ベルギー

ベルギーに移住できるビザ5種類の取得方法

ベルギーに移住できるビザ5種類の取得方法

ベルギーは小さな国ですが自然も豊かで、すごく住みやすいんですよね。

以前トゥルンホウト(Turnhout)近郊に住んでいたのですが、自然がいっぱいで湖も近くにあったし、最高でしたね。

ヘントにも長らくいましたが、おしゃれな街で小さなフェスティバル(?)催し物が頻繁にあっていたので、暇することなく滞在できました。

物価も意外に安いし、ザ・ヨーロッパと言った感じの趣のある街が多いので、恋に落ちる人多いはずですよ。

ベルギーのビザ

ベルギー ビザの種類

ベルギーのビザはタイプA,C,Dに分かれており、特徴はこのようになります。

  • Type A・・・トランジットビザ
  • Type C・・・シェンゲンビザ
  • Type D・・・長期滞在ビザ
  • C visa・・・配偶者ビザ

日本人であれば、シェンゲン加盟国は90日以内の滞在であればビザは必要ないので、タイプA・Cは私たちには関係ないですね。

移住となるとType DとCビザになり、必要なビザはこちらになります。

  • 学生ビザ
  • 労働ビザ
  • 家族ビザ
  • 配偶者ビザ
  • リタイアメントビザ

学生ビザ

学生ビザはACADEMIC Visaと言い、3か月以上の語学留学時に申請します。

流れとしては、

  1. 在日ベルギー大使館に問い合わせる
  2. 申請書類の準備
  3. ビザ申請の予約
  4. ビザ申請・取得

になります。

まずは、下記必要書類を大使館にemailで送ります。

  • パスポートのコピー
  • ビザの申請理由(大学・語学学校など)
  • 滞在予定期間
  • 通学予定の学校名

通常1週間以内に、必要な書類などのリストが書かれたメールが返信されます。

必要書類は以下になりますが、送られてくるメールを必ず確認してください。

  • 申請書2部
  • カラー証明写真3枚(4.5x3.5㎝)
  • パスポート
  • 入学許可証
  • 最終学歴の英文卒業証明書もしくは在学証明書
  • 宣誓書
  • 21歳以上は無犯罪証明書(アポスティーユ認証必要)
  • 英文での履歴書
  • 保証書(生活費)
  • 英文健康診断書(アポスティーユ認証必要)
  • 長期滞在許可申請の振り込み証明書

書類が多いので大変ですが、頑張ってください。

ただし語学留学に行く場合は、一般的にエージェントを使う人がほとんどなので、詳しく取得方法や申請の仕方を教えてもらえると思います。

ここ最近のエージェントは手数料無料が多いので、使いやすくなりましたよね。語学学校から仲介料をもらうので、私たちには請求しないというものです。

有名どころのエージェントを紹介するので、不安な方は尋ねてみて下さい。

留学エージェント School with

 

労働ビザ

2019年よりEU市民以外の人で、90日以上滞在し働きたい場合は、Single Permit Applicationを申請しなくてはいけません。

必要なもの、事は以下になります。

  • 健康診断書
  • 無犯罪証明書
  • 申請手数料支払い

アポスティーユ認証を取得し、翻訳したものが必要です。

次にType Dビザの申請に必要な書類です。

  1. 申請書2部
  2. パスポートとパスポートのコピー
  3. 証明写真2枚
  4. 上記で申請したSingle permit1部とそのコピー1部
  5. 申請料180ユーロ(2万1600円)

注)コピーのサイズはA4サイズのみです

申請自体は、就業予定の会社が行います。

2019年以前は、労働許許可証と滞在許可証が別々でしたが、今現在は1つになっているので、手続きも少しは楽になりましたね。

「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職や海外勤務の求人が豊富なエージェントを紹介しているので、参考にどうぞ。

フリーランスなどの自営業者ビザ

自営業者としてワークパーミットを申請する場合は、下記リンクに以下の必要書類を送付し、プロフェッショナルカードを取得します。

  • パスポートのコピー
  • 簡単な仕事の紹介・ベルギーで何をやるかの説明

プロフェッショナルカード・ベルギー大使館

1週間ほどで、必要書類のリストが送られてきます。

一般的に必要なものは以下になりますが、職種や個人の状況によって内容は変わるので、問い合わせてリストを入手してください。

  • 健康診断書
  • ベルギーで使える保険
  • 残高証明書
  • 事業計画書

家族ビザ(Family Reunion Visa)

家族ビザはちょっと特殊ですが、必要な人もいると思うので紹介します。

家族ビザとは、例えば自分の親、兄弟、子供、孫、パートナーなどがベルギーに正当な滞在許可証を持って住んでいる場合に申請するものです。

申請方法は、大使館に以下の書類をメールし、その後送られてきたリストに書かれている書類を追加で送ります。

  • パスポートのコピー
  • ベルギーにいる家族/パートナーのIDもしくはパスポートのコピー
  • ベルギーにいる家族/パートナーのレジデンスカード(持っている場合)
  • ベルギーにいる家族/パートナーとの関係説明

1週間ほどで返信が来るので、待ちましょう。

リストには、戸籍謄本や無犯罪証明書、健康診断書、収入証明書などが書かれていますが、ベルギーに住んでいる人との関係にもよるので、必ず大使館に確認を取ってください。

注)健康診断は指定された病院で受けましょう。

家族ビザ(Family Reunion Visa)・ベルギー大使館

配偶者ビザ

国際結婚をして配偶者ビザ取得するのは、ちょっと大変ですが、愛はどんな障害でも乗り切れる、と考えて頑張りましょう(笑)。

手順は以下になります。

  1. ベルギー到着後に市役所にて住所登録をする(到着宣言・パスポート、証明写真2枚)
  2. 配偶者ビザ取得のための書類リストを市役所で作成してもらう
  3. 大使館に行き国籍証明書などの書類を作成してもらう
  4. ベルギー外務省で書類を合法化する(日本で言うアポスティーユ認証)
  5. コミューンにビザ申請書類を提出

注)日本で書類を取った方は少し手順が違います

コミューン(市役所)によってビザ申請の必要書類(リストの内容)は変わりますが、一般的に以下のものを現地大使館に提出します。

  • 出生証明書
  • 独身証明書
  • 習慣証明書

注)パスポート、戸籍謄本と証明写真、コミューンでもらったリストが大使館で必要です。

その後全ての必要書類をコミューン(市役所)に持って行き申請します。

リタイアメントビザ

ベルギーのリタイアメントビザは以前も紹介したので、簡単に紹介しますが、詳しい内容はこちら「ベルギーのリタイアメントビザ取得方法・申請書類」を参考にどうぞ。

必要なものは以下になります。

  • 年間収入(金利や年金など)が9928ユーロ以上あることの証明書
  • ベルギーに銀行口座がある事
  • ベルギーと密接な関係がある事
  • 健康診断書
  • 無犯罪証明書
  • 申請料358ユーロ

年金受給者にとっては金銭的に申請しやすいと思うので、今回紹介したビザの中で一番取りやすいかなと思います。

「リタイアメントビザで安く移住できるヨーロッパの国特集」で、他の国のリタイアメントビザも紹介しているので、是非参考にどうぞ。

最後に

外国に移住するのは簡単ではないですが、その後はバラ色(?)の海外生活が待っているので頑張ってください。