イタリア好きの人って結構多いと思いますが、移住できたら「いいな~」と思われている方、「いいな~」だけじゃなく移住する方法っていくつかあるって知っていましたか?
留学や就職、もしくはフリーランスとして移住したり、年配の方や若くても金利収入などがあれば滞在許可の申請もできます。
私は以前イタリア南部のサレントに住んでいたのですが、まぁ人は適当ですね(笑)
「今から行くよ」は、だいたい2時間後くらいです。(笑)
出かける時間になっても準備を始めずに、何か他の事をしているし・・・。
イタリア人の考え方に慣れるまでは時間がかかり、イライラすることもありますが、料理はおいしいし、やっぱりラテンのノリだし、物価も安い等メリットも多いですよ。
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イタリアに移住できるビザ
まず大前提ですが、90日以内の滞在であればビザはいりません。(有効期限が滞在が終われる日から3か月以上ある事が前提)
なので、語学学校に留学したとしても90日以内であれば、ビザの取得は必要ありません。ただし入国した時に滞在の理由を聞かれるので、その際には語学学校の入学証明書など提示する必要があります。
それでは、私たち日本人に関係のあるビザは以下になります。
- 学生ビザ
- 労働ビザ
- 家族ビザ
- 投資家ビザ
- リタイアメントビザ
細かいことを言うとビザのカテゴリーは31種類あり、宗教家のためのビザなんかもあります。
以下のビザの申請方法は、大阪イタリア大使館からできます。
学生ビザ
学生ビザは、以下の項目に分かれています。
- 語学学校など
- 交換留学生
- 大学院
- 大学
- 大学で1セメスター受講
- 職業訓練校
注)交換留学は、今在校している学校が必要書類等教えてくれるので、割愛します。
語学学校
語学学校だったらエージェントを使う人がほとんどなので、比較的簡単にビザは取れますね。
エージェントが、必要書類や申請を手とり足取り教えてくれます。
最近のエージェントは私たちから手数料を取らずに、語学学校から仲介料を取るところがほとんどなので、無料で使えるところが多いし、個人で申請しても、エージェント経由で申請しても授業料が変わらないですね。
手数料が無料のエージェントを紹介するので、興味がある人は聞いてみて下さい。
留学エージェントSchool With
必要なものは、以下になります。
- 申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- ホテルやフラットなどの滞在する場所の証明書
- 1日当たり27.89ユーロ以上の資金がある証明
- イタリアで使える保険
- 入学許可証
大学
- 申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- 賃貸契約書
- 448.52ユーロ以上の資金がある証明(銀行口座・奨学金など)
- 入学許可証
大学の1セメスター受講の場合
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- ホテルやフラットなどの滞在する場所の証明書
- 1日当たり27.89ユーロ以上の資金がある証明
- イタリアで使える保険
- 入学許可証
大学院
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- ホテルやフラットなどの滞在する場所の証明書
- 1日当たり27.89ユーロ以上の資金がある証明
- イタリアで使える保険
- 入学許可証
職業訓練校
職業訓練校に通う場合のビザは、コースが24か月以内で終了するもののみになります。
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- 入学許可証(期間・プログラム名・取得資格なども記載)
- 日本で同じ専門分野の学校を終了した証明(卒業証明書など)
- 1日当たり27.89ユーロ以上の資金がある証明
- 賃貸証明書
- リターンチケットもしくは相当の資金証明
- イタリアで使える保険
労働ビザ
労働ビザもいろいろと分かれており、以下が主に取得するものになります。
- 会社員(被雇用者)
- 自営業者(起業)
- フリーランス
- スタートアップ企業
就職・転職しての会社員
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- イミグレーションから取得したNulla Osta(認可)
イタリアで就職してビザを取る場合は、会社が主導してビザの申請をします。
イタリアでの就職は比較的難しいですが、移住するにはうってつけの方法になります。
というのも、給料がもらえるので生活費を気にしなくていいからです。
こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強い大手エージェントを紹介しています。登録は無料なので、質問等あれば聞いてみて下さい。
自営業者
こちらは、ビジネスのオーナーとしての自営業者ビザになります。
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- 賃貸契約書、もしくはビザ申請者の為に賃貸物件がある旨、もしくは売買契約書
- ビジネスに必要な資格、もしくは販売予定のものが準備されている証明(販売されるものは年間合計4962ユーロ以上仕入れが必要)
- 資金証明
- 警察から取得したNulla osta(認可)
フリーランスビザ
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- ビジネスに必要な資格、もしくは販売予定のものが準備されている証明(販売されるものは年間合計4962ユーロ以上仕入れが必要)
- 資金証明
- 住む場所がある証明
- 警察から取得したNulla osta(認可)
フリーランスは、申請する職種により申請書類も変わるので、大使館で確認をしてください。
起業家ビザ
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- 賃貸契約書もしくは売買契約書
- イタリア・スタートアップ・ビザ・テクニカル委員会から取得したNulla Osta(認可)
家族ビザ
家族がイタリアに滞在できるビザを持っている場合に、申請するビザです。
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真
- ビザ申請期間+3か月有効のパスポート
- イミグレーション(Sportello Unico)からのNulla Osta(認可)
- 家族、もしくは配偶者のID、もしくはビザなどのイタリアに滞在できる証明書類
投資家ビザ
投資家ビザは結構金額がかかりますね。
要件は以下になります。
- 最低200万ユーロのイタリア国債を購入し、2年以上保持
- もしくは、イタリア企業に100万ユーロ以上の投資
- もしくは、イタリアの文化・教育などのプロジェクトに100万ユーロ以上の投資
私には全然縁がないですが、出来そうな人はこれが一番簡単にビザが取得できます。
「投資ビザでヨーロッパに移住する方法」に詳しく書いていますが、1000万円でビザが取得でき、移住できるヨーロッパの国もあるので一緒にどうぞ。
リタイアメントビザ
実際はリタイアメントビザという名前じゃなく、Elective Residenceと言う項目で申請します。
必要なものは以下になります。
- ビザ申請書類
- パスポートサイズの写真
- パスポート(1年以上有効のもの)
- 資産証明
- 家の購入証明書もしくは賃貸の契約書
- 年金や金利の収入が年間3.1万ユーロ(約374万円)以上必要
- 申請料・116ユーロ(日本円でその時のレート換算で支払い)
イタリアのリタイアメントビザは、こちら「イタリアのリタイアメントビザ取得方法」で詳しく紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
最後に
イタリアはラテンの国で陽気だし、ピアノ・ピアノ(ゆっくりゆっくり)な国なので、何ごとも前進しにくいですが(特に役所仕事)、郷に入っては郷に従えということで、のんびりやっていきましょう。