イギリスのホテルデザイン会社のSleeper magazineがヨーロッパアワード(Europe Awards)を発表しました。
この賞では、最高のリノベーションをしたホテルや、最高のホスピタリティを提供するホテル、優れたロビー、レストランなど18のカテゴリーで優れたホテルを選出しています。
合計で16のホテルが選ばれたので、こちら全てご紹介します。
Contents
ホテルオブザイヤーと最も優れた客室
イタリア南部のガリアーノ・デル・カーポにある操業158年のPalazzo Danieleは2つの部門で選出されました。
栄誉あるホテルオブザイヤー(今年最高のホテル)と、最も優れた客室部門で2冠を達成したホテルは、ミラノのデザインチームのLudovica and Roberto Palombaによって19世紀調のホテルから、ミニマリストタイプのスイートルームに変貌を遂げ、高評価を受けています。
部屋数が9室となるので、ご旅行の予定はお早めにどうぞ。
1月5日~3月15日までは冬季休業をしているので、ご注意を。
バー、クラブ、ラウンジ部門
バー、クラブ、ラウンジ部門で受賞したのは、オランダ・アムステルダムのSoho House in downtown Amsterdamです。
こちらはなんと会員制のホテルで、79の客室があります。
ただし公式ページを見ると、非会員でも予約できるようになっているので興味がある方は是非どうぞ。
こんなラウンジで仕事をしたら、はかどるでしょうね。
最も優れたイベントスペース
世界でも最古の映画学校の一つがあるポーランドのウッチ(Łódź)は映画に生きる街です。
Puro hotelはウッチの中心部にあり、ムービーナイトを主宰し、1988年の象徴的な映画「シネマパラディソ」の名前を冠しています。
映画好きや映画を学んでいる人は、是非一度泊まりたいホテルですね。
最も優れた変貌を遂げたホテル
私有地だった家をホテルに改修したMarriott Langleyは、ロンドンから1時間ほどドライブした場所にあります。
150エーカーもの公園や庭園に囲まれたホテルで、最高級の邸宅の住み心地が体験できます。
マリオットのメンバー以外は、約5万円からの料金になります。
The Langley, a Luxury Collection Hotel, Buckinghamshire
最も優れた新築のホテル
Mollie’s Motel & Dinerはソーホーのプロジェクトで作られ、アメリカのダイナー(定食屋)をイメージした外観です。
ドライブスルーやレストランもあり、かなりアメリカっぽいものですが、ヨーロッパでは珍しいからでしょうか?ここがランクインしたのは。
最も優れたリノベーションと復元をしたホテル
イギリス・ハンプシャーにあるHeckfield Placeは農場があり、18世紀のジョージアン様式の客室が46室あります。
結構なお値段ですが、1泊くらいだったら旅の記念に泊まってみたいですね。
最も優れたアウトドアスペースと風景
マヨルカ島・パルマにあるCan Bordoy Grand Houseは、シークレットガーデンに70種以上の植物があり、また、温水プールなども楽しめます。
24のスイートルームは、邸宅のような雰囲気があり、プライベートバトラー(執事)も滞在のお手伝いをしてくれます。
最も優れたロビー
こちらもまたイギリスから選出です。
Belmond Carogan Hotelは最近ロビーの改修をし、「客を招きやすい電飾や雰囲気だ」ということで選出されています。
また、このホテルは1887年に建てられたもので、これぞイギリスの高級ホテルという内装になっています。
最も優れたロッジやテントサイト
55エーカーあるプライベート島であるノルウェーのマンシュハウゼン島にあるこのロッジは、Manshausen Island Resortの新しい施設で、3つの海沿いの部屋もあります。
集成材(ラミネート加工された木材)をアルミニウムで覆ったものでできており、環境に優しい建物ということで選出されています。
ベストリゾートホテル
アイスランドのブルーラグーンはこの世のものとは思えない絵画の世界のようで、ベストリゾートに選出されたRetreat at Blue Lagoonも、まさに現実離れしたものになっています。
ラグーンを展望できる62のスイートルームがあり、火山によって暖められたお湯につかり旅の疲れを落としたいですね。
最も優れたレストランがあるホテル
パリ北駅(Gare du Nord)の向かいにある25hours Hotel Terminus Nordにあるレストランは、ペルシャやフランス、アラブにロシアの影響を受けたレストランだと評価され、選出されました。
ピンクのベルネットの椅子に、ピンクの大理石のテーブルなど女性をモチーフにした作りになっています。
ベストスパとウェルネス
山の中腹を削って作られたギリシャのEuphoria Spaは、日本の禅をモチーフにしたミニマリストのホテルです。
スパの一つは、球体のドームをイメージしたもので、アヤソフィア教会をイメージしたものになっています。
最も優れたスイートルーム
一度は見捨てられたワイン工場だったDexamenes Seaside Hotelは、今ではビーチ沿いの天国として生まれ変わりました。
部屋自体はシンプルで無機質ですが、ミニマリストたちに好まれそうなものになっています。
テラスから見る海の眺めが、最高なギリシャのホテルです。
最も優れた船舶
正直このカテゴリー(原文Best Transpotation)は意味がちょっと分からないのですが、クルーズ船のLe Champlainが選出されています。
クルーズ会社のPonantが運営するラグジュアリークルーズ船で、2018年から運行しています。
ラグジュアリークルーズ船というだけあって、お値段も高いですが、内装や食事などのレベルも高く、楽しめること間違いなしです。
最も特徴がある見た目のホテル
受賞したAmerikalinjenは、元はノルウェーーアメリカ線のクルーズ会社のオフィスでした。
このオスロにあるホテルのスイートルームは、Amerikalinjenの歴史を感じさせる小物があり、カクテルバーには最後の航海目的地であるニューヨークの名前をとって、New York’s Pier 42というものもあります。
ヨーロッパでは、コンセントの形や電圧が違うので、変換プラグが必要です。ものによっては変圧器も。変圧器と変換プラグをamazonで調べる
ニューコンセプトオブザイヤー
デンマークのコペンハーゲンにあるThe Audo Hotelは、なんでも提供するホテルとして、選出されました。
レストランからカフェ、コンセプトストアに「素材ライブラリ」と言った自然素材や、布や革、木材や石などの展示をしています。
かなりアーティスティックなホテルなので、ファッション好きにはたまらないホテルです。
<参照記事・Businessinsider.de>
最後に
アワードを受賞したくらいなので全般的にお値段が高いところが多いですが、一度くらいは奮発して泊まってみたいですね。