スイスは老後を楽しむ多くの方に、人気の国ですね。
自然が多いし、空気がきれいだし、人口もそこまで多くないしと、リタイア生活を満喫できますね。
とは言っても物価が日本よりも高い数少ない国なので、年金+金利収入や大きな貯蓄が必要です。
スイス基本データ

まずはスイスのことについて、少し知っておきましょう。
- 公用語・ドイツ、フランス、イタリア、ロマンシュ語の4つ
- 首都・ベルン
- 最大の都市・チューリッヒ
- 人口・855.6万人
- 通貨・1スイスフラン=109円(2019年12月)
- 時差・日本のー8時間(夏7時間)
- 1人当たりGDP・約8万ドル(日本の倍)
- 在留邦人・1万614人
- 失業率・2,1%
- 電圧・230V、プラグC、Jタイプ(日本はAタイプ)変圧器と変換プラグをamazonで調べる
- 永世中立国
- 2006年まで家を建てる時は核シェルターの設置が義務づけられていた
- 各州(カントン)でビザ(滞在許可)の要件が異なる
治安
<dlift.jpより引用>
スイスはものすごく治安がいいですね。日本が世界6位なので、その上の5か国の一つです。
水道水も飲めるし、空気もきれいだし、緑も多いと、言うことなしですね。
詳しくはスイスの治安は?日本人に多い被害と対処法を紹介を参考にどうぞ!
リタイアメントビザ取得要件
スイスのリタイアメントビザの取得は簡単といえば簡単かもしれませんが、ちょっと変わったルールがあります。
- 55歳以上
- スイスと何かしら繋がりがある事
抽象的な言い方ですね(笑)
例えば、
- 以前スイスで働いていた
- 恋人がスイスにいる
- 家族や親せきが住んでいる
などです。
具体的にどういった繋がりかは明示されていないので、例えば、「スイスには10年来通っている、現地の言葉も喋れる、家もある」などあれば大丈夫かと思います。(大使館の判断になるので、ここは申請してみないと分かりません)
大使館のHPでは、留学、就労以外での長期滞在の必要書類は、「詳細はスイス大使館にお尋ねください」と書いているので、大使館にお問い合わせください。
追記)大使館に問い合わせてみたら、「このビザは大使館の範囲外になるので、詳細は住む予定のカントンに直接ご連絡ください」とのことでした。
リンクをいただいたので、下記リンクから移住予定の州を選び、問い合わせてみてください。
スイスの人気のある都市
まずはスイスの都市の人口を紹介します。
- ベルン・約14万人
- チューリッヒ・約34万人
- ジュネーヴ・約19.8万人
- バーゼル・約17.1万人
- ローザンヌ・13.8万人
- ヴィンタートゥール・9.1万人
- ザンクトガレン・7万人
- ルガノ・6.3万人
- ルツェルン・5.7万人
スイスはどの都市、街に住んでも人口が少なく忙しく感じることがないと思うので、「老後にのんびり過ごす」にはうってつけですね。
チューリッヒ

チューリッヒは小さな街(都市)なので、中心部は徒歩移動が基本になります。
ヨーロッパ最大規模の文字盤がある時計や、旧市街もすぐそこにあります。
極めつけは、市民の憩いの場となるチューリッヒ湖は、人間観察をしたり、ただ散歩したり、そこで会っているイベントに参加したりと、行くことが多くなると思います。
一つだけ欠点を上げるなら、物価がかなり高い、ということです。
オーストリア人の友達がチューリッヒで会社を経営しているので給料がどのくらいか聞いてみたら、20代の社員に平均10万スイスフラン(約1100万円)あげていると言っていました。
彼の給料は、3倍くらいだそうです。それでも特にお金持ちってわけじゃないと言っているので、それほど物価が高いんでしょうね。
ベルン

首都のわりにこじんまりしているベルンは、住み心地がすごくいいです。
ベルンの語源は「熊」と言われており、市の紋章も熊の絵になっています。
小さな街ですが、必要なものはほぼ何でも手に入るし、住み心地も良かったですね。
ヨーロッパ最長と言われるアーケードが6㎞もあり、ショッピングを楽しめますが、中心部から少し出れば緑の多い住宅地なので、本当に自然に、のんびりと暮らせます。
チューリッヒやジュネーヴの空港から特急も出ているので、アクセスもすごくいいです。(所要時間約1時間半)
ジュネーヴ

ここには変な縁があって滞在したのですが、以前ベルンからフランスに帰るときにヒッチハイクをしていたら、ジュネーヴに住んでいるジャマイカ人の親子がピックアップしてくれたんです。
その当時私の頭はドレッドだったので、「レゲエ好きか?」みたいな話になり、家に2泊させてくれました。(笑)
短期滞在なのでそこまで詳しく言えませんが、コルナヴァン駅のそばにアパートがあったので、結構渋滞が激しかった記憶があります。
この街も小さく行動しやすいのが特徴で、中心部から少し離れると、ローヌ森やスイス第3位のワインの生産量を誇る田園風景が広がっています。
また、スイスの時計産業の中心地なので、高級時計店が多く立ち並んでいます。
移住した暁には、毎日レマン湖の大噴水を見ながら、本を片手に(買うと高いので自家製の)エスプレッソでのんびりしたいですね。
バーゼル

バーゼルはフランス、ドイツと国境を接する街で、フランスやドイツから働きに来ている人が多いです。
また、チューリッヒやベルンから電車で1時間ほどのところなので、交通の便もよく人気がある街ですね。
多くの博物館や美術館もあり、マルクト広場ではマーケットが毎朝あっているので、新鮮な野菜やパンも調達できます。
夏には、バーゼルを2分するライン川で地元民は泳いでいるので、水泳好きの方はここでどうぞ。
最後に
スイスは基本的にこじんまりしているし、緑も多いので快適に過ごせると思うのですが、資金面だけが問題ですね。
当然年金の受給金だけでは過ごせないので、何かしらプラスアルファが必要です。
でも移住できたらすごく健康的な生活が送れると思います。
また、ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非スイス語を少し勉強してから行きましょう。
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