ウクライナ

親日国家ウクライナのリヴィウに住んでみた

ウクライナ リヴィウ

こんにちは。

以前少し触れましたが、私は以前ウクライナのリヴィウで路上演奏しながら、2016年の6月末から、8月の終わりまで家を借りて過ごしました。

「何でウクライナ?」「どこそれ?」「ロシアと何かあって危ないんじゃ無いの?」って方も多いと思いますが、全然安全でしたし、今まで住んだ国の中で住み心地はダントツナンバー1の国です。日本に興味ある人も、かなり多かったです。

日本にいると、ウクライナ人と会う機会ってないと思いますので、参考までにウクライナ人の人柄や言葉などご紹介していきますので、面白そうだったら是非行ってみて下さい。

ちなみに都市の名前は、英)Lviv(ルヴィヴ)、 日)リヴィウ、リヴィブといろいろ読み方があるみたいですね。

ちなみに、海外旅行に行かれるときは、保険を忘れずに。何かあったら治療費が凄いですから。こちら「年会費無料の海外旅行保険が付いたクレジットカード5選」も参考にどうぞ。実質無料で保険に入れます。

ウクライナってどこ?

ウクライナって聞いたことあるけど、東欧の何処かにあると、なんとな〜く分かる人が多いと思います。

EU国のポーランドやルーマニアなどと国境を接していて、ウクライナ東部はロシアとの国境になってます。また南部はモルドバという国があって、ヨーロッパ最貧国で有名ですね。

「モルドバの物価は?あなたの知らないモルドバの真実」で詳しく紹介しているので、ウクライナに行く人はこちらも読んでみてください。

首都はキエフで言語はウクライナ語、ロシア語です。

ウクライナ語とかロシア語とか言われても、あまり区別がつかないと思いますが、似たような響きです。ウクライナ語の方がちょっと柔らかい、優しい響きです。

ちなみにヨーロッパはコンセントの形状が違うので、旅行の際は変換プラグを持って行きましょう。

日本からのフライト

2019年3月現在日本からの直行便はないですが、ヨーロッパからだとウクライナ行の便は多いので、一度ヨーロッパを経由していくか、バンコクからだとウクライナ航空の直行便があるので、私だったらバンコク経由で行きますね。

ちなみに、ドイツのルフトハンザ航空や、トルコのターキッシュエアラインズ、フランスのエールフランス航空を使う人が多いみたいです。

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物価

通貨はフリヴニャといい、2019年3月現在で為替は1フリヴニャ(UAH)=4,1円 / 24,4UAH=100円です。私がいた2016年も同じ為替でした。

物価はキエフの方がリヴィヴに比べて若干高い気がしましたが、そこまで大きな違いはなかったです。

以下はリヴィヴのおおよその物価です。

●ローカルレストラン

何でもいいので1皿頼むとだいたい100円くらい(20〜30フリヴニャ)、エスプレッソ1杯50円から100円(10〜20フリヴニャ)でした。

●ローカルバー

地元のワインは1杯30円から50円(6〜10フリヴニャ)、小さいビール20円くらいから(5フリヴニャ)と世界を見渡しても格安です。

旧市街にあるライブミュージックをやってるバーに行ったのですが、3人でビール6杯とおつまみを頼んで1000円以下でした。

また、市内のトラム駅のそばには、地方から出て来た農家(主におばちゃん、おばあちゃん達)が新鮮な野菜を路上で売ってて、これもまた格安です。

●トラム

1回の乗車が3UAHで12〜13円くらいです。

トラムに乗っていて驚いたことは、急に後ろの人に肩をトントンと叩かれて振り向くと、お金を渡されたんです。

何だと驚いていると友達が「後ろに乗っている人は前の車掌まで払いに行かなくていいように、前にいる人に渡すんだ」とのことです。

次は私が前の人に渡して、最後は車掌に行くシステムです。

なんかいいですよね。こういうの。

●タクシー

トラムが午後7時ごろ止まるので、それ以降はタクシーを使っていたのですが、もちろん交渉制です。

私が住んでいたところは中心部から徒歩で45分くらいの場所だったのですが、夜タクシーに交渉すると大体60UAHを請求されましたが、「50で(200円ちょっと)」と言うとすんなりOkもらいました。

ちなみに後日ウクライナ人の友達にこのことを告げると、「そんなに払ったの?20〜30UAH(100円くらい)で十分だよ」って言われました・・・。

ウクライナの詳しい物価を「ウクライナの物価を徹底調査!」で紹介しているので、こちらもご一緒にどうぞ。

ホテル

宿泊施設もかなり安く、三ツ星ホテルで一泊2000円ちょっと(20ドル)くらいであり、数も結構多いです。

わたしはairbnbで部屋を借りましたが、その時の最安値で1ヶ月160ユーロ(2万円くらい)で、リビング、ベッドルーム、もう一つ小さめのベッドルームがありました。

当然、水道光熱費は込み込みで、自分で料理もできたので、生活費は全部込みで月350〜400ユーロ(4〜5万円)くらいでした。



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路上演奏

主に私が行ってた場所は旧市街です。

大きな広場があってこの周りに小さな道がたくさんあります。

リヴィヴは観光地で、国内からの観光客やモロッコからの観光客が多く、いつも賑わっていましたね。

ただ、リヴィヴはストリートミュージシャンがかなり多いです。旧市街の道の至る所で演奏をしているので、時には2時間待ったりすることもありました。

ウクライナの伝統的な楽器でバンドゥーラ(Bandura)といいますが、なぜかは分かりませんが、女性がよくこれを弾いていました。男性の演者はみませんでした。

一つ印象に残ったのが、system of a down(システムオブアダウン)をカホーンとバイオリン、アコギで弾いているバンドをよく見かけました。

印象としては、ストリートミュージシャンの質はかなり高かったです。全員が全員と言っていいほど上手かったのが印象的でしたね。

さて、収入はというと、ベネチア(Venezia)やチューリッヒ(zurich)に比べると断然劣りますが、生活コストが低いことを考えると、かなりのプラスでした。

日によって違いますが、1日2〜3時間弾いて10ユーロ~30ユーロといった範囲です。

10ユーロ。。。(1300円くらい)って思われるかもしれませんが、医者や学校の先生などの公務員の給料は月に1万円くらいですので、1日に換算すると彼らの日給は330円です。

そう考えると、大金でしょ?

住み心地は?

リヴィヴの治安はかなり良いです。夜一人で歩いていても問題なかったし、近隣住民とも仲良くなったりと、私の中で移住したい国TOP3に入っています。

ただ、ウクライナ人は英語が苦手なので、ロシア語もしくはウクライナ語をちょっとでも知っていた方が良いです。

また、ウクライナ人はかなり親切で、私が行った国々の中ではNo,1に親切な人たちですです。

例えば私がカフェにいてメニューを見ていると(もちろん読めません)、「Can I help you? can you read the menu?」っていわれたことは多々あります。

単純に人助けをしたかったり、英語を喋りたかったりといろいろですが、リヴィヴにいて困ったことはほとんどないです。

永住権がとれるヨーロッパの国17ヵ国にウクライナや、他のヨーロッパの国への投資ビザでの移住方法を書いているので、是非読んでみて下さい。ウクライナは1000万円あれば永住できます。

悪かった点

ウクライナ人と仲良くなるにつれて、頻繁に起こったことが、急に連絡が取れなくなるということです。

どういうことかというと、今までは毎日のように「どこどこに行こう」みたいなメッセージが来てたのに、だいたい2週間くらいすると急にメールがゼロになり、返信もあまり返ってこなくなったんです。

知り合ったほかの観光客に聞いてみると、結構みんなに起こっているみたいなんですね。

私が思うには、いくら外食が100〜200円と安くても(私たちにとって)、彼らにとっては結構大きい出費だと思うんですね。

で、時間が経つにつれて、金銭的に私たちと行動するのが難しくなるし、「お金がないから遊べない」って言いたくないから、音信不通になるんだろうな、と勝手に結論を下しました。

親日国なら日本人はモテる?

さて、最後になりましたが、世の男性諸君が知りたい事だと思います。

結果から言うと、人気はかなりあります。いや、本当に。人気がある=モテるではないですが、結構忙しくなりますよ。リヴィウの大学は日本語学科があるので、高確率で日本語がメチャクチャうまい女の子や、日本人と話したくてしょうがない女の子に会えます。(会えました)

私は一人旅で知り合いもいなかったので、カウチサーフィンを使って遊ぶ人を募集しました。

Couchsurfingsurfingとは?

カウチサーフィンとは直訳すると、「ソファでサーフィンする」=知り合った人の家のソファで寝る、ってことで、言ってみたらAirbnbの無料版みたいなものです。

部屋を無償で提供する人もいれば、遊ぶ人を募集したり、一緒にレストランに行く人を探したりと、色々な用途で遊ぶ人を探せます。

日本語版はないようですが、こちらからどうぞ。Couchsurfing.com

リヴィウに着く前に、「〇月〇日~6週間滞在するので、暇な人遊んで」みたいなメッセージをしたんですね。

結果から言うと、2週間ほどでコメントを削除しました。

なんで?

お誘いが多すぎて、疲れたからです

毎日1~3人ほど遊ぶ連絡が来て、最初は嬉しかったですが、徐々に疲れてきたんですね。日程はこんな感じで、12時からこの子にあって、5時からあの子。8時から別の子と飲み、なんて感じでした。

モテたかどうかというと分からないですが、「ウクライナで日本人なんて見かけないから、興味があって話したい」って子が多く、他にも「ウクライナの男は酒飲みで暴力的だから外人の彼氏を探している人」、「英語を喋りたいから」、「日本語の勉強の為」、って感じでしたね。

ちなみに知っておかなくちゃいけないマナーで、初めて一緒に行くレストランやカフェ等どこに行くにしても、男性が先に入ります!

なんか、昔の習慣の名残らしく、知らないお店=危ないかも=酔っ払いが暴れているかも、と言うことで、男性が先に入って女の子の盾になる感じですね。

最後に

私は15年ほど旅をしていますが、総合的に見てウクライナは住みたい国ですね。観光だけでもかなりオススメです。

上記したように、ウクライナ人は本当に親切なので、一度行けば病みつきになると思います。しかも女性はかわいい子が多いし。

トータルで見た時に、やっぱり日本にいいイメージを抱いている人が多いので、親日だと思いますので、すっごく思い出に残る旅行になると思いますよ。

他にもおすすめのヨーロッパ各国への投資家ビザ(手がとどく範囲の金額)での移住方法を「投資ビザで移住する方法・永住権が取れるおすすめヨーロッパ5カ国」で紹介しているので、移住したい人はぜひ読んで見て下さい。