私はバックパッカーとしてタイを5~6年断続的に旅をし、その後10年ほど起業して住んでいました。
この間に多くの街や村に行ったのですが、印象に残っているところが多く、何度も行き来しているところもあります。
こういった小さな町や村では、ヨーロッパ人には会うけど日本人に全然会わないんですよね。
旅行の目的が違うのか、インドや南米に行く人が多いのか分かりませんが、バンコクやプーケットのような観光地だけでなく、マイナーなところもいい所が多いので、ご紹介します。
パヤム島(Koh Phayam)
アンダマン海に浮かぶこの島は、ヨーロッパの観光客は多いのですが日本人などのアジア人は全然見かけません。
観光名所などは特になく、ビーチでのんびり過ごし夜は波の音を聞きながらベランダで隣人と話したり、軽く飲んだりして過ごせます。
この島の一番の特徴は、「気さくな人が多く、他の旅行者と仲良くなりやすい」点です。
小さな島なので、毎日同じ人に会うんですよね。
レストランでご飯を食べたり、バーに行って飲んでも同じ顔ばかり見るので、仲良くなりやすいんですね。
10年位前までは「ヒッピーアイランド」として有名でしたが、最近はそんなこともなく、いろいろな人が来ていました。
日本人がやっているライブミュージックバーに行ったのですが、100人くらいの人がいたけど、みんなリラックスして音楽を聴いていましたね。
こののんびり感が、たまらないんですよね。
この島は、全てがのんびりしているんです。働いているタイ人ものんびりしていて、よくハンモックで寝ていますが、口癖は「忙しい、忙しい」でした(笑)
詳しくは、タイの秘境!パヤム島でのんびりホリデー。ここまでのんびりできる島は無い!を参考にどうぞ。
バンクルット(Ban Krut)
<バンクルットのビーチ>
ここはタイ人の観光客が多く、西欧人があまりいないので本当のタイの観光地を楽しめる街です。
英語も通じない人が多いので身振り手振りで話すのですが、それがまたタイっぽくて楽しいんですよね。
外国人の観光客に慣れていないので、住民は本当に親切で優しく、ぼったくりの「ぼ」の字も知らないような純粋な人たちです。
ハイシーズンでもビーチに人はまばらですが、土日やタイのホリデー中はちょっと人が多いです。
でも、陽気なホリデー中のタイ人とも仲良くなれるし、早起きしたらすっごくきれいな日の出も見れます。
ビーチから離れるとココナッツ農園ばかりがあり、サルが木に登ってココナッツを取っているところをよく目撃しました。
<おサルのギャングたち。近づいて写真を撮ろうとしたら威嚇されました(笑)>
観光客向けのレストランは少しありますが、基本的にタイの家族経営の小さなところばかりなので、すぐに顔見知りになりおかずの量が増えました(笑)
バンコクなどの観光地に疲れた方ここでホリデーのホリデーを楽しみましょう。
バンクルットの詳細記事「タイ観光おすすめスポット・バンクルット」も一緒にどうぞ。
パーイ(Pai)
<パーイにあるモーペン滝>
ヒッピーやスピリチュアル系の人に人気のパーイ。
パーイとチェンマイが、舗装された道路で繋がったのが90年代半ばということもあって、独特の街です。
建物もどちらかというと中国の影響を受けているものも多く、住民の顔つきもバンコクや南部の人たちとは違っています。
ここ最近はコマーシャル化されてきたので「なんちゃってヒッピー」が多いですが、それでも全然楽しめます。
周りには温泉や滝、国立公園に山、川などが多くあり、ビーチリゾートのイメージが強いタイでチェンマイと共に人気の場所です。
メディテーションやデトックス、自然を満喫したい人におすすめの街です。
ちなみに最近はパーティー目的で来る人も多いので、そういった楽しみ方をしたい人にもお勧めです。
詳しくは、「タイのヒッピービレッジ・パーイい行こう!行き方やおすすめホテルを紹介」をどうぞ。
チャアム(Cha am)
チャアムはホアヒンの北30分ほどのところにある小さな町で、ここもヨーロピアンは少なく、タイ人観光客が多い所です。
ここも何と言っても、静かでのんびりできます。ただしタイホリデーの最中は、バンコクなどの近隣から多くのタイ人が来るので昼間はちょっとうるさい時もありますが、それでも全然のんびりしたところです。
やることは、はっきり言ってビーチのみです。
ビーチ以外あまりやることは無いです。
刺激が欲しい時は、ホアヒンまですぐなので、ホアヒンのナイトマーケットや格安のマッサージなどの「観光客がしたい事」もできます。
私はチャアムにかれこれ15年ほど行っていますが、それほど発展せずにちょうど良い大きさです。
ちなみにビーチの反対側にはレストランやセブンイレブン、マッサージも所狭しと並んでいるので、必要なものはほぼ全てあります。
詳しくは「タイの隠れた観光地・チャアム」を参考にどうぞ。
チェンマイ
<フイトゥンタオ湖(Huay tung tao lake)>
今回紹介する中で、唯一の大都市になりますが、まだまだ人も優しく、物価も財布にやさしい都市です。
チェンマイは買い付けの拠点にする人も多いくらい、色々なものが安く買えます。チェンマイやチェンライでは主にイサーン(タイ北東)のものが多く、カラフルでかわいい小物や服が多いですね。
また、ナイトマーケット(チェンマイ ナイトバザール)や土曜夜市でも、いろんなものが買えます。
また、チェンマイで有名なのは大型バイクを借りてのツーリングや、近隣の自然です。
山、川、滝に国立公園など多くの自然の見どころがあるので、是非市内だけでなく周りも観光してみてください。
チェンマイは観光客が多い割に、地元の人も親切でまだまだ観光客慣れしていない人も多いので、本物のタイを見たい方はぜひチェンマイにどうぞ。
最後に
短期の観光客は一般的にプーケットかバンコクに行くと思いますが、バックパッカーや旅人は、是非こういったマイナーなところにも足を運んでみてください。(チェンマイはマイナーじゃないですが・・・)