初めてのデモからちょうど1年が経った先週末、黄色いベストの1周年記念デモがフランス全土で行われ、16日土曜の夕方までに147人もの逮捕者が出ました。
デモ参加者はマクロン大統領をはじめ、政府が彼らの要望を無視しているとして、デモを続けています。
また、一部が暴徒化したため、警察は催涙ガスや高圧放水でデモを鎮静化しようと応戦しました。
パリの状況
一部の暴徒は黒い服に身を包み、顔を隠すようにマスクをかぶり、銀行を破壊したり、ゴミ箱を燃やしたり、警察に石を投げたりしています。
<パリ市内の様子・thesun.co.ukより引用>
<パリ市内の様子・euronews.comより引用>
;<パリ市内の様子・thesun.co.ukより引用>
<パリ市内の様子・thesun.co.ukより引用>
また、ボルドーやナント、リヨンでもデモが行われ、警察との小競り合いがあっています。
マクロン大統領は、2000億円規模の減税や、年金のアップなどを約束しましたが、多くのデモ参加者は「十分じゃない」と考えている様です。
<デモ参加者の統計・euronews.comより>
上記統計によると、黄色のベスト運動が始まった昨年2018年11月は、1日で28万人もの参加者がいましたが、その後急激に参加者は減り、2019年の6月には200人弱/日になりました。
この頃に政府は、参加者が少ないので統計を取る事を止めています。
あわせて読みたい
最後に
今回は1周年デモだったので規模が大きくなりましたが、今後はまた縮小するとみられています。
また、平日はデモの危険は少ないですが、週末になると活動が活発になるので旅行者の方は特に気を付けて下さい。
<参照記事・bbc.com>