ベルギーは小さな国ですが自然も豊かで、すごく住みやすいんですよね。
以前トゥルンホウト(Turnhout)近郊に住んでいたのですが、自然がいっぱいで湖も近くにあったし、最高でしたね。
ヘントにも長らくいましたが、おしゃれな街で小さなフェスティバル(?)催し物が頻繁にあっていたので、暇することなく滞在できました。
物価も意外に安いし、ザ・ヨーロッパと言った感じの趣のある街が多いので、恋に落ちる人多いはずですよ。
ベルギーのビザ

ベルギーのビザはタイプA,C,Dに分かれており、特徴はこのようになります。
- Type A・・・トランジットビザ
- Type C・・・シェンゲンビザ
- Type D・・・長期滞在ビザ
- C visa・・・配偶者ビザ
日本人であれば、シェンゲン加盟国は90日以内の滞在であればビザは必要ないので、タイプA・Cは私たちには関係ないですね。
移住となるとType DとCビザになり、必要なビザはこちらになります。
- 学生ビザ
- 労働ビザ
- 家族ビザ
- 配偶者ビザ
- リタイアメントビザ
学生ビザ
学生ビザはACADEMIC Visaと言い、3か月以上の語学留学時に申請します。
流れとしては、
- 在日ベルギー大使館に問い合わせる
- 申請書類の準備
- ビザ申請の予約
- ビザ申請・取得
になります。
まずは、下記必要書類を大使館にemailで送ります。
- パスポートのコピー
- ビザの申請理由(大学・語学学校など)
- 滞在予定期間
- 通学予定の学校名
通常1週間以内に、必要な書類などのリストが書かれたメールが返信されます。
必要書類は以下になりますが、送られてくるメールを必ず確認してください。
- 申請書2部
- カラー証明写真3枚(4.5x3.5㎝)
- パスポート
- 入学許可証
- 最終学歴の英文卒業証明書もしくは在学証明書
- 宣誓書
- 21歳以上は無犯罪証明書(アポスティーユ認証必要)
- 英文での履歴書
- 保証書(生活費)
- 英文健康診断書(アポスティーユ認証必要)
- 長期滞在許可申請の振り込み証明書
書類が多いので大変ですが、頑張ってください。
ただし語学留学に行く場合は、一般的にエージェントを使う人がほとんどなので、詳しく取得方法や申請の仕方を教えてもらえると思います。
ここ最近のエージェントは手数料無料が多いので、使いやすくなりましたよね。語学学校から仲介料をもらうので、私たちには請求しないというものです。
有名どころのエージェントを紹介するので、不安な方は尋ねてみて下さい。
留学エージェント School with
労働ビザ
2019年よりEU市民以外の人で、90日以上滞在し働きたい場合は、Single Permit Applicationを申請しなくてはいけません。
必要なもの、事は以下になります。
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
- 申請手数料支払い
アポスティーユ認証を取得し、翻訳したものが必要です。
次にType Dビザの申請に必要な書類です。
- 申請書2部
- パスポートとパスポートのコピー
- 証明写真2枚
- 上記で申請したSingle permit1部とそのコピー1部
- 申請料180ユーロ(2万1600円)
注)コピーのサイズはA4サイズのみです
申請自体は、就業予定の会社が行います。
2019年以前は、労働許許可証と滞在許可証が別々でしたが、今現在は1つになっているので、手続きも少しは楽になりましたね。
「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職や海外勤務の求人が豊富なエージェントを紹介しているので、参考にどうぞ。
フリーランスなどの自営業者ビザ
自営業者としてワークパーミットを申請する場合は、下記リンクに以下の必要書類を送付し、プロフェッショナルカードを取得します。
- パスポートのコピー
- 簡単な仕事の紹介・ベルギーで何をやるかの説明
1週間ほどで、必要書類のリストが送られてきます。
一般的に必要なものは以下になりますが、職種や個人の状況によって内容は変わるので、問い合わせてリストを入手してください。
- 健康診断書
- ベルギーで使える保険
- 残高証明書
- 事業計画書
家族ビザ(Family Reunion Visa)
家族ビザはちょっと特殊ですが、必要な人もいると思うので紹介します。
家族ビザとは、例えば自分の親、兄弟、子供、孫、パートナーなどがベルギーに正当な滞在許可証を持って住んでいる場合に申請するものです。
申請方法は、大使館に以下の書類をメールし、その後送られてきたリストに書かれている書類を追加で送ります。
- パスポートのコピー
- ベルギーにいる家族/パートナーのIDもしくはパスポートのコピー
- ベルギーにいる家族/パートナーのレジデンスカード(持っている場合)
- ベルギーにいる家族/パートナーとの関係説明
1週間ほどで返信が来るので、待ちましょう。
リストには、戸籍謄本や無犯罪証明書、健康診断書、収入証明書などが書かれていますが、ベルギーに住んでいる人との関係にもよるので、必ず大使館に確認を取ってください。
注)健康診断は指定された病院で受けましょう。
家族ビザ(Family Reunion Visa)・ベルギー大使館
配偶者ビザ
国際結婚をして配偶者ビザ取得するのは、ちょっと大変ですが、愛はどんな障害でも乗り切れる、と考えて頑張りましょう(笑)。
手順は以下になります。
- ベルギー到着後に市役所にて住所登録をする(到着宣言・パスポート、証明写真2枚)
- 配偶者ビザ取得のための書類リストを市役所で作成してもらう
- 大使館に行き国籍証明書などの書類を作成してもらう
- ベルギー外務省で書類を合法化する(日本で言うアポスティーユ認証)
- コミューンにビザ申請書類を提出
注)日本で書類を取った方は少し手順が違います
コミューン(市役所)によってビザ申請の必要書類(リストの内容)は変わりますが、一般的に以下のものを現地大使館に提出します。
- 出生証明書
- 独身証明書
- 習慣証明書
注)パスポート、戸籍謄本と証明写真、コミューンでもらったリストが大使館で必要です。
その後全ての必要書類をコミューン(市役所)に持って行き申請します。
リタイアメントビザ
ベルギーのリタイアメントビザは以前も紹介したので、簡単に紹介しますが、詳しい内容はこちら「ベルギーのリタイアメントビザ取得方法・申請書類」を参考にどうぞ。
必要なものは以下になります。
- 年間収入(金利や年金など)が9928ユーロ以上あることの証明書
- ベルギーに銀行口座がある事
- ベルギーと密接な関係がある事
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
- 申請料358ユーロ
年金受給者にとっては金銭的に申請しやすいと思うので、今回紹介したビザの中で一番取りやすいかなと思います。
「リタイアメントビザで安く移住できるヨーロッパの国特集」で、他の国のリタイアメントビザも紹介しているので、是非参考にどうぞ。
最後に
外国に移住するのは簡単ではないですが、その後はバラ色(?)の海外生活が待っているので頑張ってください。