ドイツ

ドイツ移住への道・基礎情報と移住におすすめの都市

ドイツ移住への道

私は、2018年にドイツ人の妻と結婚し、子供も生まれ、妻の両親と2世帯住宅で同居しているんですが、そういえばドイツへの移住方法を紹介してなかったので、今回急に筆を執っています。(パソコンですが・・・)

まぁ、基本的に私は暖かい国が好きなので、ドイツをそこまで楽しんでいないというのもありますが、寒いことを除けば、住み心地はいいですね。

さて、そんな在住者の私がドイツをご紹介します。

ドイツ

ドイツ

メルケルさんが長く首相を務める国で、エコや人道支援で有名な国ですね。もちろんサッカーもかなり有名です。私が住んでいるところはドルトムントに近いので、いつかは香川真司選手を見に行こうと思っていたら、スペインに行っちゃいました。

さて、以下にドイツの特徴を紹介します。

  • 公用語・ドイツ語
  • 首都・最大都市はベルリン
  • 人口8300万人
  • 時差・日本よりー7時間(夏)、ー8時間(冬)
  • 1人当たりのGDP・47,803USドル(日本は約40,000USドル・2018年)
  • 失業率・3,4%
  • 在留邦人・4万5784人(2018年)
  • 実は大統領がいる
  • 人々は思ったより適当
  • 警察は信用できない
  • 役所仕事は適当過ぎてあきれる
  • 移民が多い
  • よく渋滞している(私が住んでいる地域は)
  • コンセントの形状が違うので変換プラグ(タイプC)が必要(物によっては変圧器も)

変圧器についてですが、スマホなどはデュアル電圧と言って100V-230Vみたいに記載されていると思います。こういったタイプのもは変圧器はいらないですが、電圧が100Vのみの物は変圧器が必要になります。変圧器と変換プラグをamazonで調べる

ドイツ人の性格

ドイツ人の性格 国民性

ドイツ人のイメージって生真面目ってイメージないですか?ルールを守る、とか。そうと言えばそうですね。

先日赤信号だったのですが、車の通りが一切なかったので渡り始めたら、後ろから「Rot(赤だー)」って叫ばれました。(笑)

さて、私が感じる・思うドイツ人の特徴、性格は以下になります。

  • 整理整頓好き
  • 掃除が好き
  • 晴れたら毎日でもBBQ
  • フレンドリー
  • ビール好き
  • 困っていると深く助けてくれる
  • でもその裏では文句を言っている
  • 細かいことにうるさい
  • 役所や警察などの国家権力に何か言われたら従順
  • 人生の未来予想図が明確
  • 律儀
  • 頑固が多い
  • 偽善者が多い

ちょっと独断と偏見が入っていますが、こんな感じです。基本的に良い人が多いですが、気難しい人種だと思います。

最後の偽善者と云う所ですが、移民政策を見ても分かる通りこれは対外的な所が大きいんですよね。

ドイツって「私たちは世界大戦という過ちを犯したから、今後は間違いを犯さないようにしよう」って教育で、これはこれでいいと思うのですが、間違いを犯さない=模範的な行動=本当は嫌だけどこれがみんなが求める事だからやろう、って流れです。

そういえば、日本も戦後にGHQに日本らしさを奪われましたよね。似た者同士だからドイツ移住者が多いのでしょうか・・・?(話がそれるので、ここで止めます)

治安

ドイツの治安dlift.jpより引用>

ドイツの治安はもっといいかと思っていましたが、16位なんですね。海外のSafety indexというものをチェックしてみたら、以前は94/100だったスコアが、2016年からガクッと下がっているのでこうなったんでしょうね。

フランクフルトやベルリンは、薬でおかしくなった感じの人が多い通りもありますが、全体的に危険な感じは少ないですよね

ただ森や公園では、気を付けないといけないです。結構多いんですよね、犯罪が。しかも重犯罪。

昼間は(比較的)大丈夫ですが、夕暮れ時からは注意ですね。街中にある公園でも死角が多い場所があるので、こういった所は暗くなると歩かない方が良いかと思います。

水道水

ドイツの水道水は飲める

ドイツの水道水は、全然飲めます。しかもおいしい。さすが良いビールを作るだけあって、水はおいしいです。

ただしこちらの水は硬水なので、硬水に慣れてない人はお腹がゆるくなるかもしれません。(ほとんどの場合大丈夫と思いますが)

その場合は、ボルビックの緑のボトル(Natürliches Mineralwasser)は、カルシウムやソディウムが少なく、胃にやさしいので飲んでみて下さい。これと、水道水を併用していれば体が慣れてきて、水道水だけで大丈夫になります。

もしくは、不安な方は携帯用浄水器を持っていたら安心です。

ビザ

ドイツ 長期滞在ビザ 配偶者ビザ

ドイツはシェンゲン協定加盟国なので、180日間で90日以内の滞在であればビザは必要ありません。

ただ気を付けないといけない事は、シェンゲン加盟国のトータルの滞在日数が90日以内なので、例えばフランスに60日いた場合は、ドイツの滞在は30日になります。

ちなみに、私のパスポートは写真を見て分かる通り、5年物を使っていますが、色々な国の出入国が多すぎて、入国審査で止められることが多いからなんです・・・。こちらの「入国審査で止めらるのはこんな人だ」も一緒にどうぞ。

では、90日以上滞在する場合は下記のビザがありますが、詳しいビザの種類や内容は「ドイツに移住できるビザ8つの申請方法と必要書類を紹介」をどうぞ。

学生ビザ

学生ビザで滞在している人は多いですよね。特にベルリン。刺激的な街ですもんね。

大学へ留学する人もいれば、語学学校に、という人もいます。通常は、エージェントが1から10までやってくれるので、頼むのが一番安心ですね。もしくは特定の語学学校があれば、そこに連絡してやってもらうか、ですね。

ちなみに私はドイツ人と結婚してドイツに住んでいるのですが、こう言った移住者も語学学校に行くことが義務づけられています。(ドイツ語がペラペラの場合は行かなくてもいいです)

語学留学について詳しく知りたい方は、エージェントに尋ねてみて下さい。

ドイツ留学はSchool with

 

就職する

ドイツでの就職はそこまで難しくないんじゃないかな?と言うのが本音です。と言うのも、日系企業が多いし、デュッセルドルフなど日本人が多い都市もあるのでいくらでも仕事はあります。

方法としては、以下が一般的です。

  1. 就職エージェントに登録する
  2. ドイツの掲示板で探す
  3. 現地に行って飛び込みで面接をしてもらう

1のエージェントは日系企業への就職なので、働きやすいと思います。ただし、ドイツ語が出来ないと職種が限られてきます。

海外就職のエージェントはDODAなどの大手がやっているので、下記に紹介する所全部に登録して、朗報を待ちましょう。これは数打ちゃ当たる作戦しかありません。

また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。

グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs

 

こちら「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。

2の掲示板は、結構案件があるので、「ビザを持っていないけど働かせてくれたら「雇ってよかった」と思わせる事が出来ます」って感じでアピールしていくしかないですね。

ドイツ求人・掲示板

3の飛び込み面接はビザが無い分ちょっと難しいですが、できないことも無いです。私も以前フランスでこうやって職探しをしたことがあります。(日本食レストラン、初期はビザなし、いわゆるブラック、後々ビザ発給という条件。断りましたが)

リタイアメントビザ

リタイアメントビザと言う名称ではないのですが、通常の滞在許可申請で退職者として申請できます。

個別に審査されるので、「どの程度の年金受給額が必要」などは明記されていませんが、ドイツで暮らしていける程度の額が必要なので、高めに設定されていると思います。

こちらのドイツ大使館にお問い合わせされると、正確な情報がもらえると思います。

ドイツ連邦共和国大使館

また投資家ビザもありますが、1億円以上の投資額が必要になります。詳しくは「投資ビザで移住する方法・永住権が取れるヨーロッパの国16選」を参考にどうぞ。

フリーランスビザ

ドイツには、フリーランスビザなるものがあります。

ジャーナリストやカメラマンなど、フリーランスで働く人に向けたビザです。ドイツ国内からの推薦状など書類はかなり多いです。

通常、ノービザで入国し現地で外国人局にアポを取ってから申請をします。

重要な必要書類は以下になります。

  • 申請書
  • 資金計画書
  • 収入見込み書
  • 履歴書
  • 健康保険
  • 住む場所があるという証明書(賃貸契約書など)

配偶者ビザ

これは私が取得したビザです。

2018年にドイツ人の妻と結婚し、移住しました。手続き自体はそこまで難しくないですが、ドイツ人と出会うのが難しいかもですね。

また、結婚については、こちら「ドイツでの結婚は面倒くさい?」をどうぞ。

物価

ドイツって意外に物価は安いんですよね。

郊外に住めば、家賃も500ユーロくらいで2~4部屋付きの家やアパートがありますし、スーパーは日本より安いのでそこまでお金はかからないです。

参考までに私たち一家の一ヶ月の生活費を、簡単に紹介します。

  1. 家賃・・・200ユーロ(光熱費込み)
  2. 食費・・・約250ユーロ
  3. ガソリン代・交遊費・・・50ユーロ
  4. 保険・・・約180ユーロ

私以外の家族はビーガンで、私もそこまで肉魚を食べるわけじゃないので、食費はこのくらいで済んでいますね。もちろん自炊です。

また、2世帯住宅なので家賃は安いですね。

交遊費は、全然かかって無いですね。というのも、私が住んでいるところは田舎なので、友達と会っても公園や、相手の家に行くくらいなので、お金を使うところがあまりないんです。また、うちは誰もお酒を飲まないので、お金がかかりません。

ただ、ベルリンなどの大都市に住む場合はお金を使える所が多いから、最低1000~1200ユーロはかかります。

人気の移住地

ドイツの人気の移住地は大都市が多いですね。まぁ、そうですね。都会の方が退屈しないし、便利ですからね。

個人的には大都市よりも、小さな都市くらいのサイズが好きなのですが、そういった所が移住者に人気かと言えばそうではないので、今回は純粋に移住者が多い都市を紹介します。



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ベルリン

ドイツ ベルリン 人気の移住地

首都であるベルリン。ここは多国籍な都市になっていますね。留学生、メディア関係者やアーティストが多く、先ほどお伝えしたフリーランスビザで滞在している人も多いと思います。

ちなみにドイツ人は「ベルリンはドイツだけどドイツじゃない」って言いますね。

そのくらい文化的にも他のドイツの都市とは違うので、ここをドイツと思ってしまうと、他の都市に行った時にギャップを感じるかもしれません。また、ベルリンはドイツで唯一、ドイツ語が喋れなくても不自由することはありません。

私は以前あまり治安が良くない場所(ワルシャワ通り)に住んでいて、私自身そこまで治安が悪いと思ったことは無いですが、パンク達が道に座り込んでお金せびったり、パーティー帰りの酔っ払いが多い、くらいでしたね。

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ハンブルグ

ドイツ ハンブルグ 人気の移住地

ベルリンとは一転変わって、お金持ちが多い街です。なので物価も高めですが、キレイな街、落ち着いた雰囲気があります。

ここはボート関係の会社が多く、私の知り合いもボートの外装を手掛ける会社を経営しています。(私の友達の中で、数少ないお金持ちの友達の1人です)

かと思いきや、ナイトライフが盛んな場所、レーパーバーン(Reeperbahn)もあり、ここはかなり盛り上がっています。通り一帯でみんなパーティーを楽しんでいる、なんかラスベガスっぽい感じです。

また、ここにはいわゆる赤線地帯があり、ハルベルト通りは女性が入れないようになっています。

ライプツィヒ

ドイツ ライプツィヒ 移住

私はここの街のイメージは「学生が多い」だけだったのですが、ドイツ人の妻が「ここは第2のベルリンと呼ばれているくらい人気だ」って言っているので紹介します。(笑)

ライプツィヒは旧東ドイツに位置する人口約56万人の都市で、著名な作曲家やピアニストがライプツィヒ大学で学んだという事は、有名ですね。

作曲家のワグナーはライプツィヒ出身だし、バッハやゲーテ、ニーチェなどの著名な作曲家やピアニストがライプツィヒ大学出身です。

デュッセルドルフ

ドイツ デュッセルドルフ 移住

デュッセルドルフは、そこそこ大きい都市なので住み心地が良いです。日本食を売っているお店や、レストランが多い通り、インマーマン通りもあるので、日本の味が恋しくなったらいつでも食べに行けますしね。

ちなみに、ネットには誇張して日本人街や、日本っぽい街など言われてますが、全然そんな事ないので、お気を付けて。

日本食レストランや日本食スーパー(主に韓国人経営)は点在しているだけで、軒を連ねてあるわけじゃありません。知らずにここに行ったら、「日本食レストランがあるな~」くらいにしか思いませんので。

ただ、在留邦人が多いので移住しやすいと思います。

ケルン

ドイツ ケルン 人気の移住地

ドイツ人はケルンを「小さなベルリン」と呼んでいます。ちなみに、ドイツ人にケルンと言っても通じないので、お気を付けて。カーンという感じで「ル」はほとんど聞こえないくらいに発音します。

さて、こちらはドイツで4番目に大きい都市で、メディア関係者が多い街です。仕事を求めてケルンに引っ越しするドイツ人も多いし、学生も多くエネルギッシュな街です。

最後に

ドイツは在留邦人が多い=ビザが取りやすい、日本人向けの求人が多いという事なので、移住したい方は是非頑張って下さい。

また、近隣諸国に旅行にも行きやすいし、物価も日本に比べると安いので生活しやすいと思います。

ある程度の言葉を練習していけばすんなり地元民にも受け入れられるので、是非ドイツ語を少し勉強してから行きましょう。

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