし、オーストラリア、インドネシアなんかは近いし安いチケットが出ているので、旅行はしやすいですね。
シンガポールの英語はSinglishと言って訛りがある英語ですが、10年前に比べると発音もよくなり街中で聞こえる言葉も中国語より英語が多くなったので、移住しても言葉に困る事は少ないかと思います。
それでは、シンガポールの基礎情報や移住に人気の土地をご紹介します。
Contents
シンガポール基礎データ
シンガポールにどんなイメージをお持ちですか?
狭い?中華系?教育水準が高い?物価が高い?
10年ひと昔と言いますが、この国の進展具合は本当に早いですよね。毎回行くたびに新しいビルが出来ていて、以前の様な典型的な東南アジアっぽい場所はどんどん無くなっていますね。
そういえば、昔は長髪の男性は入国時に髪を切るか、入国拒否かの2択でしたね。(笑)変わった国でしたよね。
それでは、以下に特徴を紹介します。
- 公用語・英語、マレー語、中国語、タミル語
- 首都・シンガポール(都市国家)
- 通貨・シンガポールドル(1S$=約80円)
- 時差・日本のー1時間
- 1人当たりのGDP・97,466ドル(日本の倍以上)
- 在留邦人・3万6423人
- 失業率・2,1%
- 人口・約564万人(シンガポール人・非シンガポール人永住者は399万人)
- 実は63の島がる
- 実は埋め立てによって島の大きさを拡大している
- 実は1党独裁政権で、報道の自由が制約されている
- あだ名は、明るい北朝鮮
- 人口密度世界2位
- 全ての格付け機関からAAAソブリン格付けをもつアジア唯一の国
- 元イギリスの植民地
- 元マレーシア連邦の一員だったが追い出された
- 第2次世界大戦中は日本が占領
- 9年連続で世界で最もビジネス展開に良い国に選ばれた
- 8月~11月は大気汚染がひどく健康への被害が懸念されている(隣国で行われる野焼きや森林火災の為)
はい。不思議な国ですね。経済が発展しているので国民は幸せの様ですが、言論統制(これは言い過ぎかも・・)や報道規制があり、独裁政権なんです。
2016年にはオーストラリア在住の日系オーストラリア人女性(当時妊娠8週目)が、「憎悪をあおるようないわゆるフェイクニュース」を自分のウェブサイトthe real singaporeに記載したとして、禁固10か月の実刑判決を言い渡されています。
シンガポール人の性格
シンガポールは多民族国家で人口比率は、中華系(74%)、マレー系(14%)、インド系(7,9%)その他となっています。
個人的な印象ですが、平等主義者とでもいいましょうか、偏見や差別がない人が多いと思います。
また、これは英語話者が多いのが理由と思いますが、考え方やノリ、話し方がアメリカナイズされています。
ちなみに、言語は脳の成長に大きな影響を与える様で、例えばどこの国で育っても第一言語が日本語なら日本語脳になり日本人っぽい行動をする、といった特徴があるらしいですね。
治安
<dlift.jpより引用>
シンガポールの治安は世界17位ということで、アジアでは日本に次いでの治安の良さになります。
シンガポールは以前の様なスラムっぽい所がほとんどないので、どこを歩いても不安に思う事はないはずです。
ただしどこの国でも同じですが、シンガポールでも軽犯罪は起こっているので、スリなどには気を付けましょう。
あえて挙げるとすれば、リトルインディアはあまり治安が良くないので、夜間は気を付けてください。
最低限の自覚さえ持っていたら、安全な国です。
水道水
シンガポールで水道水は飲めます!これは長期滞在者にとって、嬉しいことですね。
また、水道水は日本と同じ軟水なので違和感なく飲めるし、フッ素が含まれています。最近は歯磨き粉に「フッ素配合」って書いてあることが多いですが、このフッ素は虫歯予防になります。
ビザ
30日以内の滞在であれば、ビザは必要ないです。ただし、パスポートは6か月以上の有効期限が必要なのでご注意を。
陸路の場合は、14日以内であれば滞在できます。
またe-Serviceで、オンライン上でビザ延長(30日)が出来ます。上記以上に滞在したい人は下記から申請できます。(最大・合計滞在期間89日間)
後は、定番のビザランができますが、シンガポールは入国審査が厳しいのでやり過ぎていたらすぐに疑われて、入国拒否を受ける可能性が高いです。
リタイアメントビザが無いので、以下の方法が一般的な長期滞在方法になります。(起業家ビザや投資ビザは、「東南アジア8か国のリタイアメントビザと投資家ビザ取得方法」を参考にどうぞ)
Long Term Visit Pass
このビザを申請できるのは、以下のような場合になります。
- 正当なビザを保持している家族を訪問する
- 大学・大学院に在学中の学生がシンガポールで就職活動をする時
- 学生ビザを持っている子供の付き添い等
ちなみに、学生ビザを持っている子供に同行する場合は、母親もしくは祖母の女性のみが申請できます。男性は駄目なんです。
平等を掲げる国で、この制度は面白いですね。
こちらから申請できるので、必要な方はどうぞ。
語学留学(スチューデントパス)
シンガポールは食費などはそこまで高くないのですが、学費や滞在費が高いのでシンガポールじゃなきゃダメ!って人以外には、あまりお勧めしないです。(しかもシングリッシュだし)
マレーシアのジョホーバルの語学学校に通い、こちらに遊びに来る感じでも良いのではないでしょうか?
一応、下記にシンガポールの語学学校を紹介しているエージェントを紹介するので、気になる方は詳しく聞いてみて下さい。
ビザ等の必要手続きは、エージェントがやってくれるので手続き自体は簡単ではあります。
シンガポール留学はSchool withスチューデントパス
お次は語学学校ではなく、通常の学校に入学する場合を紹介します。
全日制の学校または政府認可インターナショナルスクールに通う場合に申請します。
労働許可を持っている家族は学校を選べる幅が広がりますが、子供の学生ビザで移住する人は、政府認可のインターナショナルスクールで入学手続きをし、ビザ取得という流れになります。
こちらが学校のリストになるので、参考にどうぞ。(認可を受けていない学校に入学しようとしてもビザが下りなので、ご注意を!)
このビザは、自分で申請も出来るし、エージェントに頼むことも出来ます。
就職する
15年前くらいですが、私もエージェントを使ってシンガポールで仕事を探していました。一つ見つかったのですが、オーストラリアで仕事が見つかったので行きませんでしたが、行ってたら良かったなとちょっと後悔しています。
さて、今でも求人が多いので結構選べますが、求人する人も多く、企業が求めるレベルも上がっているので特殊なスキルが無いと難しいと思います。
英語が話せるは、スキルではないのであしからず。これは当たり前で、加えて、「中国語が出来る」「ある分野で深い経験がある」、「国際感覚がある」などプラスアルファが必要です。
とは言ってもやってみないと分からないので、ここで諦めずに、まずはいくつかの転職エージェントに相談してみて下さい。希望のものがあるかもしれません。
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
人気の地区
まぁ、人気の地区と言っても小さな島国なので、どこに住んでも中心部(CBD)まですぐに行けますが。
サウスエリアから最北のマレーシア国境近くまで約30kmで、渋滞していなければ車で30分ほど、最東のチャンギ国際空港からウェストエリアの南洋理工大学まで約40㎞、30~40分と小さな国なので、仕事で移住する人以外はどこの地域に住んでも不便は感じないと思います。
生活費は住む場所によって大きく変わりますが、家族、もしくはカップルで住むと、このくらいになります。
2LDKコンドミニアム・・・家賃20万円以上(新しいものはもっと高いです)
食費・・・6~8万円(外食有)
水道光熱費・・・約1万円
上記+その他(保険・通信費・交遊費など)がかかります。
最低30万円あれば、生活だけは出来ます。
<シンガポールに視察に行くなら、ホテル予約はBooking.comで!>
CBDエリア(Central Business District)
マリーナベイサンズやマーライオンがある経済・観光の中心地です。ホテルや高級コンドミニアムが多く、主に駐在員が家族で暮らしている地域です。
中心部なので移動は楽ですが、スーパーマーケットが少ないのでちょっと不便ですね。しかもこの辺りの家賃はかなり高いので、駐在員以外は特にメリットが無いです。
セントラルエリア
セントラルエリア(オーチャードエリア)は、CBDのすぐ北になるので通勤にも便利だし、日系デパートや日本食レストランも多いので人気の地区です。
駐在員が多い場所で、家賃は高めです。
サウスエリア
緑も多くHDB(公共住宅)が多い地域です。CBDから少し離れているので家賃は安めですが、スーパーなどが多いので住みやすい地域ですね。
みなさんが大好きなIKEAがあるのも、この地域です。(笑)
ウェストエリア
仕事で移住する人以外であればサウスエリアか、このウェストエリアがおすすめです。
CBDからちょっと距離がある分、静かだし公園も多く、無機質なコンクリートジャングルが少なめの地域です。
日系企業も多く進出しているので、勤務地がこちらの人も多いのでは?
ノースエリア
マレーシア国境に近いこのエリアは、主にシンガポール人が住む地域となっていて、ちょっと不便です。自然が多いのは良いのですが、特に何があるというわけではありません。
ただし、仕事以外で移住する人であれば、こういった静かな地域が良いと思いますし、中心部までタクシーで20分ほどなので、市内に行くのにそこまで不便でもないです。
ただしHDB(公共住宅)が多く、コンドミニアムは少ないです。
イーストエリア
チャンギ国際空港からタクシーで10分ほどのエリアです。
CBDから離れているので、緑も多く閑静な住宅街が並んでいます。
空港をよく使うし、中心部にそこまで用事が無い人は、ここなんていいんじゃないでしょうか?
まとめ
シンガポールは物価が高めですが、教育の為に移住される方が多いので、旦那さん達は大変でしょうね。
老後の移住先としても全然魅力が無い国ですが、観光でも魅力がまったく無いので(シンガポール好きの人、ごめんなさい!)、移住されたい方はよく考えてから行動しましょう。
移住に当たっては、現地の言葉が少しでも出来たら移住生活が楽になるので、少しづつ勉強をしてから移住しましょう。
おすすめオンラインスクール!移住する前に現地の言葉を学ぼうで英会話の学校を紹介しているので、参考にどうぞ。