スイスに行くときに一番気になる事は、物価と治安かと思います。
物価は「スイスの物価を紹介!生活費は〇十万?」でも紹介したのですが、さすがスイス。高いですね。
逆を言うと、スイスは言わばお金持ちの国なので治安はかなりいい方です。
とは言っても最近は移民も増えているので、ベルンにいた時に、友達にここは夜は絶対に一人で出歩かない方がいいよって教えられた場所もあります。
アフリカ系の移民が、数十人いつもたむろしていたところなんですが、女の子の一人歩きだとちょっと怖いかもしれませんね。
ただし全体的には治安はいい国なので、ほぼ日本の様に出歩ける国でもあります。
それでは、スイスに滞在するときに気を付けることを紹介します。
スイスの治安
世界の治安状況をランキングで紹介するグローバル・ピース・インデックス(世界平和指数)によると、スイスの治安は11位で日本は9位になっています。
日本は治安がかなりいいので、日本と比べるとどこの国も治安が悪く感じますが、スイスはほぼ同じランキングなので治安はいいですね。
ただし外務省によると、毎年多くの日本人観光客が窃盗事件に巻き込まれています。
特にチューリッヒやルツェルン,バーゼル,ジュネーブ、ベルンなどの都市部での被害が多いです。
スイスの薬物や入管法違反を除く犯罪件数は約43万件で、人口が約15倍の日本は91.5万件となっているので、スイスの人口当たりの犯罪件数は日本の7倍近くになります。
それでは、日本人の被害が多い犯罪を紹介します。
置き引き
スイスでは、ホテルのロビーやレストランでの置き引きが多く、ビュッフェ形式の食事の際にカバンを盗まれたりする事案が多いです。
これは意識を変えるしかないのですが、カバンなんて目の届かないところに置いていたらなくなる可能性がありますよね。
場所取りの意味でカバンをテーブルに置いていく人もいますが、その場合は他の小物、例えばハンカチやスカーフなどを置いて行った方がいいです。
鉄道でのスリ
鉄道でのスリや置き引きも発生しているのですが、手口は以下のようなものになります。
- 場所を聞くふりをしてその間に荷物を盗む
- 荷物を網棚に置いてあげると言って、その隙に中身を盗む
- 小銭をばらまいて注意をそらして、盗む
全員が全員盗むために親切を装っているわけではないですが、中にはこういう人もいるので注意が必要ですね。
対応策は、カバンは常に視界に入る場所に置くか、常に触れている事。荷物を網棚に置かずに、膝の上に載せるなどで対処できます。
また、電車やバスなどの公共機関でのスリも頻発しています。
基本的に財布や貴重品は、シークレットポーチに入れて服の下に付けるか、ポケットにそのまま現金を入れるのがいいですね。
他にも、小さめの旅行用財布と、いつもの財布2か所に現金やカードを分散させておくことですね。
小さな買い物だったら旅行用財布から払って、大きなお金はもう一つの財布に入れておくなどすれば、万が一の時に被害が最小限に留められます。
基本的にこういった犯罪者は、見た目が清潔で、「えっ?こんな人がスリ?」って思うくらい一般人と変わらないので、見た目で安心せずに気を付けて下さい。
チューリッヒの治安
チューリッヒは治安も良いのでそこまで警戒しなくてもいいですが、チューリッヒ中央駅近辺は暗い時間帯は少し気を付けたいですね。
とは言っても、お酒を飲んだ若者が多いだけなので何かがあるというわけではないですが、人によっては危険だなと思うかもしれません。
夜に市街を歩いても街灯で明るいので、不安を感じることもないと思います。
ベルンの治安
私が初めてベルンに行ったときは、週末の夜10時ごろに到着しました。
中心部に行くと人が多いし、みんな飲んでいるし、危険というよりは楽しんでいる人が多いなという印象でしたね。
ただ先ほど言ったように、移民が集団でたむろしている事もあるので、ちょっと不安を感じるかもしれません。
ただしベルンは基本的に安全なので、どの地域でも肩の力を抜いて観光を楽しめます。
ジュネーブ
打って変わって、ジュネーブはちょっとだけ気を付けた方がいいですね。
基本的にジュネーブは外国人が多いし、言語からも分かるようにフランスの影響を受けている街です。
フランスって治安良いと思う人多いと思いますが、落書きが多いし、軽犯罪も多いし、血の気の多い人が多いですよね。(過去にフランスに6年ほどいました)
ジュネーブ中心にあるCornavin駅周辺は、売春婦もいたしスイスって感じの街並みでもないし、女性の夜間の一人歩きは控えた方がいいですね。
この地域以外は基本的にスイスの治安なので、旧市街などは安心して観光が出来ます。
緊急時の連絡先
万が一犯罪に巻き込まれた時は、以下に紹介する番号に連絡しましょう。
- 警察・117
- 救急車・144
- 在スイス日本大使館ベルン・031-300-2222
- 在スイス大使館ジュネーブ・022-716-9900
ひったくりからカバンを守ろうとして仮にケガをして病院に行ったりすると、医療費はかなり高いので、保険の加入をしていた方がいいです。
とはいっても、最近はクレジットカードに海外旅行保険が付いているので、そのカードを持って行けば保険が適用されるものも有ります。
海外旅行保険が付いた年会費無料のクレジットカード5選で、海外旅行に行くなら持って行きたいクレカを紹介しているので、是非読んでみて下さい。
こういったクレカは、携行品の補償もあるので、万が一何かを盗まれても補償範囲内であればお金が戻ってきます。
言語
スイスでは英語・ドイツ語が話せたら、大体の地域でも問題なく地域の人とコミュニケーションは取れます。
外国語は苦手という人は、翻訳機を持って行く人も多いですね。
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もしくはポケットWi-Fiをレンタルして、グーグル翻訳など使ってコミュニケーションを取るようにしましょう。
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