ラオスは自然が豊かで、良い所ですよね。とはいっても、あまり発展していないので生活に不便な所も多々ありますが、本当のスローライフを求めるならアリかもしれないですね。
イメージとしては、タイの30年前の姿って感じでしょうか?これからもそこまで発展しそうにないので、「バンコクはちょっとな~」って人は、ラオスを検討してみて下さい。
でも、ラオスにどんなイメージがあります?
日本はラオスの最大の援助国?お米?親日国?
イロイロなイメージがあると思いますが、ラオスはこんな国です。
Contents
ラオス
ラオスは日本からも近く、名前を聞いた事がある人も多いと思いますが、どんな国かって言われたら「ん~・・・?」ってなりますよね。知ってるけど知らない国みたいな。
まずはラオスってどんな国?ってところを紹介します。
- 国名は人民民主共和国だが社会主義国
- 公用語・ラーオ語(タイ語と似ている)
- 首都・ヴィエンチャン
- 通貨・キープ(100kip=1,23円・2019年10月)
- 時差・日本より―2時間
- 1人当たりのGDP・2,472ドル(日本の約1/20)
- 日本がラオス最大の援助国
- 在留邦人数・863人
- 失業率・2,1%
- 国土の70%が高原や山岳地帯
- フランスの植民地だったのでバゲット(パン)が有名
- 輸入品が多いので、GDPの割に物価が高い(タイと同じくらい)
- タイ・ミャンマー・カンボジア・ベトナム・中国と国境を接している
- コンセントは日本と同じAタイプ(Cタイプもあり)
ラオスにいると、食事面でフランスの文化が浸透しているなって思う事が多くありました。特に、バゲット。アジアを旅しているとおいしいパンが食べたくなるんですよね。
ラオス人
個人的には、全然好きになれない人たちですが、良い所もあると思います。
基本的に観光地にいるラオス人は、ぼったくろうとしたり、騙そうとする人が多いです。
どこの街だったか覚えてないですが、安宿を探して歩いていたのですが、10ドル以下のホテルが見つからずに彷徨っていると、「サーティーキップだよ」と言われ、「サーティーサウザンドキップ(400円弱)」の事と思い付いて行くと、チェックイン後に別の従業員が30ドルだと請求してきました。
「私達を連れてきた人はここで払いている人じゃない」との事で、揉めた後に別の宿を探しに行きました。
このようなぼったくりが行く街ごとにあり、他の東南アジア人よりひどくぼったくろうとするので、私は全然好きになれなかったです。
ただし、観光地以外にいるラオス人は、観光客をだますほどの英語力が無いし、純粋に親切な人も多いですよ。
治安
<dlift.jpより引用>
ラオスの治安ランキングは41位とそこまで悪くないですが、どくろマークが1個半付いていますね。
社会主義国なのでニュースが外に出にくいのか、需要が無いからニュースにならないのか分かりませんが、ラオスは夜一人で歩いても安全な所が多いし、私は一切危険を感じたことが無いですね。
治安よりも、蚊が多いのでデング熱の心配や、雨期にラオスに行くならメコン川の氾濫に警戒する方が理にかなってますけどね。
水道水
東南アジアの水ですね。飲めません。
ラオスではタイの様に20Lの大きなボトルで水を販売しているので、一ヵ所に4~5日以上泊まる人は、こちらを買った方がお得です。デポジットがいりますが、ボトルを返却すると返してくれます。
通常は店頭に出ているので、すぐに分かると思います。
ビザ
滞在日数が15日以内であれば、ビザ入りません。もし、16日以上1か月以内の滞在であれば、空港もしくは国境に着いた時にアライバルビザを取得できます。
ビザの条件は変わる可能性があるので、下記リンクから確認してください。
では、これよりも長期で滞在したい場合は、以下の方法になります。ちなみに、以前「東南アジア8か国のリタイアメントビザと投資家ビザ取得方法」で紹介しましたが、ラオスにはリタイヤメントビザ制度がありません。
ラオス政府は、2019年12月末から順次国境でのアライバルビザの発給を辞めるので、陸路もしくはサワンナケート空港から入国し16日以上滞在予定の人は、短期滞在ビザやe-visaの申請も考えておきましょう!
空路での入国であれば、「サワンナケート空港」以外からの入国であれば、これまで通りアライバルビザを取得できます。
ビザラン
ビザランは回数制限が無いので一応無限にできますが、ビザの期間が15日間なので2週間ごとにビザランに行かないといけません。面倒くさいと思います。
しかも、近隣国のタイには年間2回まで(陸路の場合)、カンボジアはビザ代がかかるし、ベトナムは出国後30日は戻れないし、唯一の国は中国にビザランとなります。
タイのビザ制度については、「タイで簡単格安にビザランをする方法」をどうぞ。
就職する
ラオスで就職先を見つけるのは難しいかもしれませんが、移住したいのならやるしかないですね!
下記に大手の海外就職エージェントを紹介しますが、他にも掲示板を使っての求人情報の収集もできます。
海外Hackラオス掲示板(2019年19月22日現時点では求人はゼロでした・・・)
海外就職のエージェントは、リクルートなどの大手がやっているので、下記に紹介する所全部に登録して、朗報を待ちましょう。
また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。
グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強い上記エージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。
起業する
これがラオスでは、定番な方法です。というか、これ以外はあまり現実的じゃないんです。
ただ、このビザ取得も結構大変みたいで、何ヶ月もビザ発給まで時間がかかっているようです。
また、条件によっては100%外国資本でも大丈夫みたいなので、会社を乗っ取られる心配は減りますね。
ビザの制度がかなり複雑で、自分で全部申請する人(出来る人)はいないと思いますので、エージェントに頼むのが一般的です。
配偶者ビザ(SP-B3)
2018年に始まった配偶者ビザ。その名の通り、ラオス人と結婚してビザを取得する方法です。ちょっとハードルが高いですが、ラオスに何度も通っていたら可能性はありますね。
ただ、一つだけ覚えていてください。
ラオス人もしくは多くの国の東南アジア人と結婚するという意味は、配偶者を養うだけじゃなく、配偶者の家族も養うという事を。
ちなみに必要なものは、以下になります。
- 婚姻証明書写し
- 申請者のパスポートのコピー
- 配偶者であるラオス人の身分証明書写し
- 村長発行の願書
ビザは1年更新になります。
語学留学
ラオスに語学留学はちょっとマニアックで、あまり情報が無いですが、知る限りでは、ラオス国立大学に「ピーキアム」と言う留学準備コースがあり、ここはビザの発給があります。
でもこの場合は、他の国の様なゆる~い語学学校生活じゃなく、真剣にやる感じなので、のんびりしたい人には向いてないかもですね。
下記リンクより詳しく調べる事が出来るので、興味がある人はどうぞ。
移住に向いてる地域
さて、在留邦人が863人いるラオスでは、どこが人気があるのでしょうか?
やっぱり首都のヴィエンチャンでしょうね。でも、私この街があんまり好きじゃないので紹介しません。
なんで?
「ん~・・・ホテルのそばにいつもいたタクシー運転手が、毎日「ハッパいる?」って声かけてきたので、揉めたから」(笑)
要らないって言っているのに、毎日毎日聞いてきたんですよね。
という事で、その他のおすすめの場所を紹介します。
シーパンドン(4000 islands)
<ドン・デットのメコン川沿いのカフェ>
シーパンドンとはラオス語で、4000の島という意味です。本当に4000の島があるか分かりませんが、沢山の小島がありますね。
正確には島と言っても、メコン川に浮かぶ土地なので、「島」ではありませんが、まぁ島っぽい所です。
私が初めて行ったのは2005年か2006年だったのですが、この時は本当に何もありませんでした。
ただ、2019年の今でもそれほど変わっていません。基本的にのんびりして過ごす場所です。(チュービングやカヤックなどのアクティビティーも少しはあります)
ここに移住するとなると、ゲストハウスを開くのがいいかなと思います。ただ、基本的にバックパッカーが多いので収支はそんなに伸びると思いませんが、「シーパンドンでのんびり暮らしたい!」って言う人は、それが最善の方法かと思います。
まずはメインの島である、ドンコーン、ドン・デットを訪ねてみて下さい。(この辺にしか泊まる所が無いので、チョイスは無いと思いますが・・・)
バンビエン
首都のヴィエンチャンからバスで4~5時間ほど北に行った街で、洞窟とブルーラグーンが有名なバンビエン/ヴァンヴィエン(Vang Vieng)。ここは自然が豊かで毎日健康になれる気がするような小さな田舎町です。
ここは本当にきれいな土地で、自然に触れあえる所なのですが、実はもう一つの顔があるんです。
ここは、ツーリストにとってパーティー&ドラッグの街で、こういった人たちが多かったのですが、2011年にオーストラリアの議員の娘がドラッグを使用して、バーから川に飛び込み死亡したんですね。(同じ年には、その他21人死亡)
この件があり、2012年に警察がバーなどを摘発し一時期、アルコール販売も禁止されていたのですが、2015年に行った時にはまた似た様な感じになっていました。
「じゃぁ、ススメないでよ!」って思いますよね?
ですが、それでも勧めたいほどいい所なので、紹介しました。ヴァンヴィエンの中心部じゃなく、少し外れに住めばそういった観光客も見ないし、全然問題ないですから。
しかも2019年現在は、もうちょっと落ち着いているようです!
ルアンパバーン
<クアンシーの滝>
タットサエやクアンシーの滝が有名な、ルアンパバーン。1975年までラーンサーン王国の首都だっただけあり、活気にあふれた街ですね。
また、市街地全体がユネスコの世界遺産に登録されているだけあって、街自体も見所があります。(ちょっと歩けば、バラック小屋もありますが・・・)
また、結構な金額を吹っかけて来るナイトマーケットや、市場もあり、移住生活を考えると一番住みやすい場所だと思います。
良いか悪いかは置いといて、結構観光地化しているので人が多いです。
その他
以前タイのチェンライからミニバスでラオスに行き、メコン川を下って旅行をしたのですが、この時に色々な村に滞在しました。(行き先を言えば、ボートがどこでも止まってくれます)
村の名前を全然覚えてないのですが、本当にのどかで、スローライフってこんな感じなんだろうなというところが多かったので、そういった村が好きな方は一度メコン川をボートで旅してみて下さい。
お気に入りの村が見つかるかもしれません。
費用
何度か言っているように、ラオスは意外に物価が高い国です。
私達外国人が住むような家は、最低200USドルからとラオス人の収入を考えると割高ですが、このくらいになるとみていて間違いないです。
ラオス人のような家で問題ない、という事であれば、80ドルくらいから長屋タイプの家があります。
食事は自分で作れば安いですが、食べに行っても1皿120円~150円くらいからあるので、小食の人だったら料理してもしなくても大差はないでしょう。
買い物さえあまりしなければ、その他光熱費や、インターネット、交遊費を含めて月に6万~7万円で収まります。
最後に
ラオスはビザの取得が面倒ですが、ここ際乗り越えたら幸せのスローライフが待っています。
暇になったら近隣の国である、タイやカンボジアにもすぐに遊びに行けるので、移動のしやすさは利点ですね。
また少しでも現地の言葉を知っていたら移住がスムーズになるので、言語の勉強もお忘れなく。
おすすめオンラインスクール!移住する前に現地の言葉を学ぼうで英会話やその他の言語の学校を紹介しているので、参考にどうぞ。ITALKIという会社は、少数ですがラオス人の講師もいます。