ギリシャは世界的に移住者に人気の国で、特にヨーロッパからは多くの人がこの温暖な気候と物価安を求めて移住していますね。
かく言う私たちも色々と移住先を探していて、ギリシャはその候補の1つになっています。
今は経済的に落ちこんでいるので「危ない」んじゃないかと言われますが、景気が悪いので物価も安く、移住しやすいという面があります。
さて、今回は移住者に人気の街、島を紹介するので、移住を検討している方は是非参考にどうぞ。
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アテネ(Athens)
ギリシャの首都アテネは、一番人気の都市になります。
どの国に移住しても、その国の首都は便利である場合が多いので移住先として人気ですよね。
近くにサラミス島やエギナ島もあるので観光にも便利だし、この島に移住してもいいかもしれないですね。
他にもアテネには有名なパルテノン神殿や、アクロポリスなどの遺跡が多いので遺跡好きならじっくりと歴史的建造物を見れるので、贅沢ですよね。
しかも意外なことに、アテネの医療機関は質が高いと言われています。私は運よく病院にはほとんど行かないで良いのですが、質が高い医療があると聞くと安心できますね。
ただし、食に関してはちょっと日本食が恋しくなるかもしれません。
ギリシャでは日本食品はあまり売っていないし、売っていても高いので、買うかどうか迷うこともあるかもしれません。
アテネの平均月収は約780ユーロ(税引き後)で、1LDKサイズの家は300ユーロくらいからあるので、日本と比べてもかなり物価が安いです。
ケルキラ島(Corfu)
コルフ島もしくはケルキラ島で呼ばれるこの島は、海岸線が217㎞もあり、観光客にも有名な島です。
ヴェネチア共和国やフランス、イギリスに支配された歴史を持つ島なので、他のギリシャの土地とは少し違った建物などに気づきます。
アテネから飛行機でたったの1時間で行ける島なので、移動も便利だし、有名観光地なので必要なものは結構手に入りやすいです。
岩場も多いですが、きれいなビーチがいくつもあるので、ビーチリゾートでのんびり過ごしたい人や、観光客相手に商売を始めたい方なんかに合いますね。
また、アルバニア南部には高速船でたったの30分で行けるので、日帰り観光なんかも出来ますね。
コルフ島の平均月収は約700ユーロ(税引き後)、1LDKの家は同じく300ユーロくらいからあるので、金銭的にも移住しやすい島です。
クレタ島(crete)
ギリシャ南部の地中海に浮かぶギリシャ最大の島・クレタ島は、アテネから約50分~1時間ほどのフライトで行けます。
私はタイに住んでいた当時に知り合いを訪ねてクレタ島に行ったのですが、タイよりも物価が安かったので驚いた記憶があります。
高い場所は高かったですが、地元のお店で買う野菜やフルーツは、タイの半値以下だった記憶があります。
意外に冬場は寒くなりますが、それでも年間を通して比較的住み心地が良い気候です。
のんびりした雰囲気で地元の人も愛想がいいし、必要なものは手に入るし、ビーチはキレイだし、言う事なしで移住に向いています。
クレタの平均月収は約693ユーロ(税引き後)で、アテネに比べても15%ほど低いので、観光地でなければ物価は安いですね。
家賃も同じく1LDKだと約300ユーロ/月くらいであるので、移住しやすいです。
ロドス島(Rhodes)
トルコにすぐ近いロドス島はギリシャで4番目に大きな島で、世界七不思議のひとつである「ロドス島の巨像」があった名所としても知られています。
ロドスは古代から続く歴史深い島なので、見どころも多いですよ。
長くローマ帝国領であったのですが、その後オスマン帝国領になり、トルコ、イタリアと渡り、1947年にギリシャ領になりました。
建築物や使われている石などはマルタ共和国に似ている感じで、中世の街並みを感じさせます。
ビーチもキレイだし、のんびりした空気がする島なので、個人的にはかなり大好きな島です。
観光地化しているので、観光スポットそばなんかに住むと「観光客多くてイヤだな~」って思うこともあるので、中心部じゃなく少し離れたところがおすすめです。
平均月収は1066ユーロ(税引き後)とアテネよりも高いのですが、1LDKの家は300ユーロくらいからあるので金銭的に困る事は少ないと思います。
スペツェス島(Spetses)
村上春樹好きには有名な島かもしれませんが、彼は一時期この島に住んでいましたね。
アテネのピレウス港からフェリーで約2時間で着くほどの距離なので、移動も比較的楽だし、何と言ってもこののんびりとした空気が最高ですね。
もしくはコスタという対岸の街まで行き、そこからボートに乗って約10分で行けます。
島内に車はほとんどなく、モーターバイクか馬車が主な移動手段です。
南国特有のゆる~い島なので、のんびり過ごすにはもってこいの島です。
ここで仕事を探して移住するのはちょっと難しいと思いますが、リモートワークや退職後、金利収入で暮らしている人なら問題ないでしょうね。
もしギリシャや他の海外で就職して移住をお考えの人は、「激選!海外就職・転職に強いエージェント」も読んでみて下さい。
ミコノス島(Mykonos)
ミコノス島は、次に紹介するサントリーニ島と同じくかなり人気の観光地ですね。
ちょっと正直言うと、移住に向いているかは個人的には疑問に思いますが、有名なのであえて紹介します。
何故移住に向いていないかというと、土地や建物はかなり高額だし、夏場は観光客ばかりになり窮屈になるからです。
ただし街の景観はすごくいいですよね。
真っ白と青の2色です。(細かく言えばもっと色はあります(笑))
石灰石が豊富にあったため、これを使って家を建てているのですべての建物が白いのですが、今は見た目を保つために白く塗らないといけないらしいので、より一層白さが引き立っています。
移住したら知り合いに、「すごい。いいな~」と言われると思いますが、坂道がきついし、道も狭いし住みやすさはあまりないですね。
ミコノスの平均月給は約1200ユーロ(税引き後)とギリシャではかなり高く、物価が高い事が分かります。
家賃も今回紹介した中では最高額で、1LDKの家で800ユーロくらいになります。
こんなに高いなら買った方がいいかなと思い、値段を調べてみたのですが、都市部では1平方メートルあたり平均5000ユーロとのことです。
80m2の家でも、平均で5000万円くらいですね。
日本より高いですね。さすが多くの有名人が別荘を持つ島ですね。
サントリー二島(Santorini)
サントリーニと言っても色々な街があり、中心街のフィラに泊まる人が多いかもしれませんが、上の写真のような有名なブルードームは、北部のイアという街になります。
基本的にどこも断崖絶壁にホテルがあるので歩くのが大変ですが、ロバに乗って坂道を行くことも出来ます。
サントリーニも夏場は観光客が多くごった返しているので、住むのは大変ですが、シーズン以外は意外にゆっくりと過ごせます。
運よくローカル用の家を見つけることが出来たら、1LDKの家賃は600ユーロ/月くらいからあるので日本と同じかちょっと安いくらいですね。
地元の人の平均月給は933ユーロなので、ローカルの様に過ごせば約10万円ほどで1ヶ月過ごせそうですね。
最後に
ギリシャは物価が安いので、金銭的に移住がしやすいと思います。
ギリシャ人はおしゃべりが好きなので、話しかけられて30分、1時間話してしまうこともありますが、郷に入っては郷に従えで、のんびり話しましょう。
日本の24時間よりもずいぶん長い24時間なので、シガシガ(ゆっくり、ゆっくり)でいきましょう。