こんにちは。
長年タイに住んでいるんですが、ここ数年は物価も上がり、円安の影響、観光地化が進み過ぎて観光客用のカフェやレストラン、ホテルが増えてきたから、以前に比べ出費が多くなった気がします。
私が貧乏旅行を始めた当時は、月の出費を3万円以内に抑えるようにしながら、細く長く旅をしていましたね。お金が尽きたら日本に帰って働かなくちゃいけないので、本当に節約旅行でしたけど、ハッピーでしたね。
さて、今ではタイに始めて来てから約18年。タイに家もビジネス持っています。
タイの物価を知っていれば、ぼられることも減るでしょうし、やり方次第ではまだまだ格安に旅行や長期滞在ができるので、みなさんに本物の物価を紹介します。
<ちょっと記事が長いので、特定の項目を調べたい方は目次のリンクをクリックして、その項目に移動してください。為替は2019年3月26日現在で1バーツ=3,5円でおおまかに計算しています>
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日本ータイの格安航空券
まずは航空券。ここからですね。
一般的に航空券を探すときは、スカイスキャナーを使ってチケットを探すと思います。コレが一般的だし、安いからです。
安い時期は6月から10月の間で、おすすめの航空会社は、タイ・ライオンエアーです。激安ですね!
また、ピーチエアがバンコク~沖縄間(4時間のフライト)を就航しているので、ジェットスターで沖縄まで行って、そこからピーチエアでバンコクまで、っていうルートも安いですね。(場合によっては直行便の方が安いこともあるので、ご注意を!)
ちなみに、エアアジアXも安いですよ。
こちらもあわせてどうぞ。
宿探し・値段
- ドミトリールーム・・・80B(約280円)~
- シングルルーム・・・250B(約900円)~
- ホテル・・・500B(約1800円から)~
- 高級ホテル・・・1000B (約3500円)~
- コンドミニアム・・・300B(約1000円)~
短期で訪れる方は、Booking.comやでホテルを探せば安く泊まれますね。最近はきれいなホステルが増えたし、カプセルホテルの様なホテルもあるので、安く行こうと思えば全然安く行けますね。ちなみにバンガローは100バーツから探せます。
ただ、中長期で行くバックパッカーで、あまり移動しない人には、コンドミニアムがおすすめです。
なぜって?
だって、かなり安いし、ジム・プール・キッチン・ランドリーサービスなどサービス豊富で、ホステル並みの値段で泊まれるからです!安ければ300バーツほどで、ラグジュアリーな貧乏旅行が出来ます。
1つ欠点を上げるなら、コンドミニアムの予約は、最低1~2週間以上なので1~2泊だと断られる可能性があります。(レンタルコンドミニアムでホテル営業のライセンスを取ってない場合は、法律で1か月以上の宿泊からしかレンタルできません。法律上は。)
Airbnbで探してみて下さい。いくらでも出てきますので。また、こちらの格安に長期滞在するならコンドミニアムに泊まろうを参考にどうぞ。
タイのビザ
日本人は30日以内の滞在ならノービザで滞在できるので、ご心配なく。
60日未満の滞在なら、イミグレーションに行ってビザの延長(30日延長・費用1900バーツ)が出来るので、こちらもご心配なく。
もっと長期で考えている方は、観光ビザのシングルエントリー(最長90日)などもあります。
もっともっと長く滞在したいという方は、以前ご紹介した<タイ>ノービザで長期滞在する方法 」や、「タイからマレーシアのペナンに行き、シングルエントリービザを取得する方法」を参考にどうぞ。
おすすめの時期
乾季は11月後半から5月初旬で、残りが雨期になります。当然、ホテルの値段やツアー料金、航空券などは乾季に高くなるので要注意。
観光客が本当に多いのは乾季の12月、1月、2月の3ヶ月間で、11月や3月4月はそこまで混雑していないです。ただ、ソンクラーン(水かけ祭り)が4月初旬ごろにあるので、この時期バンコクやチャンマイなどの大都市は凄く混雑します。
個人的におすすめする時期は、10月ですね。雨期の終わりがけなので雨も少ないし、ホテルや航空券も雨期の料金なので、半値くらいになることもあります。
月別にまとめたので、参考にどうぞ。
- 1月・・・南部・北部ともに〇
- 2月・・・南部〇・北部△(北部は野焼きが始まるので煙たい)
- 3月・・・南部〇・北部△(けっこう暑い)
- 4月・・・南部〇・北部△(めちゃくちゃ暑い)
- 5月・・・南部△・北部△(曇りが多く、少量の雨)
- 6月・・・南部△・北部△(雨期の始まり・安い時期)
- 7月・・・南部△・北部△(雨期・安い時期)
- 8月・・・南部△・北部△(雨期・安い時期)
- 9月・・・南部△・北部△(雨期・安い時期)
- 10月・・・南部△・北部△(雨期の終わり、おすすめの安い時期)
- 11月・・・南部△・北部△(雨期の終わり、まだまだ安い時期)
- 12月・・・南部〇・北部〇(乾季の始まり)
3月4月はかなり暑くなりますが、北部に行かない限り、良い時期だと思います。
何故北部が1月移行がダメかというと、野焼きが始まり煙たいのと、3月以降は乾季の終わりがけなので水がないんですよ。川も干からびてるし、滝は水道の蛇口から出るくらいの水しか落ちてこないし、良いとこなしかなって思います。(都市部に滞在する人は問題ないです)
人気の観光地
タイの人気観光地は、バンコク、プーケット、チェンマイが3大観光地です。
特徴はこんな感じです。
- 食事とショッピングを楽しむなら迷わずバンコク。
- ビーチを楽しみ、ディスコで踊るならプーケット。
- 本物のタイを見たいならチェンマイ。
私はバンコクはごみごみしていてあまり好きじゃないのですが、ショッピングなら迷わずバンコクですね。とは言っても、最近のタイは物価が高いし、高級ショッピングモールのパラゴンやディスカバリーなど行けば、日本より全然高いのでお得感は少ないかも。
プーケットはビーチが沢山あるので、日替わりで色々なビーチを楽しめます。食事も質の高い海鮮類のBBQも楽しめるし、ライブバーやディスコが多いので毎晩睡眠不足になるかも?ってくらい楽しめます。また、アイランドホッピング等のツアーも豊富なので、家族連れも全然楽しめます!
家族連れなら、ホテルはダイアモンドクリフリゾート&スパなど中心地から少しだけ離れたところがおすすめですね。ここら辺は静寂です!
チェンマイは、これぞタイ王国という街です。最近はモダンになって来ていますが、人は親切だし、物価もタイの物価だし、みんながイメージするタイのお土産が安く売っています。あえて欠点を上げるなら、ビーチが無い、です。
バックパッカー向けのルート
ただ、バックパッカーならプーケットやバンコクに長居しないと思いますので、こんな旅程もいいと思います。
バンコク→ペチャブリー→チャアム・ホアヒン→バンクルット→チュムポーン(経由地)→タオ島→パンガン島→サムイ島→クラビ→ランタ島→クラビ(経由地)→ジャム島(koh Jum)→クラブリ→スリン島
適度に有名どこと、無名だけどのんびりできてナイスな街や島も入れました。というかこのルートは、私が好きだったところを書いてるだけです。(笑)
ホアヒンには多くのナイトマーケットがあるので、是非行ってみて下さい。かなり、かなり楽しめますよ。<ホアヒンの6つのマーケット・どれに行くべき?も読んでみて下さい>
南部のルートでビザランが必要になったら、ラノーンからミャンマーにビザランしましょう。早いし安いです。(所要時間2時間・料金100Bのボート代のみ)
こちらの、ラノーンで簡単格安にビザランする方法を参考に!
バンコク→アユタヤ→チェンマイ+近辺→パイ→メーホンソーン→パイからラオスIN(ビザラン)
北部はちょっと省略しましたが(笑)、チェンマイでバイクを借りて周辺を見たりしたら面白いですよ。自然がいっぱいだし、滝も川もきれいだし。
パイ近郊には日本人村があるのですが、興味がある人は行ってみて下さい。私が行ったときはシーズンオフだったので、日本人は5~6人しかいませんでしたが、まぁ何というか・・・ある意味面白い、若い人たちでしたね。
<バックパッカー・旅人にオススメの短期アルバイトサイト4選>
街の移動手段
<タイの小型乗り合いバス・ソンテウ>
バンコクであれば公共のバス、電車で問題なく移動できます。バスは基本的に激安で、エアコンが付いてないバスは7バーツから、エアコン付きは9バーツからです。(行き先・距離によって値段は変わります)
バンコク以外の場所であれば、ソンテウのルートを調べ移動すると早いし安いです。ソンテウは通常どの町、村にもあり、運賃は1回の乗車で10-20バーツがほとんどです。(行き先・距離にかかわらず料金は一律です)
乗り方は、ソンテウを見つけたら手を上げてソンテウを止めて、乗り込みます。降りるときはブザーを押すか、「ハロー」等の何かしらの呼びかけをしたら、止まってくれます。
タクシー移動はちょっと経験が必要ですが、ぼったくられてもそんなに高くないです。
私見ですが、バイクタクシーで5〜10分の移動で20バーツ~40バーツを、私は払います。 基本的に60バーツ以上払うときは、結構な距離を行くときのみです。(バンコクやその他観光地では看板にあらかじめ値段が表記されているところも多いですが、高めの設定です)
車両タクシーなら、メーターを使うように言いましょう。メーターを使いたくないというドライバーも多いですが、その場合は別のタクシーを探してください。
ただ、彼らはなんだかんだ理由をつけて、さも正当なようにぼったくってきますので、金額は必ず事前に決めてから乗りましょう。
私はトゥクトゥクをほとんど使わないですが(高いし遅いしぼったくりだし、うざいから)、使いたい人は事前に値段を交渉してから乗るようにしましょう。
タクシーやトゥクトゥクは、目的地に着いてから支払いをします。絶対前払いをしてはいけません!!
彼らはお金もらうと、もう働きたくなくなるので、適当な場所に降ろされる可能性ありです!(何度か経験しました・・・)
また、バンコクのトゥクトゥク運転手は、例えば150バーツを「ワンハンドレッドフィフティーバーツ」の様にワンハンドレッドを小声であいまいに言って、フィフティーバーツと勘違いさせるように言う運転手もいますので、気を付けて下さい。(体験談)
ちなみに私は上記のトゥクトゥク運転手と30分ほど言い合いをし、それでも150バーツ請求してきたので、怒りMAXで警察署に一緒に行きました。(連れて行きました)。
長距離の移動方法
安い順に書いていきます。
ローカル電車
予約はできないので、当日駅に行ってチケットを買わないといけません。また、エアコンはなしで扇風機が付いていますが、窓を開けれるので直射日光が入らない側に座れば全然快適です。
席はすべて自由席なので、混雑している時は座れない可能性もありますが、激安です。
先日バンクルットからホアヒンまでローカル電車に乗ったのですが、3‐4時間の移動で15バーツ(約50円)でした。同じルートでもエアコン付きの1stクラスに乗ると300バーツ弱です。
バンコクからの電車は、フアランポーン駅からどうぞ。
バス
タイは長距離バス移動がメインなので、いくらでも本数はありますし、VIP24のバス(座席が24席のバス)やVIP36(座席が36席のバス)はリクライニングシートもしっかりしているし、120度近くまで倒せる席もあるので疲れません。
各駅停車のローカル列車に比べると高いですが、目安として10時間の移動で400~600バーツと言ったところです。
<リンクをクリックすると、グーグルマップに移動します>
南部に行くなら、Souther Bus Terminal(サイタイマイ)
北部に行くならNorther Bus station(モーチット・チャトチャック駅)
東部に行くならEastern bus terminal(エカマイ)
ミニバン
早いしそんなに高くないけど、狭い!
値段的には長距離バスより若干高いくらいで、短時間の移動だったり、混雑してなければそんなに問題はないですが、満席だとかなりストレスを感じます。12月から4月のハイシーズンは、混雑している可能性が高いです。
また、旅行バックが多い場合は追加料金を取られますが、だいたい1席分のチケットの値段と同額をチャージされます。
予約は、空港、カオサンロードやその他のトラベルエージェントで予約できます。
列車・エクスプレス
バスよりちょっと高く、遅いですが、スペースはあるし、指定席だし、エアコンもついているのでちょっとだけ優雅に旅が出来ます。
本数が少ないのが唯一の欠点です。
こちらも先ほどのフアランポーン駅から乗れます。
飛行機移動
時期によっては結構値が張りますが、早いし楽です。(時期によっては結構安いです)
長距離移動の場合は、子連れの旅行者は飛行機移動がベストですね。
バンコクからのフライトは以下になり、航空会社はタイ国際航空(Thai Airways)、バンコク・エアウェイズ(Bangkok Airways)、エアアジア(Air Asia)はスワンナプーム空港から、オリエントタイ航空(Orient Thai)、ノックエアー(Nok Air)はドンムアン空港から就航しています。
ドンムアン空港への行き方は、ドンムアン空港への行き方を参考にどうぞ。
予算
さて核心に迫ります。
予算は一人旅で、一日500~600バーツで、月に1万5000~1万8000バーツ(約5~6万円)くらいが最低ラインになると思います。ただ、毎日違う場所に移動するとすぐにお金が無くなるので、少なくとも一か所に2~3泊。気に行った所があれば、1~2週間滞在してくださいね。
また、普通に毎回レストランに行ってたらお金が無くなるので、、新しい場所に着いたらマーケットをチェックしたり、安いレストランを探しましょう。マーケットで料理や野菜、果物を買うとめっちゃ安いので、必須です!
水はコンビニで買わずに、テスコやマクロなどのスーパーで6本入り1.5Lを買うと、50~70バーツなので、断然お得です。
ちなみに、海外旅行に行かれるときは、保険を忘れずに。何かあったら治療費が凄いですから。こちら「年会費無料の海外旅行保険が付いたクレジットカード5選」に家族連れや、学生、バックパッカーにピッタリな海外旅行保険付きのクレカを紹介しているので、ぜひどうぞ。
まとめ
お金があまりなくてもタイに長期滞在したいなら、節約を心がけて頑張ってくださいね。
そう言えば、最近よくボランティアを募っているレストランや、ホテルが多いので、こういったものを試すのも良いかもしれませんね。
私の近所では、1日5~6時間労働で、宿とご飯1食付きでボランティアって言うのがスタンダードになっています。
気に入った町があれば、そこのレストランなどに飛び込みでボランティアが必要か聞いてみればいいと思いますので。