ポルトガルは温暖な気候で物価も安く、のんびりした人たちが多いので移住に人気の国ですね。
他のEU諸国の人からも人気で、退職された後にポルトガルに移住する人が多いです。
ポルトガル人の性格もオープンで、カフェで出会った人と1~2時間話し込んでしまったことが何度もあるくらいです。
退職後は、やっぱり温暖で笑顔の多い国で生活すると人生が豊かになると思うし、年金で暮らせるくらいの物価なので、移住を検討されている方は是非候補に入れてみてください。
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ポルトガル
南ヨーロッパに位置するポルトガルは、アフリカ大陸にも近いです。首都のリスボンから、アフリカ大陸の北西にあるモロッコのカサブランカまで、飛行機で1時間20分で行けるほどアフリカに近いんですね。
それでは、移住するなら知っておきたいポルトガルの基礎データを紹介します。
- 公用語・ポルトガル語
- 首都・リスボン
- 最大都市・リスボン
- 人口・約1029万人
- 通貨・1ユーロ=約120円
- 時差・本土/9時間(夏は8時間)
- 1人当たりのGDP・2万3186ドル(日本の60%ほど)
- 在留邦人・728人(2018年)
- 失業率・7%
- 電圧・230V・コンセントはCタイプ(日本は100V・Aタイプ)変換プラグの購入はこちらからどうぞ
- 水道水・飲めますが、硬水なので慣れるまでおなかが緩くなる人もいます
- スペインに併合された過去を持つ
- イワシやサバなどの魚介類をよく食べる
- 民族音楽はファドといい、結構暗い曲が多い
- スペインのようにシエスタ(昼寝)はしない
- レストランは夜7時半以降じゃないと開かないところが多い
治安
世界第19位の治安を誇るポルトガルは、「世界で最も幸せな国ブータン(異論があるかもしれませんが・・)」より上にランクしていますね。
観光地などは当然スリや置き引き被害も出ており、リスボンの路面電車、特に15番と28番は警戒するように外務省でも注意喚起をしています。
日本ではないのである程度の警戒は必要ですが、ほぼ日本のように暮らせると思います。
リタイアメントビザ取得要件
ビザの申請は日本で出国前に行い、通常30日ほど時間がかかります。
- 申請書英語・ポルトガル語
- 滞在予定期間+3か月の有効期限があるパスポート
- 写真1枚(3 x 4 cm)-カラ-無背景、最近撮影したもの
- ポルトガル滞在中の救急治療を含む、病気や怪我の治療費、さらに場合によっては本国への送還費用を保証する有効保険証明書(原本1つ、コピー1つ)
- ポルトガル内務省外国人移民局(SEF)によるポルトガルでの犯罪の有無を確認するための要請書(無犯罪証明書)要請書
- 日本の警察署で発行された三ヶ月以内の無犯罪証明書、または1年以上居住している国によって発行された無犯罪証明書 (16歳以下は不要・アポスティーユ証明が必要)
- ポルトガル滞在を可能とする経済状況を説明する書類 (金融機関の英文残高証明書あるいは、年金受給証明書
- 申請者が適切な査証でポルトガルに入国しなかった場合、如何なる状況であっても、その責任を申請者が負うことを表す宣言書・宣誓書
人気の都市
物価や公共交通機関などの事は、「移住・旅行者必見!ポルトガルの物価を徹底調査」で紹介しているので、こちらも併せてどうぞ。
リスボン(Lisbon)
首都のリスボンは、バスにトラムやメトロがあるのでどこに行くにも不自由しません。あえて言うと、リスボンは坂が多いのでちょっと疲れると思いますが、そんな時はトラムに乗って移動できるので、楽に移動できます。
また、リスボンには90近い国籍の人が住んでいると言われているので、外国人だから住みにくい、ってことは無いですね。
チャイナタウンやインド人のエリアもあり、アフリカのカフェやネパールのレストランなど多国籍な街なので、今まで見た事もないものや食事に出会えます。
首都とは言え人口は約50万人なので、私たち日本人にとっては都市というよりも大きな街レベルだし、ポルトガル人の性格ものんびりしているのでスローライフが実感できますね。
カシュカイシュ(Cascais)
カスカイス(カシュカイシュ)は、リスボンから車で30分ほど行った海に面した街で、ビーチもありますが、岩場や崖が多く、崖の上に建っている家もあります。
街の中心部から徒歩ですぐに行ける小さなビーチも魅力的で、中心部は細い道が入り組んでいてお土産屋さんやレストランなどが立ち並んでいます。
カスカイスや近郊のエストリルの魅力は、コンパクトな街だけど観光客も多いのでお店も多く、大きな買い物などはリスボンまですぐに行ける点ですね。
ポルト(Porto)
リスボンから約3時間北に行ったところにあるポルトは、観光地としても有名だし、人口も21万人ほどと多くないので、のんびり過ごせる街です。(一応、ポルトガルの都市、第2位の人口です)
ポルトはポルトワインが有名で、ワイナリーもドンルイス1世橋を渡った反対側にいくつもあります。
海岸沿いがお好きな人は、車で20分ほどのフォス・ド・ドウロに行けばビーチもあります。(岩場も多いですが・・・)
夏にはドウロ川でボートに乗ることもでき、6月にはFesta de Sao Joao(サンジョアン祭り)があり、おもちゃのハンマーで人の頭をたたきながら歩くお祭りもあります。
家賃はリスボンよりだいぶ安いので、部屋探しもスムーズに行きやすい街ですね。
ラゴス(Lagos)
ラゴスはポルトガルのほぼ最南端にある街で、人口は3万人ちょっとと少なく、ピニャオビーチやカマロビーチ( Praia do Camilo)、ポルト・デ・モスビーチなど、水の透明度も高いすっごくきれいな砂浜があります。
カヌーをしている人が結構多いので、好きな方にはたまらない場所ですね。
ラゴスはちょっとは知られた観光地ですが、物価も安く住み心地も抜群です。
Tavira(タヴィラ)
スペインまで約20分で行けるタビラは、切り妻造りの屋根や格子模様の木製ドアなどのアラブ(ムーア人)の文化が残り、不思議な魅力があります。
街の起源も古く、街にある教会は紀元前に建てられたものもあります。
また、観光地でもあるのでレストランも多く生活に困ることは少ないと思います。特にこの地域ではマグロ漁が伝統的に行われているので、マグロのステーキやエストペタ(ツナサラダ)なんかも有名です。
最後に
ヨーロッパ移住をお考えならポルトガルは外せない国なので、ぜひ検討してみてください。
物価、気候、人のどれをとっても、ヨーロッパトップ5に入るほど良い国なので。
ちなみに英語が通じないことが多いので、移住する場合はポルトガル語を少しでも知っていると、地元の人も喜ぶし、移住がスムーズにできます。
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