イタリアでは、イタリア人と外国人のカップルの国際結婚が増加中で、カトリックの国では初めて「民事婚」が「宗教婚」を上回りました。
また、外国人同士の結婚もイタリアでは増加しています。
イタリアの結婚
2018年には約19万5000組のカップルが結婚式を挙げ、その内の17,3%、3万3933組がイタリア人と非イタリア人、もしくはどちらも非イタリア人だったとの事です。
統計では、結婚した時の平均初婚年齢も年々上がっていて、2018年は、男性33,7歳、女性31,5歳となっています。
10年前は、男性32,1歳、女性29,4歳なので、少しづつ年齢が上がっていますね。
晩婚化が進んだ原因は、長期間学生をしたり、実家を離れるのが遅くなっていることが原因とみられています。
また昨年は50,1%のカップルが民事婚(市役所での結婚式)、49,9%が宗教婚(教会での結婚式)をあげ、カトリックの国では初めて民事婚の数が上回りました。
2008年の統計では民事婚が36,7%、1970年の統計では2,3%なので、いかに大きな変化があったか分かります。
しかしイタリア北部と南部では統計が全く違い、北部では36,1%のカップルが教会で結婚式を挙げたのに比べ、南部では約70%のカップルが教会で式を挙げました。
ちなみにイタリアでは、再婚の場合は教会で結婚は出来ません。
また、イタリア北部や中部でのイタリア人と非イタリア人の結婚は、南部に比べかなり多いとの事です。
イタリア人と非イタリア人の結婚が一番多かった地域は、オーストリアとの国境にある北部のボルツァーノで、一番少なかった地域は南部のプーリアになります。
<参照記事・thelocal.it>
最後に
それにしても、結婚したカップルの17,3%がイタリア人と非イタリア人というのは、割合がすごく大きいですね。
グローバリゼーションの一環でしょうか?
とりあえずイタリア人と結婚したい人は、このブームに乗るためにイタリアに行くのもアリですね。