かなり激しい暴風雨シアラ(Ciara)が、ヨーロッパに上陸しますね。
妻の実家があるドイツ北西部は、学校も休校になるくらい激しい雨風が降っています。
今現在暴風圏にあるのは、アイルランド、フランス、ベルギー、オランダ、スイス、ドイツにルクセンブルクやスカンジナビア半島です。
ヨーロッパ北部を西から東に横断していく予定です。
注)同じストームでも、イギリスでは「Ciara(シアラ)」、ノルウェーでは「Elsa(エルザ)」、ドイツとスイスでは「Sabine(サビン)」と呼び名が違います!
被害状況
アイルランドでは1万4000個の家や商業ビルが停電になり、一部の地域ではストームの風速が時速145㎞にも達する見込みです。
イギリスでは暴風雨や突風の影響で、河川が氾濫しており自宅から避難されている人もいます。イギリス気象庁から250以上の洪水警報が出されているので、河川に近づかないようにしましょう。
当然ですが、多くのフライトはキャンセルになっており、いくつかの鉄道会社は「移動をしないように」と列車での移動を控える勧告を出しています。
昨日夕方4時時点(日本時間10日深夜12時)で11万8000人が停電の被害に遭っており、電力会社はそれでも42万世帯以上の電力の復旧をしています。
<以下写真はBBCより引用>
イギリス気象庁は、沿岸部だけでなく内陸でも時速110㎞~130㎞の突風の恐れがあるとしており、警戒が必要になっています。
ドイツの多くの地域では、レベル3の警戒注意報が出され、一部の地域では最大注意報であるレベル4になっています。
このストームの影響で、ドイツ北西部の多くの長距離電車がキャンセルとなっており、120㎞以上の突風の恐れがあるとの事です。
<dm.comより引用>
ベルギーやオランダでも時速130㎞以上の暴風になり、多くのフライトがキャンセルになっています。
最後に
シアラの中心部、は今現在イギリスの北東部に抜けましたが、まだ雨風が強いので、今現在ヨーロッパ北部に滞在している方は極力外出を控え、現地のニュースで最新情報を入手しましょう。
<参考記事・BBC>