こんにちは。
今回はいつもと志向が違うのですが、先日「ミャンマー、日韓対象に観光ビザ免除 :日本経済新聞」というニュースを見たのでみなさんにもお伝えしようと思います。
私は年間6〜8ヶ月ほどはタイで過ごしているんですね。(暖かいから)
で、タイにはノービザで入国出来て、30日までタイ国内に滞在できます。
30日以上滞在したい場合は、これを過ぎる前にビザの延長もしくはビザランに行かないとオーバーステイになっちゃうんですね。
タイではビザランのルールがちょこちょこ変わるので調べるのが大変ですが、現地在住(1年中じゃないですが・・・)の強みで、ビザランのやり方と、どの種類のビザランが必要かを紹介します。
ミャンマーがなぜ関係するかは、記事の後半で解説します。
ノービザでタイに長期滞在する方法もどうぞ
Contents
そもそもビザラン(visa run)とは?
ビザランとは、英語の <A visa runs out / ビザが切れる>から来たと思いますが、ビザの期間が終了する前に、他国に行って新しいビザを取得することです
ビザランのやり方
〜30日未満滞在する人向け
こちらの場合はノービザで入国し、30日以内ならビザランは必要ないので気にする必要は無しです。
ただ、タイを拠点にカンボジアやラオス、マレーシアなどに陸路で旅をする方は気をつけなくちゃいけないことがあります。
2016年ごろから、陸路のビザランは1年間に2回までという法律ができました。(空路であれば制限なしです)
ということは、1/1〜12/31の同じ年のうちに、タイ→カンボジア→タイ→マレーシア→タイと言う様な、タイを拠点に旅をすることができないんです。
このケースでいけば、マレーシアからタイに戻るときは、空路を使うしかないんです。
昔は何度でも陸路入国がOKだったので旅がしやすかったですね・・・
もし入国審査で質問攻めにされそうな人や、怪しまれそうな人は、こちらの「入国審査で止められるのはこんな人だ」も一緒に読んで、止められないように頑張ってください。
〜60日以内
60日以内の滞在をお考えなら、3つ方法があります。
1 入国前にシングルエントリーの観光ビザを取得する
日本もしくは自分がいる国のタイ大使館に行って、Single entryのビザを取得する。
金額はヨーロッパだと20−40ユーロ(2500-5000円)ほど、アジアだと1500バーツ(4500円)くらい、日本で4500円くらいです。
ただ、私は日本で申請すると、毎回却下されるし、書留送料が片道2000円くらいかかった記憶があります。
シングルエントリービザの取得方法はタイからマレーシアのペナンに行き、シングルエントリービザを取得する方法を参考にどうぞ!
2 近くのイミグレーションに行って、ノービザ(アライバルビザ)を30日延長する
コストが1900バーツ(六千円弱)とちょっと高いんですが、一番簡単で一番早いです。書類記入から待ちを合わせて30分〜1時間くらいで終わります。
イミグレーションにビザが切れる前に行って、『Can I please extend my visa?』って言えば、書類を渡されのでこれに記入して、証明写真を2枚一緒に提出するだけでOKです。
ビザの延長は、行った日付じゃなく、ビザか切れる日付からの延長になるので、ビザが切れる1−2週間前に行っても問題ないです。
ビザを延長するイミグレーションのオフィスは、下記で紹介しています。
3 近隣国にビザランに行く
滞在予定日数が60日未満の人はちょっとお金がかかりますが、ビザ延長でいいと思います。ただ、ラオスやカンボジア、マレーシアの近くにいる人はこちらの方が安いです。(カンボジアは入国時にビザ代が1000バーツ掛かります)
方法は、各国のボーダーまで行き、タイ側で出国スタンプをもらい、次の国で入国スタンプ、そのまま同じ国で出国スタンプをもらい、タイ側に帰って入国スタンプをもらう、です。
図を描いて見ました。
ミャンマーへのビザランができる、Ranong(ラノーン)近辺にいる方は、最後の項目「ミャンマーの観光ビザ免除の利点」をどうぞ
イミグレーションオフィス
ビザ延長に持っていくものは以下で、記入書類はオフィスにあります。
- パスポートとコピー1枚
- 写真2枚(1枚でいいところもありますが念のため)
- 申請領1900バーツ
バンコク イミグレーション
プーケット イミグレーション
チェンマイ イミグレーション
ラノーン イミグレーション
パタヤ イミグレーション
タイ旅行に行く前に保険は入りましたか?
年会費もかからないクレジットカードに海外旅行保険が付いているので、万が一のために保険付きクレカを持っておきましょう。詳しくは「年会費無料の海外旅行保険がついたクレジットカード5選」をどうぞ
60日以上180日未満滞在予定の人
60日以上いる方は、いろいろ方法があるので、図にまとめます。
6ヶ月以上いる人
上記の方法でもいいですが、簡単なのは、マルチプルエントリービザ。半年間(180日)以上、最大で9ヶ月滞在できますが、必要書類は結構多いですよ。
申請料・2万2千円
申請書・PDFダウンロード
写真1枚(3.5cm x 4.5cm)
航空券または予約確認証
経歴書・経歴書ダウンロード
銀行残高証明原本(最低20万バーツ相当の残高が6か月以上ある証明)
詳細な工程表
職業を証明する書類(無職の場合は納税証明書や確定申告書)
ホテルやアパートの予約確認書
必要なものはタイ大使館のウェブサイト「観光ビザ 必要書類」を参考に。
他にはちょっと面倒ですが、
シングルエントリービザを入国前に取得、延長(90日)
→ビザランでもう一度シングルエントリー取得、延長(合計180日)
→もう一度ビザランに行き、シングルエントリー取得延長(合計270日)
で最大9ヶ月間滞在できます。
詳しいビザランのやり方は「タイからマレーシアのペナンに行き、シングルエントリービザを取得する方法」を参考に。
ミャンマーの観光ビザ免除についての利点
さて、やっと本題に入るのですが、ミャンマーの観光ビザが免除になる(10/1/2018から)のがなんで関係するかというと、私がビザランに行くときは、もっぱらラノーン(Ranong)からミャンマーに船で渡るんですが、今まではミャンマーに入国するときビザ代として10ドル(350バーツ、千円ちょっと)かかってたんですね。
ラノンからミャンマーに行く船自体は往復100バーツなので、今後はビザランが格安になるんです。
イミグレーションでビザの延長をすると1900バーツ(六千円弱)で、30日延長なんですが、ミャンマーへのビザランは総額100バーツ(三百円)で30日延長ができるようになるんです。
20分の1くらいの値段です。
ですのでみなさんも、ビザランするならラノン〜ミャンマーをお勧めします。
<追記2019年2月>
ラノンからミャンマーにビザランに行き、最新情報を下記のリンクにアップしましたので、こちらもどうぞ。