私も今現在住んでいるスペインは、物価も安く人も親切・明るいし、冬でも比較的温暖な気候と世界中の移住者に人気の国ですね。
スペインは広大な土地があるので、東西南北地域によって食文化も若干変わりますよね。
スペイン移住に当たって一つだけ注意点を上げるとしたら、スペイン人は時間にルーズで、おしゃべり好きで、かなり親切なので疲れることもあります(笑)
この点は慣れなので、慣れたらそれ以外は特に困る事はないかと思います。
それでは結構メリットだらけのスペイン移住に、必要なビザを紹介します。
Contents
ビザの種類
まずは大前提ですが、180日間の内の90日以内の滞在であればビザは必要ありません。
ただし、ビザの有効期限が出国予定日から+3か月以上ある事が条件です。
また、この90日間と言うのはスペインのみでなくシェンゲン加盟国全体での期間になるので、例えばフランスに60日滞在した後にスペインに行く場合は、30日間以内の滞在が可能です。
ワーキングホリデービザ
最初にご紹介するのはワーキングホリデービザですが、1年間と期限があり、年間500人と定員もありますが、ワーホリがきっかけで海外移住する人は多いのでご紹介します。
申請方法は、平日の9:30-12:30の間に、申請者が必要書類を持って行きます。(予約は必要なし)
申請条件
- 18歳以上30歳以下
- 日本国籍者
- パスポートの有効期限は、スペイン滞在期間以上の有効期限を持つこと
- 家族など同伴しない事
申請書類
- 写真(4.5x3.5)
- 住民票
- 1年オープンの往復航空券もしくは片道券
- 最初の滞在費用として1614ユーロ以上の滞在費がある事
- 健康診断書
- NIE番号申請用紙
- 旅行日程表
詳しくはこちらから確認できます。
ワーホリに行くと最初の4週間くらい語学学校に通うう人が多いのですが、スペインで180校以上の語学学校を紹介しているSchool withは、手数料無料で紹介やサポートをしているので、興味がある人はコンタクトをとってみて下さい。
大使館の詳細は、こちらになります。
- 開館時間・月~金曜日の9:30-12:30
- 電話での問い合わせは、月~金曜日の9:30-17:00
- 電話番号・03-3583-8531、03-3583ー8352
- Email・emb.tokio@maec.es
- 住所・東京都港区六本木1-3-29
学生ビザ(留学研究査証)申請方法
スペインの学生ビザは2種類あり、91日~180日以内の短期学生ビザと、181日以上の長期学生ビザです。
ちなみに90日以内の語学学校に通う場合は、ビザは必要ありません。
このビザを申請するためには、目的が以下の方になります。
1 スペインで認可された教育機関にて、週20時間以上のコースに登録し、勉強するため。最終的に学位、または修了証書の取得につながる勉学であること。
2 研究、または訓練活動の実施。
3 認可された教育機関、科学機関にて中等教育や高等教育を続けるための、留学プログラムへの参加。
4 私立または公立機関での無給インターンシップへの参加。
5 公共利益を追求するプログラムのボランティア活動への参加。
申請方法 | 申請者本人が大使館に行き、書類を提出 |
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申請期限 | 出発希望日の約2か月前に申請をすることが推奨されていますが、90日以上前は申請できません |
ビザが発給されたら | 申請者はビザ発給の通知から2か月以内にパスポートを受け取りに行かなくてはいけない |
申請手数料 | 日本国籍者は無料 |
180日以内で語学学校に通う場合もこのビザになります。
語学学校に通う場合は、エージェント経由で行く場合がほとんどですね。
最近は手数料も無料のところが多いので、探しやすくなりました。
スペイン留学であれば、先ほど紹介したスクールウィズというエージェントが有名で、多くの語学学校を紹介しているので、お考えの方は相談してみて下さい。
School with短期学生ビザの必要書類
滞在日数が91日~180日以内の場合は、以下の書類を提出します。
- 申請書
- カラー証明写真(4.5x3.5)
- パスポートとコピー1部(パスポートはICチップ付きのみで、スペイン入国日から1年以上有効のもの)
- 滞在目的を証明する書類の原本とコピー(スペイン語のみ)
- 海外旅行保険証書
- 経済能力を示す書類(本人もしくは親の残高証明書・給与明細・年金受給記録など原本とコピー)
- 航空券の予約確認書
- 申請者が18歳未満の場合は、保護者による公証役場で作成した渡航同意書
4番の「滞在目的を証明する書類」は、留学予定の教育機関によって書類の内容が変わるので、こちらから詳細を確認してください。
長期滞在ビザの必要書類
181日以上の教育を語学学校や公立学校などで受ける場合は、以下の書類が必要になります。
- 上記した書類
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
詳しくはスペイン大使館をどうぞ。
就労ビザ
スペインは失業率が慢性的に高いので簡単ではないですが、日本人という強みを生かして就職も可能ですね。
帝国データバンクによるとスペインに進出している企業は232社もあるという事なので、仕事がないわけではないですね。
申請方法は、駐日スペイン大使館で本人が以下書類を揃えて申請をします。また、日本人は申請料は無料です。
- 申請書
- パスポートとコピー1部
- 証明写真(4.5x3.5)
- 無犯罪証明書
- 健康診断書
- 労働・居住許可決定通知書(原本とコピー)
- 返信用定型封筒1通
- 日本の連絡先を書いたメモ
基本的に雇用主が色々と動かなくてはいけないのですが、日系企業などの慣れている雇用主であれば、必要なものや手順を教えてくれるので、身構えなくても大丈夫ですね。
海外就職の方法は、現地で雇用主を見つけるか、ネットで現地求人に応募して交渉するかなどありますが、エージェントを使って就職するのが一般的です。
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
投資家ビザ
スペインには一般的に「ゴールデンビザ・プログラム」と呼ばれる投資家向けのプログラムがあり、一定以上の金額をスペインに投資した場合は、ビザが取得でき、永住権も取れます。
はっきり言って、これが一番簡単で難しいビザです。
と言うのも、お金さえあれば容易にビザが取得でき、永住権も取れるのですが、それだけのお金を持つことが難しいです。(笑
条件は以下になります。
- 不動産に50万ユーロ(約6000万円)以上の投資
- もしくは、スペイン企業の株を100万ユーロ(1億2000万円)以上持つか、銀行に同額以上を預金する
- もしくは、国債を200万ユーロ(2億4000万円)以上購入
必要書類
- 申請書
- パスポートなどのID
- スペインで使える保険の保険証書
- 無犯罪証明書
- 資金証明書
- 上記したものに投資している証明
申請は駐日スペイン大使館にて、申請できます。
起業家ビザ
起業家ビザはどんな事業を始めるかにもよりますが、条件は以下になります。
- スペインの一般的な利益になる事業を始める
- 現地の人を雇用する
まぁ、この点は当たり前なのですが、どんな事業をするかによりますね。
申請書類は、健康診断書や無犯罪証明書、保険などが必要ですが、事業計画書が必要なので綿密な計画を立てて計画書を作りましょう。
リタイアメントビザ
スペインのリタイアメントビザは、「非営利目的居住査証」というビザになります。
リタイアメントビザと呼んでいますが、年齢制限がないので何歳からでも申請はできます。
主な条件は以下になります。
- 月額2130ユーロ相当額(25万7000円)以上の年金などの収入がある事
- さらに家族一人増えるごとに+530ユーロ
- スペインで家を購入済み、もしくは賃貸契約済み
国民年金と厚生年金をもらっていたら2130ユーロは、なんとかいけそうですね。
必要書類や申請料金などは「スペインにリタイアメントビザで移住する方法」で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらをどうぞ。
最後に
スペインは料理もおいしいし、海もキレイだし、人も優しいし、おしゃべり好きだし、本当におすすめの国ですよ。
また、物価も安いのでリタイアメントビザで移住する人も多いですよ。